昭和基地2007年元旦

インターネットが使えず、携帯電話も建物の二階の隅までいって手を大きく上に伸ばさないとメールの送受信ができない(電話はちょっとムリ)ところなので、南極のことを忘れそう？なんてことはありません。
団体旅行は暇なしですが、甥っ子の遊び相手の合間に、持ってきた「南極観測船ものがたり(著:小島敏男)」を読んでいるので、ちゃんと「南極」してます。
それでは、渡井さんからの南極だよりです。
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2007年1月1日（月）晴れ　昭和基地2007年元旦

皆様、あけましておめでとうございます！
2007年もよろしくお願いいたします。

昭和基地の2007年はどのように始まるか？
47次隊では昼におせち料理を、夜は鍋を頂く。
これといったイベントもなく、まったりとした時を過ごす。

48次隊は午後遅くまでしらせに残っており、予想外に至って落ち着いた雰囲気の東オングル島内である。

自分も仕事はいくらでもあるのだが、今日ばかりは必要最低限のことだけしてお仕舞い。
これまでとこれからの自分のこと、隊のこと、南極観測のこと、つらつらと考える。

-----1月1日本日の作業など-----
・CO2, CH4, CO, O3濃度分析システムチェック
＜日の出日の入＞
日の出 なし　　
日の入　　なし　　
＜気象情報＞
平均気温-0.6℃
最高気温2.4℃(1526)　最低気温-4.4℃(0104)
平均風速3.6m/s
最大平均風速5.4m/s風向SSW(2100)　最大瞬間風速7.6m/s風向SSW(2042)
日照時間 19.1時間
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昭和基地ではのんびりとした一日だったことは、渡井さんの南極だよりを見ればよく分かります。
だって、文がまったりとしているもの。
渡井さんからの南極だよりに合うように文章を書くのが難しそうなので、思ったことをつらつらと書いてしまうことにしました。

昭和基地には、ドラム缶を利用した鐘があり、除夜の鐘をついているようですが、初詣をするような場所は作っているのでしょうか？
日本はどこへ行っても初詣の人だらけです。
私も二カ所に行ってみました。
旅先で小さな神社を見つけては「渡井さんが南極へ行けますように」と願っていたのがずいぶん昔のことのようです。
一つ目の神社では十円玉を４つと五円玉を１つと一円玉を２つお賽銭箱に入れて手を合わせました。
二つ目の神社では、十円玉を３つと五円玉を１つと一円玉を１つお賽銭箱に入れて手を合わせました。
お願い事は口にしてしまうと叶わなくなると聞いたので、お賽銭から想像してくださいね。

皆さん、初夢は見ましたか？
私は南極の夢を見たかったのですが、新年そうそうホラー映画のような夢を見てしまいました(怖かった)。
初夢なんてめったに見ることもないのに…。
今日はなんだか間の抜けた記事でごめんなさい。