猫好き司会者日記


16歳の息子、公園猫ロコとの日々の暮らしを綴っています。

人助けは危険がいっぱい。

2005-08-26 02:41:16 | Weblog
先日、自宅近くの路上に小学生らしき男の子が倒れていた。
すぐ横を何台か車が通っているのにみんな知らん顔だぞ。その様子を前方に発見した私は、驚いてすぐに車を止めてその子のところに駆け寄った。一緒にいた男の子は弟で、聞けば自転車でこけたという。

「大丈夫?」と声をかけると頭が痛いと言ってぐったりしている。
よろよろと立ち上がったものの、相当きつそうだ。

名前を聞くと「ナンディ」と答えるので、どう見ても日本の子供なんだけどと思い、「え??」と聞き返すと「ナンディ・ウイルソン」と言うので「えー?お父さん外国の方なんだー」と言ったら、最高に不機嫌な様子で「南里(な・ん・り)!」と言った。あ~~南里くんね。でも、下の名前は不明なままだった。

そうこうしているうちに、すぐ側を通る車がゆっくりと私達の様子を伺いながら何気に渋滞が起きていて、まるで私が事故を起こした人のようになっていた。

軽く冤罪体験。

両親は仕事で夜まで帰って来ないと言う。そこで私の携帯から勤務先に電話をして、親子で直接話をしてもらった後、兄弟は自宅への道をトボトボと歩き出した。
私は実家に帰る新幹線の時間が迫っていて送り届ける事ができず、「気をつけてね」と声をかけて、二人の後姿を見送ったあと、後ろ髪をひかれる思いで駅に向かった。

翌日。

その母親から電話が入った。お礼の電話ではあったけど、なんと入院したという。

私は背中に寒いものが走った。回復に向かっていて、心配はないそうだけど、それほどの重症者に私は「え??ナンディ君??」などとトボけた事を聞いていたのだ。一歩間違えたら命にかかわるというのに。

走りすぎた車の人たちの気持ちがなんとなく理解できた気もした。あまり遭遇したくないけど、もし今後こういう場面に遭遇したら、一刻も早く救急車を呼ぶようにしよう。
男の子がどうか一日も早く元気になりますように・・・。

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