旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

一瞬たりとも見過ごせないナチュラルガーデンの真髄か~陽殖園 2019.7.4

2019年07月12日 12時47分17秒 | 北海道ガーデン巡り

7月4日(木)

滝上町一泊し、オープン時を待って、この旅の一番の目的地「陽殖園」へ
前に来た時は母が生きていた頃で2012年7月4日
もう7年も前になるけど、同日とは

入り口で熊鈴を貸してもらい、いざ園内へ
用水池の枯れた木々の浮かぶ水辺と奥の斜面の背の高い淡い色合いの草花が、絵になります。
手前は五色柳かな。


案内図を見ながら歩き出すと、斜面にはエゾクガイソウやヤナギラン等が風になびいて咲いています。
この雰囲気を何とかお伝えしたく、スマホで動画を撮りました
熊鈴の音が聞こえるかな。

陽殖園 エゾクガイソウの咲く頃 7月4日2019 }


道沿いのピンクの花はクラウンベッチ
7年前より大きく育って存在感があります。

その中に咲く小さな花も見過ごせない


歩を進めるごとに変わる風景。
足元を見てばかりいると見過ごすから、頭上も見ないと
斑入り葉の大型のグラスの先に咲いているのは原種系のバラかしらん

ルピナスの咲く曲がり角。
ここは上りましょうか

園内には様々なウツギの仲間が咲いています。


小山の斜面に見える赤い枝は何

スグリの実だわ


小山の斜面にも色々な花が咲いてます。



小さな花、み~っけ


二股に分かれている道、どっち行く

林の樹木の木肌も個性があって面白い

 

あっ、開けた場所に出てきた
この中にも武市流の植物の仕掛けが一杯ね。

こんなところにセントーレア

木の枝で組まれたトレリスにバラが絡まって咲いている

ピンク色のレースフラワーとか

朱色のリクニスとか

アストランチアも

白花キキョウとミヤコワスレかしらん

どれも植えられた植物なのに、まるで自然に生えたように育っているのです。

白いウノハナも沢山咲いています。


見上げた先にピンク色のコーナー発見
目を凝らすとバラとクレマチスが、生えてます。

ムラサキセンダイハギ、生えてます

これは原種系のバラの実でしょう

そして花にいざなわれるように小道を行くと

トンボ池が。
黄色の花が咲くコウホネと小型のピンク色と白のスイレンと、勿論トンボが飛んでいます。

このトンボ池の風景を眺めて閃くミレーの絵画「オフィーリア」
流れる感じを伝えたくて動画を撮りました。

陽殖園のトンボ池 7月4日 2019

 

入り口で頂いた園内地図にマークを付けならが更に歩きます
武市さんが手ずから植えた草花に、チラチラ見られているような気がしてきます。
沢山撮った写真の中からほんの一部ですがご紹介。


2時間半ほど歩いて帰り道側から眺めるエゾクガイソウの斜面。
往路と表情が違うように見えるのは、私だけではないはず

 木にバラが絡まっている

エゾクガイソウと白花ヤナギランのコンビが機嫌よく踊る


入口にもどって武市さんのノートにコメントを書き、植物の名前を2種類伺いながら、他の訪問者の方々と談笑した後、また来ることを誓って帰路へ。
振り返って園を眺めると、ウノハナ越しに、そこにも素晴らしい風景が

「ここからの風景も素敵ですね。」というと、
「自分が一番好きな風景が見られないとね。」と笑っていた武市さん。
360度目を凝らして庭作りをしているのでしょう。

今回の滝上町では、ホテルやカフェや園内で、「陽殖園マニア」の方に何人も会いました。
皆さん、この庭が大好きで何度も通われているそうです。
その意味が分るというか「共感度ハンパナイ」です

自然のようでいて自然ではない、人が作った自然の庭~ナチュラルガーデンとはそういう事だと思う。
ずっと前から、そこに住んでいるかのような植物たち。
庭主の植栽の魔法に魅了されちゃいました。

私も通います
だって咲いている花より多い蕾たちが、気になって仕方がないのだもの

 

旅の締めくくりへ続く

 

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