久保田仁・日本共産党県委員長、菅野宗長・党地区委員長は、10日、福島県魚連といわき市漁協を訪ね、日本共産党が発表した「福島第一原発の放射能汚染水の危機打開のための緊急提言」を手渡し懇談しました。県魚連には伊藤浩之・溝口民子両市議も同行しました。
県魚連では、新妻芳弘専務が対応し、放射能汚染水問題について「以前は『漏れているかもしれない』だった。今は『漏れている』となり次元が違う」とさらに深刻となっている状況への懸念や、「東電が破綻したら国は漁業者に補償してくれるのか心配」などと話しました。いわき市漁協では、対応した吉田和則専務が「魚を獲っても売れない。張りあいが出てこない」と精神的にも追い詰められている漁業者の様子を語りました。伊藤市議らは、9月17日に開かれた市議会特別委員会での国と東電の説明や委員からの質疑に対する回答などを話しました。
原発事故から2年7ヶ月を経過しても事故収束どころか汚染水問題は深刻な事態にあり、風評被害の拡大は漁業者へ耐え難い損害を与えています。汚染水問題への抜本的解決を最優先にすえて、原発への態度や将来のエネルギー対策の違いを超え危機打開を図ることが必要となっています。日本共産党は緊急提言にあげた4つの問題をただすために国はもちろん、科学者、技術者、産業界の英知と総力を結集することを呼びかけています。
日本共産党ホームページ「緊急提言」
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/09/post-544.html
9月17日に開かれた市議会特別委員会の伊藤市議の質疑に対する国と東電の回答は、伊藤浩之ブログに掲載されています。
伊藤浩之ブログ
http://pub.ne.jp/hiroyuki1960/?entry_id=5061135