--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

代替え船はオーロラ・オーストラリス!!

2007-01-25 | ニュース・お知らせ
しらせの代替え船がオーロラ・オーストラリスに決まったようです!!
南極観測、「しらせ」が助けた船が代役に(アサヒコムより)
「しらせ」はあと1年で砕氷船としての耐用年数期限が来てしまうため、49次隊の航海で役目を降りることになります。
しかし、後続船は51次隊の航海にしか間に合わないのです。
その間の輸送をどうするか、というのが懸案事項になっているというのはずいぶん前から聞いていました。
2ヶ月ほど前、オーストラリア南極局(Australian Antarctic Division)のサイトに出ていたShipping Schedule for Season 2008/09(2008~9年の輸送スケジュール)で、代替え船はオーストラリアの船らしいということを知り、「代替え船はオーストラリアの船??」という記事を書いたのです。
それ以来、代替え船がオーロラ・オーストラリスになることを、心待ちにしていたので、今回のニュースはとても嬉しかったです。
アサヒコムの記事にもあるように、1998年にオーロラ・オーストラリスを助けた「しらせ」。
その詳しいことはオーロラ・オーストラリス救援(南極観測のホームページ内)で見てください(47次の隊長であり、救援したときの隊長でもあった白石隊長の言葉も載っています)。

オーロラ・オーストラリスはしらせよりも小さく、物資の量についても砕氷能力についてもしらせのようにはいきません。
また、オーストラリア南極局(Australian Antarctic Division)のサイトShipping Schedule for Season 2008/09(2008~9年の輸送スケジュール)には、フリーマントルを2008年12月27日に出港し、翌2009年1月10日に昭和に着くこと、昭和を2009年1月24日に離れて、ホバートに2009年2月9日に着くことが書かれており、2週間の間にいつものしらせの位置よりもずっと遠い70km沖に停泊し物資輸送を行うことになるということですよね?
準備が大変だったり、物資輸送量が小さいということもあるかもしれないけれど、観測を途切れず続けることができるので、代替え船が決まってよかったな、と思うのです。
オーロラ・オーストラリスの真っ赤な船体を見てみたいな。

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オーロラ・オーストラリス救援(このブログの記事)
「しらせ」に会ったときのこと

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