2008年中国国際有機食品博覧会組織委員会によると、国民の食品への安全意識が高まるにつれて、有機食品への関心が大きく広がっていると言う。中国社会科学院にて全国アンケート調査を行い、52.2%の回答者が有機食品に関心があると答えた。
専門家によると、近年来栽培、養殖方法の変化および農薬、化学肥料の大量使用により、伝統食品の質が日増しに低下している。ビニールハウスなどで生産される果物や野菜は生長周期に異常が発生し、光合成の機能が低下させ、その結果味に大きく影響を与えた。また、動物食品ではホルモン使用が重大な問題となっている。
中緑華夏有機食品認証センターの専門家によると、2001年以来、中国有機農業は農場の数、耕地の面積、輸出量に関わらず迅速に発展を遂げ、その中で、国家は農作土壌条件、作物の遺伝子組み換えなど、厳しい認証規定を定めたと明かした。
2007年の第一回中国国際有機食品展覧会において、中国で認証された有機食品企業は2,300社以上で、市場規模は37億元になると発表された。国内で有機食品市場が占める割合は0.2%で、2%の世界水準には程遠かった。将来、中国の有機食品市場の成長率は少なくても30%となるだろうと専門家は見ている。(新華時報)