嗚呼~!しらき

眠らない街、東京日記

タイミング

2005年04月25日 23時00分40秒 | Weblog
最近、腹が立つこと。それは自分のゴミを捨てるタイミングがおじさんと一緒になることである。

そのおじさんはガード下で生活をしている。おわかりだと思うが、一般的にホームレスと呼ばれているおじさんである。

彼が食事の支度でゴミをあさっている時と私がゴミを捨てる時がいつもかぶるのだ!

以前にも話したように、私は電車に乗るときに飲み物を飲むことが多い。

電車を降りる頃には飲み物も空になっているので駅にあるごみ箱に捨てようと思っているのだが、必ずあいつがあさっているのだ。

確かに生きていく上ではしょうがないことではあるが、毎回捨てるときにいるのはさすがに腹が立つ。

「タイミングを考えろ!」

私は心の中で叫ぶが、お互い様である。私は彼のせいでいつもゴミが捨てれないのだ。

こんな事でイライラするくらいだったら、彼がゴミをあさっているのを気にせず普通に捨てればいいのか?

そう、この際思い切ることも大事である!!

武富士のCMのように『私、捨てる!僕、拾う!』

このようにして生きものの生態系はうまく成り立つのである。

玉ちゃん恐怖症

2005年04月19日 18時45分25秒 | Weblog
かなり前の話にさかのぼるが、「ニコニコ笑い汁」の話で登場した先輩のことが世界中で反響をよんでいるので、今回はその先輩について話しをするとしよう。

先輩は金玉が大好きだ。ただ普通に好きではない、そう、彼は金玉を愛しているのだ。あまりに金玉を連呼するのも下品極まりないので、玉ちゃんと呼ぶことにする。

私は今までいろんな人に出会ってきたつもりだが彼ほど玉ちゃんの話を熱く語る人間をみたことがない。そう思ったのは正月のこと。
私は先輩たちと共にお正月を祝っていた。夜もふけて昼型人間の私は眠くなっていった。すると先輩は私を寝させまいと一言こういった。

「眠ったらおまえのまぶたに金玉をつけるぞ!」

「!!」

「殺される!」

私は眠気と恐怖との戦いだった。そして残念なことに、眠気が勝ってしまった。私の目が玉ちゃんに犯される直前で私は目が覚めた。

「ギャアァァァー!」

迫りくる玉ちゃんを見て私は奇声をあげた。一命はとりとめたものの先輩の玉ちゃんを想う気持ちに火をつけてしまった。

先輩は私が玉ちゃんをみた時のリアクションが失礼だといいだしたのだ!
そしてそれから何時間も玉ちゃんの話を延々とされ、私はそのことがきっかけで玉ちゃん恐怖症となってしまった。
玉ちゃんの知識はあるつもりだったが私が知っていることなどただの玉知識、いや豆知識にすぎなかった。彼は冬時の玉ちゃんは寒がって隠れていることや、動き回っていることをエピソードを交えて説明した。私が質問してもいないのに…。

いい先輩なのだが、玉ちゃんへの執着、そこが玉に傷である。


いい女の条件

2005年04月18日 20時08分42秒 | Weblog
いい女の条件。
・料理が上手・吐息が薔薇の香りがする・うんこをしない。
一般的にはこれらが代表的な条件である。
他にも数えきれないくらいの条件はあるが、残念なことに私はどれひとつとしてクリアできていない。

