私は毎朝女性専用車両の電車に乗りバイトにいく。
この顔で痴漢を恐れているわけではない。
ただ、少し空いてるし、何よりも安全だと思うからだ。
先日いつものように電車にのっていたら、目の前で急に30代後半くらいの女性がものすごくキレて怒鳴りまっくていた。彼女はドアの外を見ながら怒鳴り、たまにドアを激しく蹴っている。一見普通の女性なのに。その光景を見て、少しさびしくなった。
その翌日。帰りの電車に乗ったらひとつ席が空いていた。
「ラッキー!」と思い座ると、しばらくして横にいた奈良の騒音おばさん似の女性が一人でしゃべりだした。
「だから空いてたのか・・・。ちくしょう。」
今頃気付いても、もう遅い。
だから私はこの際、この騒音おばさんが誰と話をしていて、どんなことをしゃっべているのかを調べることにした。
これからお話するのはその調査結果だ。
まず、私は霊的存在との会話かもしれないと思い騒音おばさんの目の前の空間を目を凝らして見てみた。
しかし、何も見えなかった。
次に、ラジカセを持っていないか確認したら持ってはいなかった。
もちろん、ユーロビートも流れていない。(彼女は本物ではない。)
次に、会話の内容を聞いた。(私は知り合いと思われないよう寝た振りで調査を続行した。)
「あそこの家はねぇ、親が甘やかしすぎてるから、○△×・・・。」(世間話か?)
全部はっきりとしゃべらず後半はもごもご言って何を言ってるのかわからない。
そして、相槌をいれちょいちょい笑うのだ。(とても楽しそうである。)
そして私はあることに気付いた。
彼女がこのセリフを五分おきくらいにまた繰り返ししている。たくさんいろんな話をしているように見えるが、実はこのセリフはリサイクルである。(近所には冷たいが、地球にはやさしい。)
だんだん彼女のことがわかってきたところで、降車駅に着いた。
私が目を開けると、なんとおばさんが私を真顔でじ~っと見ているではないか!
やたら耳元で声がすると思ったら、どうやらおばさんは私の顔を見ながら話をしていたらしい。
最終結果。
奈良の騒音おばさん似のその女性は、私とお話をしていたのだ。
私はゾッとして急いで電車を降りた。
下手に首を突っ込むもんじゃないですね。みなさんも気をつけましょう。
それにしても、気付けばもう五月の末ということで、今日は五月病チェック!!
当たるも当たらないも、試しにどうぞ・・・。
五月病チェック
ちなみに私は20%でした。まあまあかな。