・盛岡市先人記念館 本宮字蛇屋敷
1階に新渡戸稲造・米内光政・金田一京助のそれぞれについて紹介する展示室があり、2階にそれ以外の明治期以降に政治・経済・文化等の各分野で活躍した127人について2部屋にわたって紹介しています。市制100周年を記念して建設されました。原敬・石川啄木など個別の記念館がある人物については省いてあります。
新渡戸稲造記念室はまるで大きな書斎のような部屋。たくさんの本とともに、国際人・教育家等様々な顔をもっていた新渡戸の横顔を紹介しています。
米内光政記念室には大きな米内像とたくさんの写真。米内の遺品として礼服や装飾品・皇族からの下賜品等も展示されていて、どちらかというとビジュアルな展示。
金田一京助記念室には言語学者としての側面と同時に、啄木との関わりについての展示が特徴的でした。啄木記念館でも金田一との関わりは大きくとりあげられています。
2階にはたくさんの人についての展示。一気に見ようとするとたいへん疲れます。130人の肖像をレリーフにしたモニュメントは圧巻でした。
またこの時期、盛岡の古町名展「惣門かいわい~穀町・新穀町・鉈屋町・河原町~」と題した展示を行なっており、木津屋を火事から守った「昆布むしろ」(昆布で作ってあるむしろ。水に浸すと膨らんで、織目が密になる)の実物を見ることができ、満足でした。(3月16日まで)
開館時間 9時~5時
休館日 毎週月曜日 等
入館料 一般300円 高校生200円 小・中学生 100円
※中央公民館・遺跡の学び館・子ども科学館・原敬記念館・盛岡てがみ館との共通入館券がお得です。650円で4館に入館できます。2館に入場できる券もあります。