日本共産党いわき市議団

日本共産党いわき市議団に所属する伊藤浩之・溝口民子・渡辺博之・坂本康一各議員の日々の活動や市政情報などをお知らせします。

市営住宅定期募集が2月3日から始まります。

2014-01-29 17:36:19 | 市のお知らせ
 平成25年度2月期市営住宅定期募集が、2月3日から始まります。
 いわき市のホームページに詳しく掲載されています。お問い合わせください。

http://www.city.iwaki.fukushima.jp/sumai/shiei/012767.html



申し込み期間:平成26年2月3日(月)~平成26年2月7日(金)まで
         (午前8時30分~午後5時00分まで)

抽選日   :平成26年2月14日(金)

申し込み先:

いわき市役所 住宅課   電話22-7497 (直通)
小名浜支所 経済土木課 電話54-2111 (内線5151)
勿来支所 経済土木課   電話63-2111 (内線5352)
常磐支所 経済土木課   電話43-2165 (直通)
四倉支所 経済土木課   電話32-2112 (直通)






「元の生活を返せ・原発事故被害いわき訴訟」 第3回口頭弁論が開かれる

2014-01-29 14:23:04 | 原発賠償


 1月23日、福島地裁いわき支部で、「元の生活を返せ・原発事故被害いわき訴訟」の3回目の口頭弁論が開かれました。
 原告の意見陳述は、事故当時中学生だった高校生、保育園の理事長、教員など4人が行いました。原発事故が子供の成育環境に与えた影響や現状、里山のホットスポットの存在によって以前のような教育ができなくなっていることなどを陳述しました。公判前には、約80人の原告や支援者が飯野八幡神社境内に集まり、裁判所までデモ行進を行いました。
 この日の夜、「原発事故の完全賠償をさせる会」と「元の生活をかえせ・原発事故被害いわき訴訟原告団」の合同総会が、文化センターで開かれ、120人が集まりました。
 挨拶に立った伊東達也原告団長は、「裁判で一番大切なのは、政策形成で掲げている10基廃炉などの政策5項目を多くの市民に知ってもらい、共感を広げること」と述べました。総会では、これまでの活動経過や今後の活動方針、決算と予算の報告・提案がされ採択されました。また弁護団からは今後の取り組みと展望についての報告がありました。



鹿児島県・川内原発の原子力防災訓練についての視察報告―溝口民子議員

2014-01-29 11:06:18 | 議員だより
 私の所属する総務常任委員会は、1月21日~23日まで行政視察を行いました。佐賀県武雄市で、「図書館の指定管理者導入及び財政について」、鹿児島県薩摩川内市で、「原子力総合防災訓練について」調査しました。今回、原子力防災訓練についての視察内容をご報告します。

 
 鹿児島県薩摩川内(せんだい)市には、九州電力川内原発が立地しています。私たちを出迎えた川内市議会副議長は、「川内原発とは共存共栄していく」と挨拶されました。
 これを聞き、東電福島原発事故から3年になろうとしている中、今なお日常生活が放射能の不安で翻弄されている福島県民の思いが届いていない、と実感しました。
 薩摩川内市では、福島原発事故の教訓を踏まえ、国主催の原子力防災訓練が、昨年10月11日~12日の2日間にわたって実施されました。訓練に対し市民から、「このような訓練を実施するのだから、原発の再稼働をするつもりだろう」との声もあったそうです。しかし、総務部危機管理監は、「使用済核燃料がある限り防災を考える」と訓練の必要性を語りました。
 訓練は、川内原発沖で震度6強の地震と津波が発生し、川内原発2号機が自動停止、続く余震ですべての電源が喪失したとの想定で行われ、原発から5キロ圏のPAZ(予防防護措置区域)内にいる要援護者の避難などを実施しました。
 国の原子力災害対策指針の改定に伴い、①原発から半径30キロ圏内まで広げられたUPZ(緊急防護措置準備区域)の住民の避難、②甲状腺被ばくを防ぐためのヨウ素剤服用の指示、③高齢者など援護を必要とする人の避難を目的としました。
 参加者は、約3400人(川内市の人口は9万9275人)、地元住民や国、自治体、九州電力など130機関が参加しました。
 従前の訓練は、政府や自治体関係者が事前にシナリオを準備していましたが、今回は行政の部長も含めた参加者に内容の詳細が示されず、参加者が状況に応じて判断し、行動する「実時間実動訓練」としたことが特徴です。
 訓練では、川内原発から約5・4キロの高齢者福祉施設で、利用者や職員15人が参加しましたが、市が手配したマイクロバスと救急車8台で約10キロ離れた病院へ避難する予定が、救急車1台が避難場所へ到着しなかったそうです。
 要援護者をどのように把握するか、避難人数が増えた時に車両をどう確保するかなど弱者避難が課題です。
 薩摩川内の災害時要援護者は、1万615人で登録者は28%です。自治会長、消防、警察、民生委員、包括支援センター等で構成する地区コミュニティ協議会が小学校区単位に設置されており、この協議会が災害時要援護者の登録を地区にお願いし、把握に努めています。そしてこの情報を構成団体で共有しています。
 本市で現在策定中の地域防災計画(原子力災害対策編)にも今回の視察を活かして行きたいと思います。
 佐賀県武雄市では「図書館の指定管理者導入及び財政について」を学んできました。武雄市立図書館内部の写真です。