しかし、そんな私でも簡単にクリアできそうな条件がある。それは香りである。いい女とはいい香りがするものである。

昨日、友達と香水ショップに行った。もちろん、友達のあとを私がついていっただけなのだが、私は香水の魅力にすっかりはまってしまった。

香水とはたったひとふきで私をおっさんから女性へと変えてくれる魔法の水なのである。

モテる女はおっさんの臭いなんかしない。
ちなみにその友達は仕事とプライベートで香水を使い分けしている。
やはり、彼女はモテるのだ。

彼女を待っている間、私はぼーっと香水を眺めていると店員さんが気を使ってやってきた。

「こちら新作の香りになります。よかったらどうぞ。」

そのテスター用の紙についた香りはきつくなく、爽やかで私は気に入ったのだが、財布が許してはくれなかった。

しぶしぶ私はその紙を大事に袋に入れて帰ったのだが、その帰路の途中途中でその袋から香りが主張してきた。

「ねぇ、いい香りでしょ?嗅いで、嗅いで!」

私は誘惑のまま、臭いを嗅いでいると、熱い視線を感じた。

「もしかして、早速この香りの効果がでてる?」

私はいい女を意識して髪をかきあげつつ視線の先をみると、ものすごく汚いものを見るような目で男性が私を見ていた。

そして、私と目が合うとすぐに男は視線を伏せたのであった。

「なぜだ?」

疑問に思ったがすぐに原因がわかった。
さっきまで香水に酔い痴れていた私の姿は、袋に頭を突っ込んで臭いを嗅いでいたのである。

完全に変態女である。

私はいい女になるには香りよりも何よりも、まず行動を見直すことが先だと改めて思うのであった。

虫に刺されない方法

2005年04月17日 10時44分00秒 | Weblog
私は虫が嫌いだ。

特に嫌いなのは蜂。あいつらの自意識過剰っぷりにはほんとに腹が立つ。ちょっと近づいただけで縄張りを荒らしにきたと勘違いして、しまいには刺してくる。
あいつらが自意識過剰である故に、私は2回も刺された。

一回目は山登りの時。ちょうどつかんだ木の枝にとまっていたらしく私の美しい手がグローブのように腫れあがった。
二回目は水遊びをしている時。いきなり私の頭に入り込んできて逃げ出せなくなったあげく、頭を刺して飛んでいった。

いずれも小学生の頃である。
私は二回目に蜂に刺されたとき、蜂にキレて怒り狂っていた。
すると、そんな私に父が一言いった。

「お前は蜂が嫌い、嫌いって思っているから蜂に刺されるんだ。そんなこと思わずにかわいい、かわいいと思っていれば虫も刺してはこない。」

「なるほど。」

私は幼いながらも父の言葉に感心したのであった。

その三日後。

私は父の顔を見て驚いた。なんと父の顔は目の上を毒虫に刺され恐ろしいほどに腫れあがっていたのである。

「『目のうえのたんこぶ』とはこういう感じなのか…。」

今の父にとってそのたんこぶ的存在は間違いなく虫である!

彼が教えてくれた『虫に刺されない方法』は全く説得力がないものに変わったことはいうまでもない。


チョコレートサプライズ

2005年04月08日 22時09分29秒 | Weblog
思わせぶりな態度をうまく利用して商売繁盛をしているお店。

それは、スターバックス!

私のよく行くスターバックスには思わせぶりな店員がいる。彼は私の顔をみると知り合いが来たようなリアクションをまずしてみせる。
最初のあいさつは

「いらっしゃいませ。」

ではなく

「あっ!(一息おいて)いらっしゃいませ、こんにちは~。」

なのである。
そして彼は私の目をみて最高の笑顔をみせる。例えは古いが、めぞん一刻のみたかさん級のまさにキラキラと輝く笑顔をみせるのだ。
私はもうそれだけでクラクラッときてしまうのだが、とどめにこの一言。

「今日はこちらでお召し上がりですか?」

えっ?『今日は』って、私のことを知ってるの?もしかして私のことを…。
というふうに最終的にはなるわけである。

そういうわけで、そのスターバックスには思わせぶりな店員にまんまと騙されたお客とそのうちのひとりである私で今日も賑わっている。

そして、今日はそこのメニュー『チョコレートサプライズ』のお話。

それは見た感じ普通のチョコレートケーキであるが、ケーキを切ると中からチョコレートソースが溶けでてそれに驚かされるんじゃないかと私は予想してそのケーキを頼んだのであった。

が、しかし!!ケーキがでてきた時からサプライズは起こった。

「お待たせしました。」

店員が笑顔でだしてきたそれは一品しか頼んでいないのに、お皿の端っこにのせられているのである。
このお皿の中央に何かあとでのっけるんじゃねぇかっていうぐらい、はじに、はじに、さらにはじに…。

