3月27日(月)から4日間辰巳国際競技場にて春季ジュニアオリンピック大会が開催されています。写真の野久保淳也くんは今回初出場。
今日は一番得意とする50m自由形。3日目ということもあってかXコースのお兄さんたちとも仲良くなりとてもリラックスしていました。「レースに向けての勝負パンツ(水着)は?」ときくとすかさず、「俺の(Xコースの誰だったか忘れましたが)パンツ(下着)はいてマース。」と言う声が聞こえてきました。担当の横山コーチも笑顔。
タイムは、ベストの30秒40。初出場でベストはすばらしい。本番に強いタイプだと感じました。ゴールタッチが流れなければ予選通過できたかもとちょっぴりくやしそうな横山コーチ。31秒だったらケツパンだったので「ホッ」としている淳也くんでした。
紗代さんに、日本選手権のタイムをきったレースについてきいてみました
Y子:レース前はどんなこと考えているの?
紗代さん:きれるかなぁ・きれないかなぁとか・・・・とにかく応援してくれるみんなのためにも、がんばろうって思ってました。レース前の調整の時とかコースを空けてもらったりして協力してもらってるから。
Y子:泳いでいて”これはいける”って感じた瞬間はあった?
紗代さん:25mぐらいの時、自分よりベストの速いとなりの大学生が身体半分後ろに見えた時です。いけるかもって思いから、さらにパワーがでてきた感じがしました。
Y子:タイムをきったのがわかったのはいつ?タッチした時かな?
紗代さん:タイムを見たと同時に小池コーチの声がして「きれたんだ」と実感しました。
Y子:日本選手権にむけての目標をお願いします。
紗代さん:出るだけにならないようにしたいです。28秒前半のベストをねらっていきます。
Y子:最後に、レースで集中力をたかめるため何かしていることあったらおしえてください。
紗代さん:本気の試合は、ゴム帽子にスパッツです。身体が浮く気がするし、ベストが出るんです。大会前には、エリオット(elliott)の「ひまわり」を聞きます。あっそれと・・・ちょっと恥ずかしいんですけど「お願い」をします。
Y子:お願いって?
紗代さん:ベットの壁に貼ってあるお札なんですけど、中学のとき修学旅行でいった金閣寺で買いました。「明日のレースは・・・・」ってお願いをします。
Y子:あっ、マドンナだ!日本選手権出場おめでとう。
紗代さん:エー・・・(笑)ありがとうございます。
Y子:突然だけど日本選手権の制限タイムはいくつ?
紗代さん:長水路で28秒79です。
Y子:28秒78はベストだったの?
紗代さん:ハイベストです。昨年の9月に29秒00のベストを出してからずっとでてなかったんです。でもコーチ が「3月5日に。」「3月5日だぞ。」「3月5日な。」・・・と言われ続け、自分では日本選手権なんて全然考えていなかったのにいつの間にかその気になってました。
Y子:3月5日のレース前はやっぱり絶好調って感じなのかな?
紗代さん:いえ、全然。1週間前なんて身体がおもくて水がおもくて練習中のタイムも悪くて2日前までダメでした。
Y子:調子悪いなってときはどうするの?
紗代さん:身体を休めます。激しい運動はしないでストレッチしたり加圧を軽めにしたり・・あっ、犬の散歩もお母さんに任せちゃう(笑)
Y子:よく試合前の調整が大事って聞くけど、調整ってなにするの?
紗代さん:タイムを意識した練習を多くします。25mで10分の1まで気にして泳ぎます。タイムが悪いときは入水位置が外になってるってコーチに言われます。意識して内側にするとタイムがアップします。
Y子:そういうのって、高校生の紗代さんでも言われないと忘れちゃうの?
紗代さん:(笑)忘れちゃいます。
やっぱりコーチの言葉って大事ですね。その気にさせる言葉がけ。実はY子にもいます。ブログの隠れファンからのアツーイ催促?じゃなくて「見てますよ」のその一言がうれしくて更新しています。次回は、日本選手権のタイムを切った時のレース内容をお伝えします。お楽しみに。