2010年3月のカリキュラムより「心の言葉」

　　　　　　　　　　　　2010.2.23.ともみ12才　「語りかけるいちご」
　　　　　集中してかいて、出来上がったとき自分でもここまでかけるんだーと、喜びと
　　　　　おどろきが混ざったふしぎな気もちになりました。葉の立体といちごの色がう　
　　　　　まく表現できてよかったです。この絵をかいて自分に自信がもてました。
　

「心の言葉」　　アトリエでは出来上がった絵の中に題名と感想を書いています。描き終わった直後は誰もが心豊かになっていますから、皆さんの文章を読むとやっぱり絵はいいなあと思います。

この「語りかけるいちご」という題名が素晴らしくて私は唸りました。モデルのいちごと対話をしながら自分をきちんと感じている。絵を描いた喜びが伝わる。大方の人は「大変だった・むつかしかった・楽しかった」と感想を書きますが「どのように大変で・何がむつかしくて・楽しいとこんな気持ち」まで気付けるようになりたい。そこにこそ自分らしさが詰まっているからです。

思いを伝えるのが苦手で授業中に突然泣き出してしまうような ともちゃんでしたが、つぼみが花開いたような成長を見せてくれました。こうして心の言葉を聴く能力をトレーニングしていけば、次第に日々の生活の中で幸福を感じる心が育ちます。自分も他人も否定しない。状況も否定しない。みんながやっているからやるのではなく自分自身の判断でどうやって生きていけばいいのかを決めていく力。このような自立心を絵を通して育てたい。

常識にとらわれず自分らしさに自信を持ってイメージすると魅力的な絵が描けます。だから絵を描きながら心を意識することが大切なのです。

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毎月第二日曜日の4時～6時　振替やチケットにご利用ください。
3/14 4/11スタート