私は証拠写真をすぐに写そうと席につくや否や携帯でどのアングルが一番気持ちが伝わるか、あらゆる角度でパシャッパシャッと夢中で撮っていたのであった。

すると、横にいた女性二人がシャッターの音に敏感に反応した。

今まで普通に会話をしていたのだがシャッターの音で急に会話が止まったのである。そしてこっそり私の方を見た。

普段は行儀よくしている私だが、その時の私の態勢は片手を高くあげ真上からケーキが小さく映るように奇妙な動きをしていたところをちょうど見られたのであった。

隣の客からすれば『修羅鬼サプライズ』をみせてしまったのである。

私は動揺すると怪しまれると思い、毅然とした態度で何事もなかったようにコーヒーを飲んだ。

私のすました演技のかいがあり彼女達は会話に戻った。だが、最初の一言はこうだ。

「ひとりの人って結構多いね。」

「えっ?私?私のこと言ってんの?!」

私は心で叫んだ。少し寂しくなったが、彼女達は私の気持ちを察してさっさと立ち去って行った。

彼女達がいなくなり私は気兼ねなくシャッターを押し一段落ついて、やっと『チョコレートサプライズ』に手をつけた。

「ソースがでてくるぞ~」

私はドキドキしながらフォークをさすと

「ピキンッ」

あまりの堅さになんとプラスチックのフォークが折れたのだ!

その名のとおり『サプライズ!』である。私が予想していたソースなんか入っているわけでもなく、フォークでは刃がたたない為、結局手掴みでケーキを食べたのであった。

みなさんもスターバックスにいった際にはこの驚きづくしの『チョコレートサプライズ』を是非お試しください。

P.S.今回初めてブログにその画像を載せる予定だったのだが、文字数が多くて画像が添付できなかったことに私はまた驚かされたのだった。


続・ヒロシの話

2005年04月07日 19時06分23秒 | Weblog
世間には女友達がいる人といない人の二種類の男性に分けられる。今回お話するのは以前にも登場したヒロシの続編である。

ヒロシは女友達がいなかった。最初はそれがなぜなのかわからなかった。

ヒロシとファミレスに出かけた日。私はヒロシの身の上話を聞いた。複雑な家庭環境で育ったこと、家族というものに強い憧れを持っていること、そして早く結婚して子供を作り、あったかい家庭にしたいということを彼は熱く語った。

彼はとにかく今すぐに結婚したいというオーラをものすごく放っていた。そして、その直後彼が言った。

「付き合ってください。」

彼は私のことを性別と年齢くらいしか知らない。たぶんフルネームすら知らなかった。それなのにだ!

私はもちろん丁重にお断わりした。彼にしてみれば、いやこのブログを読んでるみなさんにしてみれば、なんてもったいないことをしたのかと思うかもしれないが、私からすれば当たり前のことをしたまでである。

よく知りもしない相手に告白されたら一目惚れでもしない限りOKはしないであろう。

「友達としてでよかったら、遊ぼうよ。」

私はその後ちゃんとフォローの一言をいれたのであった。

それから一週間も経たないうちのこと。
バイト先の友人から電話がかかってきた。

「ヒロシから食事に誘われたんだけど、大丈夫かいな?」

不安気な彼女に私はこう答えた。

「大丈夫だよ。女友達がいなくて寂しがり屋な人だから行っておいでよ。喜ぶよ。」

その2、3時間後。
泣きながら彼女から電話がかかってきた。

「ヒロシからプロポーズをされた。」

なんとあのヒロシは初めてあった友人にいきなりプロポーズをしたのである。もちろん友人は断ったのだがあまりにも突然のことでびっくりして泣いていたのであった。
彼女の話によると、高級そうなカウンターの寿司屋へ行き、彼女は大きな花束をプレゼントされた。
そして彼はこういった。

「結婚についてどう思う?」

彼女は結婚についての考えを話した。そして、その直後にヒロシからいきなりプロポーズをされたのであった。

私はヒロシになぜ女友達ができないのかその時にやっとわかったのである。

『へたな鉄砲かず打ちゃ当たる』とはいうが、それにしても何も考えずに告白しすぎである。そんな計算ゼロのヒロシが放った弾が見事的中した女性はいたのだろうか…。

ヒロシには本当の愛というものを見つけてぜひともあったかい家庭を築いていてほしいと私は心から願うのであった。


妖精の話

2005年04月06日 15時01分25秒 | Weblog
子供というものは純粋な生きものである。それ故に、大人にはみえない何かがみえたりするのではないかと私は思う。
映画『となりのトトロ』とまではいかないが、みなさんも子供の頃に不思議な体験をしたことはないではないだろうか。

