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南西石油、また油漏れ 海上に800メートルの帯

2005年09月02日 18時48分43秒 | 漁業[Other News]
 石油精製業の南西石油(西原町小那覇、大内健伍社長)で29日午前11時ごろ、海上に延びる送油管から軽油が漏れ、約800メートルにわたって海上に流出する事故があった。同社は中城海上保安署と連携しオイルフェンスを設けるなど対応。海水をかき混ぜ浄化させる航走拡散処理を行い、午後1時半ごろまでに流出した油を処理した。
 同社によると流出量は約4・05リットルで「漏れは少なく、環境に影響はないと考えている」と説明。今後、送油管の点検回数や方法などを強化する考え。同社では7月にも西原製油所内で油漏れが発生しており、西原町の新垣正祐町長は同日、会社を訪れ事故に抗議、再発防止を求めた。
 油が漏れたのは陸上と船の接岸部分をつなぐ約1000メートルの海上桟橋の、陸上から約450メートル地点。送油管は直径20・32センチの鋼管で、常時軽油で満たされている。流出は下部が腐食したためとみられる。
 同日午前11時ごろ、同社の海上設備補修などを行う業者が漏れを確認。付近を約200メートルのオイルフェンスで囲んだほか、桟橋から南西約1キロの海上に約400メートルのオイルフェンスを設けるなどの措置を取った。
 同社は送油管を約2年に1回点検しており、前回点検時(2003年11月)には異常は確認されなかったという。
 現場を確認した新垣町長は大内社長に「前回からまだ1カ月余り。事故が多すぎる。『施設の老朽化』では済まされない。老朽化に対応する危機管理が不足している」と強く抗議。「今後、事故の有無にかかわらず同社との定期的な会議の場を設け、安全対策強化を働き掛けたい」と話した。
 与那原・西原町漁業協同組合は「影響は南西石油からの報告を受けてからでないと分からないが、天然のヒジキに影響が出る可能性がある」と懸念、来月の理事会で議題にしたいとしている。

琉球新報 2005年8月30日

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