11日(日曜)、新聞赤旗の角記者と一緒に、天草の羊角湾(路木川河口干潟)の調査に参加しました。9月県議会開会(14日)目前で、予定がいくつか重なっていました、やりくりして行ってよかったと思っています。9月議会にも生かせるものになりました。
当日のことについて、現地からのレポートが転送されてきましたので紹介します。
思ったよりたくさん集まりまして25人ぐらい、マスコミは5人ぐらいで朝日・読売・西日本・熊日、テレビは天草ネットテレビ・KKT・NHKがきて放映されました。
参加者も東京、福岡から1名づつ。熊本市内から3名。県議のMさん等遠方からの参加もありました。地元からも20人ほど参加されました。
始めに佐藤先生(鹿児島大学理学部地球環境科学科、佐藤正典教授)からの説明があった後、約1時間、バケツを持って干潟の生き物をとりました。その後、みんなで集めた生き物について説明をうけました。珍しいものが見つかりました。
佐藤先生の話はとても分かりやすく興味深いものでした。先生は「ゴカイや貝類・えびの調査をしている立場にとっても羊角湾はものすごく貴重な場所である。昔はたくさんいた稀少な生き物もまだいるはずだ」とスタート。
回収後シオヤガイ(希少種で生きているものはなかなか見つからないが生きている!)・イオウハマグリ(絶滅危惧種・魚屋に売っているのはシナハマグリで外来で別種)イチョウシラトリ貝(絶滅危惧種、諫早湾にたくさんいたが埋め立てでいなくなった。ここに生いたのか!)と改めて羊角湾の干潟の価値を絶賛。
ゴカイは少なかったのですが、二枚貝・カニ等の不思議な生態など研究者の佐藤先生ならではの説明で、未知の世界を知ることができました。同時に羊角湾は希少生物がまだまだ健在であるを知るこができ、改めて残すべき大切な干潟であることを再認識しました。
干潟にいる二枚貝などの生き物は植物プランクトンを餌として食べるのでその浄化能力はすごい。干潟の泥を入れ米のとぎ汁で実験をすると数時間で透明になる。
昔は宝庫だったが今の状態はかなり少なくなっている。ましてダムが出来たらますます少なくなる。干潟は生き物にとって幼稚園である。
漁業は川に支えられることを再認識して、ダム建設は大きな悪影響を与えると指摘されました。