今日のお話は妖精をみた友人の話。

彼女が幼稚園の頃、家にはレコードを聞く古い蓄音機があった。

彼女はそれでよくレコードを聞いていた。
そんなある日。郷ひろみのレコードを聞いていた時にそれは起こった。
彼女が何気なく蓄音機のスピーカーの部分、あのあみあみの部分をのぞくと、なんと奥にちっちゃい郷ひろみが歌い踊っているではないか!
当時、ピンクレディーが大好きだった彼女はそれをみてすぐにピンクレディーのレコードに変えた。そうすればそこにピンクレディーが現れると思ったからだ。
しかし、ピンクレディーの歌声は聞こえてきても姿をみせることはなかった。
大好きなピンクレディーがでてこなくて、彼女はとてもがっかりした。
だが、しかし!!郷ひろみのレコードだけは音楽をかけるたびにスピーカーの奥からちっちゃい郷ひろみが現れて、歌い踊りだすのであった。
彼女は他のレコードもかけてみたのだが、何の変化も起こらなかった。やはり、そうなるのは郷ひろみのレコードだけであった。

それから何年か後に、その蓄音機は捨てられてしまったのだが、もしかしたらそういう蓄音機がまだ存在している可能性は非常に高い!

そこにいる蓄音機を持っているあなた。ぜひスピーカーを覗いてみてください。
郷ひろみの妖精が現れるに違いない。
もちろん郷ひろみのレコードをかけることをお忘れなく…。


神隠し

2005年04月03日 00時59分31秒 | Weblog
世の中にはたくさんの行方不明者がいる。神隠しという言葉が使われたりもするが、行方不明にはなんらかの事件や事故に巻き込まれたケースや拉致などがあげられる。が、しかし、ほとんどは宇宙人の仕業だ。みんな宇宙人に連れ去られているのだ!

私がこういうふうに思うようになったのはあの出来事からである。

それはかれこれ7、8年前、私がまだ実家にいた頃の話。
夜、犬の散歩にでかけていた母が息を切らせながら走って帰ってきた。
彼女は興奮して一言こういった。

「UFOに、UFOにさらわれそうになった!」

彼女は何かがとりついたかのように今起きた出来事をぺらぺらと話だした。
彼女の話によるとこうだ。

彼女がいつものように懐中電灯をもって散歩していると山の方から一つの光が上って行くのが見えた。最初母は飛行機だと思って気にも止めてはいなかった。
しかし、その飛行機だと思われる物体が徐々に自分の方へと向ってきたのである。

「変だな…。」

彼女は気味が悪くなった。なぜなら、たまに飛行機は飛んでいるがいつもは通らない経路で飛んでいるのである。

「あれっ?飛行機?」

その光る物体がだんだん近づくにつれ、彼女の疑問は恐怖心へと変わっていった。
それは、鳥でも飛行機でもない。そう、UFOだったのである!
彼女は焦った。なぜなら確実に自分の方向にUFOが近づいてきていたからだ。

「やばい、このままじゃ連れ去られてしまう。」

彼女は自分の居場所がわからないように急いで懐中電灯のライトを消した。
UFOが真上近くにきたとき彼女は息を殺し、その場に屈み込んだ。

「UFOはもう通り過ぎたかいな。」

恐る恐る彼女が顔をあげると、テレビでよくみるような円盤型のUFOが不気味な光を放ち、彼女の姿を探すようにその場に停滞していたのである!
彼女は悲鳴をあげそうになったが必死に堪えたのであった。そして、数秒たった後、ようやくUFOは彼女をあきらめすーっと遠くに消えていった。

彼女は『連れ去られそうだった。』と言っていたが、ほんとうは連れ去られ、その時の記憶を消されているんじゃないかと私は疑っている。
たまにみせる彼女の奇妙なダンスはもしかしたら、彼女の体にマイクロチップが埋め込まれている影響なのかもしれない。

その疑惑だらけの母親は今日も何事もなかったように福岡で暮らしている。