今朝、少し早めにツミの様子を見に行きました。
玄関を出ると、雨で路面が濡れていますが、
まぶしいほどの日光です。
台風らしい天候ですね。
現場に着くと、盛んにメスの甘え声が聞こえてきます。
すると、颯爽とオスが飛んできましたが、エサの受け渡しは木の葉の向こう。
ここでは雄がけたたましくメスを呼ぶよりも雌の甘え声からの受け渡しが多いように思います。
ところで、毎度思うのですが、赤松に作った巣に比べて桜の木に作った巣は雑でもろく感じます。
台風9号、10号が接近していますがせっかく巣立ち間際まで育った雛が心配です。
11時ころには一転にわかに掻き曇り横殴りの雨。
台風を乗り越えてほしい
ようやく、ここでオスを見ることができました。
餌の受け渡し後に見張りをしています。こうしてみると、
胸の赤みや縞の感じが先日ハシブトガラスに雛を持って行かれた個体と微妙に違うような気もします。
メスは低空飛行で一直線に巣に向かって飛んで行きました。
給餌が終わるまで観察していましたが、
なるほどツミが子育てが上手だという理由がわかりました。
一番小さな雛に重点的にエサを与えます。
同じハイタカ属のオオタカとはちょっと違って発育の差が無くなるように配慮しているように見えます。
母はちびに餌を与えますが、
NO,1が盛んにくちばしを伸ばしてきます。
ふんっ!おいらもいただいていますけど・・・
腹をすかせた育ちざかりの三羽の雛に給餌するのは一苦労です
八割はちびの胃袋に・・・
No,1が怖い顔で給餌を受けます。
No,2はたまに顔が見えるくらいであきらめ・・・
優しいのかな・・・
明らかに一番小さな雛に重点的にエサをあげている。
オオタカは、育ちの悪い雛を自ら殺して
大きな雛に与えることもあるのに対照的だと思う。
ツミの子育ては今まで何度も見てきていますが
最高で五羽を育て上げたこともあり
父の狩りの腕前も関連しているのではないだろうか?
以前は15分に一度獲物を持ってくる父を見たことがあります。
おいしそうにお肉をほおばるNO,1
で、えーっ!もう終わりなの・・・
父さんがすぐに持ってくるから、
ちょっと待っててね・・・と言ったとか!
母鳥を見上げる雛の表情が可愛い
ピンボケですが・・・母を見送る雛たち。
無事に台風を乗り切った姿を見ることができるように願います。