日本共産党の街頭演説

2014-01-23 11:49:11 | 日本共産党
 
 日本共産党は、今の日本の政治をどのように考え、これからどんな政治を行っていくべきなのかという政治的考えを持ち、その考えに賛同する方たちと一緒にその政治を実現していくための活動を行っています。
 どのような考えを持っているのかを広く皆さんに知らせる方法の一つが街頭宣伝です。定期的に宣伝活動を行っていますが、市民の皆さんもどこかで見たり聞いたりしたことがあるかと思います。今、街頭で宣伝しているのはこんな内容です。ご意見などみなさんの声をお寄せください。


 ご町内のみなさん、ご通行中のみなさん、こちらは日本共産党です。ただいまより、この場所をお借りしまして、日本共産党からの訴えをさせていただきます。ご協力をお願いいたします。
 日本共産党は、先日26回党大会を開き、安倍内閣の暴走政治にストップをかけ、住みよい世の中を作るため、実力のうえでも「自共対決」の時代になるように、党を大きくすることを決めました。ぜひ、この機会に日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」をお読みいただきますようまずお願いします。
 みなさん、安倍内閣の暴走はますますひどくなっていますが、どんな分野でも国民の反撃が強まり、国民との矛盾もどんどん広がっています。とくに、この福島県では、福島原発事故の問題もあり、内閣支持率が低くなり、支持しないの方が上回っている世論調査が出ています。
 また、1月19日に投票のあった沖縄名護市の市長選挙では、日本共産党が推薦し、辺野古(へのこ)基地の押し付けに反対する稲嶺(いなみね)市長が、辺野古新基地推進派の自民党推薦の候補に大差をつけて再選されました。
 安倍内閣は、金と権力を使って圧力をかけ、知事に公約を破らせてまで、沖縄辺野古に新基地を押し付けようとしましたが、沖縄と名護の市民はきっぱりと拒否しました。安倍内閣は、この結果に何の反省もせず、名護市民の民意を無視して「引き続き基地建設をすすめる」と言っていますが、とんでもありません。キッパリと断念させようではありませんか。
 安倍内閣と国民の矛盾は、沖縄だけではありません。靖国神社への参拝は、過去の侵略戦争を肯定する安倍首相の立場を国の内外に示し、自民党政府が同盟国と頼りにするアメリカさえも「失望した」と異例の声明をだすなど、国の中でも世界でも非難ごうごうです。歴史の逆流を許さない国民の世論と運動を大きく広げましょう。
 景気が回復してきたと自慢する安倍首相ですが、景気回復を実感しているのは、一部の大企業と大資産家だけです。この上、消費税の値上げ、年金の切り下げ、医療、介護などの社会保障の切り捨てがさらに進められれば、もう暮らしていけないというのが、庶民の気持ちではないでしょうか。日本共産党は、消費税増税や社会保障改悪など絶対に許せないとの立場で奮闘します。
 一方で第三極と言われている維新の会やみんなの党などは、秘密保護法やTPPの問題など通じて、自民党の応援団であることがハッキリしてきたのではないでしょうか。
 いま、国会でも福島の政治でも、この安倍内閣、自民党の暴走政治に正面から立ち向かえる政党は日本共産党だけです。日本共産党の26回党大会では、沖縄辺野古に見られるような米軍基地強化やTPP推進などの「アメリカいいなり」の政治、庶民には消費税増税の一方大企業には減税、大型公共事業推進の大盤振る舞いなど「財界中心」の政治をやめ、いまの憲法を活かした「国民が主人公」となる新しい日本の国づくりの方針も呼びかけました。
 日本共産党は、皆さんとご一緒に、安倍暴走政治にストップをかけ、今年も暮らしと平和を守る年にしていくため頑張ります。日本共産党へのより一層のご支援をよろしくお願いいたします。
また、この機会にぜひ「しんぶん赤旗」をお読みください。日刊紙は毎日お宅に届けて月3400円。家族みんなで楽しめる赤旗日曜版は月800円です。重ねてご購読をお願いいたしまして、街頭からの訴えとさせていただきます。ご協力ありがとうございました。



