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新渡戸 稲造『武士道』 ②の1儒学「五常」

2013年08月18日 00時07分41秒 | 歴史を紡ぐ
新渡戸 稲造『武士道』②の1儒学「五常」


今回は、武士道の骨格 儒学の『五常』について、今の私なりに調べまとめた。
此処に記したい。


人が常に守るべき五つの道徳(五常)
仁・義・礼・智・信


・仁とは、人間が守るべき理想の姿である。
・自分の生きている役割を理解し、自分を愛すること、そして身近な人間を愛し、ひいては広く人を愛することである。
・単純に情け深いのではなく、(単なる同情ではなく)自分には厳しく周囲には寛容に、かつ正義に基づいた慈悲を持って
 接することが大切である。


・義とは、人の歩んでいく正しい道のこと。
・義をおろそかにすることは、道を踏み外すことになる。
・仁を実践する基本として、義を貫くことが必要である。
・本当に人を愛し思いやる生き方は、勇気を持って正義を貫いてこそ成り立つ。


・人の世に秩序を与える礼儀礼節は、仁を実践する上で大切なことである
・礼は、親や目上の人に礼儀を尽くすこと、自分を謙遜し、相手に敬意をもって接すること。
・節は、場合に応じて自分を律し、節度を持って行動すること。


・智とは、人や物事の善悪を正しく判断する知恵である。
・さまざまな経験を積むうちに培った知識は、やがて変容を遂げる。そして、智となって正しい判断を支える。
・より智を高める為には、偏りのない考え方や、物事との接し方に基づいた知識を蓄えることが必要である。
・儒教では、「中庸」といって、よいバランスを保って生きることが大切とされている。


・信とは、心と言葉・行いが一致し、嘘がないことで得られる信頼である。
・嘘のために一度損なわれた信頼を、取り戻すことは難しいことである。
・たとえ、仁なる生き方を実践していても、人に信頼されないことには社会で生きてはいけない。
・信頼は、全ての徳を支えるほどに大切である。

以上。


次回、新渡戸 稲造『武士道』③にて、武士道を「義」・「勇」・「仁」・「礼」・「誠」・「名誉」・「忠義」
などの語から明らかにしようとした思想的背景とは、どのようなものだったのか。
調べまとめ、記したいと思う。


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