猫好き司会者日記


16歳の息子、公園猫ロコとの日々の暮らしを綴っています。

100日記念写真の日に思う。

2007-07-31 01:18:39 | Weblog
今日息子の100日の写真を撮りに行った。

実はまだ100日になってないけど、実家から母が来ている
うちに撮ろうという事になったのだ。

朝から子供は上機嫌で、きっといい写真が撮れるねとスタジオ
に向かった。

着替えを済ませてもニコニコ顔の子供。

いよいよ撮影となり、椅子に座るとカメラマンの若い女性が
突然タンバリンを打ち鳴らした。

そして息子の名前を大声で呼び続けた。

私はビックリして、母に「す・すごいね」と言うと、母は
「赤ちゃんの写真を撮るときはこんなもんよ」と笑っている。

激しくなり続けるタンバリン。

息子は確実におびえている。

どんどん硬直していく息子の耳元でタンバリンを鳴らし
子供の名前を呼び続けるカメラマン。

私の胸には疑問の念が膨らみ始める。

普段あまり泣かない息子がついに泣き顔になり、一時撮影が中断した。

その時、意を決してカメラマンの女性にお願いをした。

タンバリンをやめて、静かな環境で写真を撮って欲しいと。

そして、視線の先に私の顔が見えるようにして欲しいと
お願いした。

その後の撮影はなんとか、機嫌を取り戻しつつ無事に
洋服と着物の写真を撮り終えた。

かわいく撮ってもらえたし、よかったと思う。

そして今夜。

いままで夜鳴きをした事がない息子が激しく夜鳴きした。

耳の奥にタンバリンが鳴り響いているのかもしれない。

大人の私だって衝撃の一日だったもん。

母は、今日を機に夜鳴きする子になったらどうしようと
心配している。

ない事を祈りつつ、これも社会に出る一歩なんだと思った。

手がしびれるほど抱っこして、ようやく寝息をたて始めた
息子の顔を見ながら、こんなふうに100日の写真を撮った
事が息子の記憶にはまったく残らないんだもんなぁと思った。