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日本共産党いわき市議団

日本共産党いわき市議団に所属する伊藤浩之・溝口民子・渡辺博之・坂本康一各議員の日々の活動や市政情報などをお知らせします。

南相馬市と浪江町を視察

2013-11-19 10:37:07 | 原発 放射能

 17日と18日、全県地方議員学習会議が飯坂市で開かれ、伊藤浩之・高橋明子・溝口民子各市議が参加しました。2日目は、南相馬市小高区、浪江町請戸地区の視察を行いました。渡部寛一南相馬市議が案内してくれました。原発事故で今も津波の傷跡がそのまま残されたまま、がれきの山、草におおわれている風景が広がっていました。
  

DVD「絶望から希望へ」販売-福島第一原発での違法な労働を告発

2013-11-09 10:50:51 | 原発 放射能
 「原発をなくすいわき市民の会」は、ドキュメントDVD「絶望から希望へ」を完成させ、1枚500円で販売しています。「第1章 絶望 ~先の見えない避難生活~」「第2章 危機 ~原発労働者の告発~」「第3章 希望 ~立ち上がる人々~」の3部構成で約45分です。
 福島第一原発から3kmの病院に勤務していた看護師が、病院近くの校庭で患者移送用のヘリコプターを待っている時に、身体が後ろに動くくらいの衝撃を伴う爆音、そして白い煙、何かわからない白いものが降ってきたと話します。移動を繰り返したために担当していた3人の寝たきりの患者が亡くなったこと、「家族に会わせられなかったのが一番辛かった。せめて暖かいベッドで、見送ってもらえる人たちが周りにいて、そういう環境で見送りたかった。残酷だ」。原発で死んだ人はいないと言った国会議員がいましたが、原発事故がどういうものなのか、一人ひとりに何をもたらしているのかを知るべきです。
 映像では、事故によって避難生活を強いられている住民の今の状況や原発労働者の告発、東電への賠償裁判などを伝えています。
 原発事故から2年8ヶ月を迎えようとしている今でも、事故収束の見通しもないどころか、放射能汚染水問題ひとつとっても福島原発は極めて深刻な事態にあります。にもかかわらず、安倍政権は原発再稼働をすすめ、原発ゼロへの舵をきろうとはしません。原発ゼロの実現は、福島原発の全基廃炉から始まる、そのためにも福島から声を発信しなければ、その強い想いが伝わるDVDです。多くの人に観ていただき、原発事故の現場と福島の今を知ってほしい、そしてともに原発ゼロへの動きを大きくして欲しいと強く願います。
 お申し込みは、FAX 0246-27-5914(会事務局)まで。お問い合わせはTEL 0246-27-5911へ。


「11・2集会は私たちの望みをつなぐもの」多くの人たちの参加を呼びかける

2013-10-19 16:04:23 | 原発 放射能
 「福島県革新懇ニュース」に、早川篤雄さんの記事が載っていました。早川さんは、原発反対の闘いを40年以上続け、福島第一原発の事故で楢葉町を追われ、今はいわき市で避難生活をしています。福島原発避難者訴訟の原告として10月2日の裁判で陳述し、「なくせ原発11・2集会」呼びかけ人代表として頑張っている方です。

 1972年に130人の町民で「公害から楢葉町を守る町民の会」をつくり、東電の妨害で1年も経たないうちに130人が10人まで切り崩された。75年に404人が原告となって「第二原発設置許可取消訴訟」を提起し、最高裁まで17年9ヶ月間訴え続けたが、政府も東電も裁判所も「原告らの訴える原発の不安や危険性は、危惧、懸念の範疇に属する」と訴えを真剣に聞こうとしなかった。私たち住民が40年間訴え続けてきた最悪の出来事が3・11で現実のものとなった。
 原発事故で生活の糧、自分の使命、心の拠り所、喜び、楽しみ、生きがいの全てを一瞬にして奪われた。人間は希望があるから生きていける。今のままでは明るい希望は見えない。
 東電は被災者の思いにより添えば、完全賠償は勿論、10基全てを廃炉にすべきだ。私たち共通の思いは、原発の不安がないふるさとの生活だ。 
 11・2集会の「安心して住み続けられる福島を」というサブ・スローガンは全県民の思い。11・2集会は我々の望みをつなぐ唯一のもの。あと1、2回で終わるものではない。希望が見えるまで継続して続けていこう。






「時間が止まった町」-4回目の原発被災地視察

2013-10-16 16:27:00 | 原発 放射能

 原発をなくすいわき市民の会は、10日、4回目となる原発被災地の視察を行いました。会では、原発被災地の実態を広く発信し、多くの人にその実相を見て知ってもらうことが原発をなくす運動の力になると考え、定期的に視察を実施しています。今回の視察にも22名が参加しました。

 富岡町では、野生化した牛の親子やイノブタが街の中を歩いていました。案内した伊東達也さんは、今回視察したそれぞれの町を、広野町は「人の戻らない町」、楢葉町は「除染の町」、富岡町は「時間が止まった町」と表現しました。広野町は帰還宣言をしたものの約2割の町民しか戻っていません。楢葉町は除染真っ只中、富岡町はいまだに震災直後そのままです。被災地を見た方は、原発事故が時を止めてしまった町の様子に、原発事故被災の特異な現実を思い知らされると話していました。


 原発事故は一度起きてしまったら取り返しがつきません。福島原発事故を日本で最後の原発事故にする、二度と誰にもこんな経験をさせない、そのためには原発をなくす以外に道はないのです。安倍政権には、この福島県民の思いを受け止める気は全くないようです。



放射能汚染水問題で県漁連・市漁協と懇談

2013-10-14 13:49:56 | 原発 放射能
 
 久保田仁・日本共産党県委員長、菅野宗長・党地区委員長は、10日、福島県魚連といわき市漁協を訪ね、日本共産党が発表した「福島第一原発の放射能汚染水の危機打開のための緊急提言」を手渡し懇談しました。県魚連には伊藤浩之・溝口民子両市議も同行しました。
 県魚連では、新妻芳弘専務が対応し、放射能汚染水問題について「以前は『漏れているかもしれない』だった。今は『漏れている』となり次元が違う」とさらに深刻となっている状況への懸念や、「東電が破綻したら国は漁業者に補償してくれるのか心配」などと話しました。いわき市漁協では、対応した吉田和則専務が「魚を獲っても売れない。張りあいが出てこない」と精神的にも追い詰められている漁業者の様子を語りました。伊藤市議らは、9月17日に開かれた市議会特別委員会での国と東電の説明や委員からの質疑に対する回答などを話しました。
 原発事故から2年7ヶ月を経過しても事故収束どころか汚染水問題は深刻な事態にあり、風評被害の拡大は漁業者へ耐え難い損害を与えています。汚染水問題への抜本的解決を最優先にすえて、原発への態度や将来のエネルギー対策の違いを超え危機打開を図ることが必要となっています。日本共産党は緊急提言にあげた4つの問題をただすために国はもちろん、科学者、技術者、産業界の英知と総力を結集することを呼びかけています。
日本共産党ホームページ「緊急提言」
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/09/post-544.html
 9月17日に開かれた市議会特別委員会の伊藤市議の質疑に対する国と東電の回答は、伊藤浩之ブログに掲載されています。
伊藤浩之ブログ
http://pub.ne.jp/hiroyuki1960/?entry_id=5061135