333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

スプーだ!

2009-02-05 01:52:08 | SP(Standard Program)
●ここらで更新しておかないと週末になってしまいそうなので更新します。本当、このブログもいつしか週刊になりそうな勢いですねぇ。

●某放送局の子供番組『おかさんといっしょ」のキャラクターが9年ぶりに交代するそうです。ということは…スプーが、スプーがいなくなるよ!とは言え、日本中のおおきなお友達の脳内の描かれているスプーはしょうこお姉さんの描いた『パンズラビリンス』に出て来そうなグロテスクなスプーなんですけど。

●間もなく映画『ベンジャミン・バトン』が公開されるので、やっと未訳だったフィッツジェラルドの原作が出版されたわけですが、この本が面白い!映画と原作は「年を重ねるごとに若返る」というポイント以外、大した共通点もないんですが小説は映画とは違う面白さが。こんな笑える小説だったんですねぇ。内容を言ってしまうと楽しみが減るので書きませんが、フィツジェラルドが書いた小説はふたつのフィルターを通過して映画になっていると考えると面白いと思います。ひとつめは脚本家のエリック・ロスの。もうひとつは監督のデイヴィッド・フィンチャーのフィルターです。ひとつめのフィルターは確実に認識できますが、実はふたつめに気を配りながら観ると映画が楽しめます。あ、映画は今週末公開です。

●最近よくYMOの最新ライブ盤を聴いているのですが、これがなかなか良い作品になっています。ものスゴい期待されまくって『テクノドン』が出た瞬間に急にテンションが落ちた1回目の再結成は今から思うと時期的に悪かったのかも。あのアルバムも今聴き直すと結構いいと思うんですよね。ま、今、思い出せるのはバロウズの朗読だけですが。


生きた証

2009-02-02 02:14:57 | SP(Standard Program)
●随分と時間が経ちましたね。最終更新は水曜ですか。本当に申し訳ない。とりあえずあれから平日は記憶も定かではないまま働き、昨日は昼に少しだけ働いて、その後はシネセゾン渋谷で『ロシュフォールの恋人たち』『シェルブールの雨傘』『ローラ』のジャック・ドゥミ映画を3連続で鑑賞。どれも素晴らしすぎて泣きそうですが、『ローラ』はいいっすね。残りの2本は少しの期間やるんんですが、『ローラ』だけは火曜あたりに終了するので、興味のある方は行ってください。残りの2作品については後日。そして今日は新藤兼人・脚本、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の舞台『しとやかな獣』を紀伊国屋で。映画も傑作ですが、ブラック・コメディの側面を強調した今回の演出も素晴らしい。こちらは次の日曜までなので興味のある方は行ってください。

●と書きつつもまだこれか用事があるのでササッと書いて終わりにしたいところ。本当、1日が過ぎていくのが早いっすねぇ。年末までは何とかつけていた手帳も1月は結局、空白のまま。俺、手帳とか日記とか向いてないみたいです。俺、正直な話、2年前の今頃に何をしてたかなんて思い出せんもん。ま、正直、昔のことを振り返って「なつかしい!」などと感慨にふけっている時間的余裕がないので問題ないのですが。手帳って「効率的かどうか」という観点とは別に「自己愛」という観点が間違いなくあると思います。それはノートも同じ。学生の頃、ある人のノートを見せてもらった際に「なんて、自己愛の強いノートなんだ」と思ったことがあるんですよ。そのノートは要点をまとめるとか、暗記しやすいとかのポイントではなくて完全に「ここで頑張った私をここに残したい!」という欲望が炸裂してるわけですよ。過剰な色使いと、過剰な記載と、過剰なコピーの添付が「ノート作りを通して残る私」になっていて、正直、感心しました。ま、俺にはマネできない行為なのですが。最近は「すべての情報は1冊のノートにまとめろ」的な本が売れてるみたいですけど、あれもやはり自己愛が試されるんでしょうか。俺は別に生きた証を残したいとか思わないし。そういうのは勝手に残るものですよ。それも自分以外の人間の中に。逆に他人の生きた証って俺の中に残ってるし。俺、何か変なこと言ってる?

●とは言え、現実のスケジュールはとにかく色々とあるわけで、今週も何かをこぼさないよう瞬発力重視で乗り切りたいところ。今週もボチボチ更新します。よろしくお願いします。

●音楽はやっぱりこれでしょう。今、スクリーンで観れるものはケタ違いに美麗な画像ですぞ。