癌になりまして・・前立腺癌の重粒子線治療闘病記

群馬大学病院重粒子線医学センターでの前立腺癌治療日記・・癌の発見から重粒子線治療、治療後の経過・・病後の新たな毎日

前立腺の生検(3)・・重粒子治療闘病記

2013-05-24 22:05:44 | 日記
・・・目が覚めると、左手に点滴、右手に血中酸素、心電図、酸素マスク・
・・動けない!・・針を刺した辺りは特に痛みはない。確か、膀胱内の検査をしたはずだが、尿道も大丈夫だ。
気が付いた時は、何故か気持ちが高ぶって、M医師と看護師さんに大きな声で「どうもありがとう!!」って言ってたみたいだ。小心者なんで、終わってホッとしたのか・・いや、麻酔のせいだ。・・・そうに違いない・・きっと・・
生検は、1時間かからずに終わったようだ。下腹が張っているが、無意識に力が入った為か、朝からなにも食べていない為か、前立腺に針を刺したせいか・・・わからん・・
午後6時過ぎにトイレに行ってみた。
オシッコが少し出た。横から看護師さんが見てて、『出ましたね!』何故か嬉しそうに言う。血尿は出ていない。
それにしても、若い看護師さんは偉いなあ!オシッコまで見てくれる。
そう言えば、恥ずかしさを感じない。
決して露出癖があるわけではないのだが・・
朝から禁止されていた水を飲む許可も漸く出た。
点滴と心電図をつけたままなので、どうも寝られない。何度かトイレに行ったが、面倒なんで心電図のコードを外したら・・やっぱり看護師さんが飛んできた。・・スミマセン!
うとうとして・・少し寝たら朝になっていた。・・・・(つづく)

前立腺の生検(2)・・重粒子治療闘病記

2013-05-21 21:43:43 | 日記
もう後には退けず、内心はビクビクしながら9時前に病院に入った。病室に向かいながら、看護師さんが「お一人でお住まいですか?」「お仕事されてるんですか?」「介護保険は受けられてますか?」・・おい、おい・・そんなに老けて見えるのか・・
よく聴くと、全身麻酔でするので、家族にも説明が必要だったらしい。
因みに、局部麻酔でもできるが、M医師は・・全身麻酔でしましょう!・・流石だ!・・小心者で痛がりを見抜かれていた。そんな訳で全身麻酔だ。
病室に入ると、点滴が始まった。
そして・・2時半過ぎに看護師さんが迎えに来た。
手術室には、M医師含め5人のスタッフが待ち受けていた。空元気で「宜しくお願いします!」・・パンツを脱いで手術台に乗る。緊張で恥ずかしさはない。目の前の大きな丸いライトがやけに眩しい。
さあー、いよいよだ。
麻酔医が、『体重を教えて下さい』
「86キロです!」・・1キロさばをよんでしまった。
点滴に注射器で薬剤を入れると・・胸の辺りがスーと冷たく感じた。
これから、きっと数を数えるんだ・・頑張って数えよう!・・
口の近くに笑気ガスのマスクがあてられ、『ゆっくり息を吸って』・・2回吸ったら・・・・・(つづく)

前立腺の生検(1)・・重粒子治療闘病記

2013-05-19 21:46:08 | 日記
そんな訳で、遂に「生検」をする事になり、8月△△日に事前検査を受けた。
まあ、人間ドックの短縮版みたいなもんだが・・唯一初めては、『オシッコの勢い検査』・・トイレでするのかと思いきや、小さな部屋にステンレスのバケツみたいのがあって、そこにオシッコをするのだが・・つい頑張ってしまう。ここで見栄を張っても仕方ないのだが・・
そして、8月○○日『生検』の日!!
小心者の小生は、それを気付かれないように明るく元気に病院に入った。
そして、大変な1泊2日の入院が始まった。(>_<)・・・(つづく)


癌になりまして(2)・・重粒子治療闘病記

2013-05-19 14:11:42 | 日記
癌が見つかる最初の切っ掛けは、人間ドック結果でPSAが基準値の4を僅かに超えたことだった。どうしようか迷いに迷い・・個人病院の泌尿器科に行ってみた。変わった?医者だ。何せ声がでかい!よくしゃべる。でも、相談しやすい・・個性的な、面白そうな医者だった。・・今になって思うと、このM先生に出逢ったことが、心配性で小心者の私にとって最大の幸運だった。
『PSAが高い=前立腺癌』ではないが、可能性は比較的高いかも・・暫くは定期的にPSAをチェックすることになった。
1年以上に亘り定期的に検査をして、遂にPSAが8.1になって、散々渋ってきた生検を受けることにした。
何故渋ったか・・痛いらしい・・針を刺して細胞を採る・・痛いだろう・・最初ネットで調べたら、肛門からとか、チンチンに管を入れるとか・・それは痛い・・よく聴くと肛門と玉袋の間から針を刺す・・やっぱり痛い!・・M先生が真剣に生検を勧めるので・・えーい!やろうじゃないか!・・・・8月○○日に決定・・した。


癌になりまして(1)・・重粒子治療闘病記

2013-05-18 14:00:16 | 日記
「やっぱり、癌細胞が見つかりました!」
実に淡々と医者から言われたのは、昨年の8月30日。前立腺癌だった。
予想をしていなかった分、衝撃が大きかった。
あれから慌ただしい日々が続き、あっという間に8ヶ月以上も経った。
先週、重粒子線医学センターで、1ヶ月に亘る『重粒子線治療』を終えたところである。多分、癌細胞は死滅した?と・・思う・・思いたい。
日記など書くような人間ではないが、検査や治療の様子を書き留めてきたので、思い出しながら綴っていきたいと思う。出来るだけ面白おかしく・・