元原発作業員・上地剛立さんが原発のずさんな工事を告発

2014-01-21 18:02:51 | 議員だより


 「元原発労働者が衝撃の告発!」と題した学習会が、昨年12月22日、「原発をなくすいわき市民の会」の主催で行われました。汚染水タンクを組み立てていた元原発労働者・上地剛立さんと原発労働問題に取り組んでいる渡辺博之市議がお話しました。また、原発問題福島連絡会による東電交渉が、1月16日に行われました。あわせて報告します。

元原発労働者の告発
 沖縄県出身の上地剛立さん(48歳)は、一昨年7月から12月まで、福島第一原発で汚染水タンクの組み立て工事を行っていました。
 上地さんは、「震災復興に伴う現場での仕事」とだけ記載された求人広告をみて応募しましたが、行き先は福島原発でした。「経験はなくてもやる気があれば大丈夫」と言われましたが、「現場はみんながわーわー騒いでいてまとまりがない雰囲気だった。現場の監督が行き届いていない状況だった」と言います。
 そんな中で、数々のずさんな工事を体験しました。
 まずは汚染水タンクの基礎コンクリート。重いタンクを載せるにもかかわらず、使われたのは鉄筋ではなく、ワイヤーメッシュでした。表面を平らにするための大型定規などは使われず、作業員は見よう見まねでコテで平らにしたと言います。その結果、表面には凸凹ができ、タンクの底板を載せた時に隙間ができてしまい、ネジが入り込んでしまったこともあると言います。1000トンの水が入れば底板を傷つけ、漏水の原因になると指摘します。
 また、工事を急ぐため、十分に乾いていないコンクリートにクレーンなどの重機が上がり、コンクリートにひびが入ったこともあるそうです。漏水すれば地下に浸み込むようになると指摘します。
 ずさんな工事は基礎コンクリートだけでなく、防水剤塗(コーキング)や防錆剤塗でも行われました。
 本来は、塗布する表面の油分や錆を十分に落とし乾燥している状態で行われますが、急ぐあまり雨や雪の中でも塗布し、防水剤が流れてしまったこともあると言います。また、錆を十分に落とさずに行ったので防錆剤の効果がほとんどないだろうと指摘しました。
 また、上地さんはタンク内部での作業中に、ガーンガーンと大音響の別な作業も同時に行われ難聴になってしまいました。監督が行き届かない中で、ずさんな工事が行われただけではなく、労働者の安全も確保されていなかったと訴えました。
 また、会場から出された「溶接型のタンクになれば汚染水漏れはなくなるのか」という質問に対し、上地さんは「基本的なことができていない状況だ。溶接した場所はサビが出やすいという問題もある」と答えました。
 渡辺市議は、最近はお粗末な事故が続いており、その原因は、①徹底したコスト削減、②現場を無視した工程の押し付け、③劣悪な労働条件による労働意欲の低下であると指摘し、労働者の問題だけではなく、いわき市民の安全のためにも改善させなければならないと訴えました。
東電交渉
 原発問題福島連絡会が定期的に行っている東電交渉が1月16日に行われ、渡辺市議が参加しました。
 交渉では東電に対し、上地さんから事情を聴きとり、手抜き工事が行われた現場の検証・調査を行い、対応策と再発防止策をとるよう求めました。
 しかし東電は、「元請けに確認したが、告発のような手抜き工事はしていないと回答があった」と答え、徹底した調査をする意思を示しませんでした。
 今後、国に対しても作業現場の改善を求めるなど、労働者と市民の安全のために引き続き力を尽くしていきます。