時折、昭和基地リアルタイム画像の記録をしています。
雪が吹きすさぶ様子、ピンクに染まる氷海、作業をしているところ・・いいなぁと思った瞬間をとってあります。
最近ことに小まめになったのは、次第に暗い時間帯が長くなっていくのを見ていて、留めておきたいという気持ちが強くなっているのかもしれません。
今日はカメラに変化がありました。
福島隊員の慰霊碑を映していたカメラ1に真っ赤な建物が!
あの建物はなんだろう?
珍しく高床式ではないのがちょっと不思議。
倉庫か何かでしょうか?
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年2月17日(金) 曇り時々雪 1夏立ち下げ進む
12月、1月とお世話になった1夏の立ち下げが進んでいる。
過日の賑わいはどこへやら、がらんとしたベッドは寂しくもある。
が、一方で調理器具は丁寧にラップに包まれ、48次隊を迎える準備が着実に進んでいることを示していた。
このところ室田、上原、藤原&高松隊員が水まわりの撤収作業に忙しい。
調理場、洗面所、風呂の蛇口はすべて外され、日本では見たことのない状況になっている。
配管内に水が残っていると凍結して破損の原因になるとのこと。
上水は水を抜いた後、コンプレッサーで大気圧の7倍ほどの圧力のエアで水を飛ばす。
これは上水は上から下に流れてくるので上からエアをかければほぼ完全に抜けるからではないだろうか?
では排水は??
これは配管の中に不凍液を満たすのである。
13日に排水ラインを止めたのであるが、なんでも折からの寒さで14日朝に水が凍ってしまい、昼にヒーターで暖めるという作業になってしまったとか。
内部が溶けて通じがよくなったときには排水口ではおぞましい風景が展開されたらしい。
ちなみに1夏の配水管は第一ダムの下流を通って、1廃(第一廃棄物保管庫)と2夏の間の橋のところを通り迷子沢に排水されている。
47次で持ち込んだ汚水処理コンテナの稼動が待たれます。
-----本日の作業-----
・論文ゲラ刷り修正&投稿
・旗竿作り
<日の出日の入>
日の出
日の入
<気象情報>
平均気温-4.8℃
最高気温-2.2℃(1250) 最低気温-10.0℃(0154)
平均風速4.7m/s
最大平均風速10.2m/s風向E(1920) 最大瞬間風速13.3m/s風向ENE(1814)
日照時間 0.6時間
最低気温が初めて-10℃になりました。
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立ち下げに行った隊員さんが、夏隊がいなくなった寂しさをよけいに感じると言っていたそうです。
そうですよね。
一緒にすごした夏宿、たった1ヶ月半の住処だったけれど、もっとも賑わい活気のあった夏だったのですものね。
単に作業としてではなく、夏のひと時を大切に思いながらの立ち下げになったことでしょう。
夏宿も冬の訪れとともに48次隊を迎える前の眠りにつくのですね。
しかし、そうも言っていられない作業もあったようですね。
排水口でのおぞましい風景??
そういえば以前「新しい汚水処理システム」の記事を書いたときに、うみんちゅさんがコメントをくれたことを思い出しました。
越冬用の建物では微生物による汚水処理システムが導入されているようですが、夏宿では通年使うわけではないので、微生物を利用するというシステムの特徴から運用が困難であるとのこと。
毎夏、なるべく汚水を少なくするように配慮し、処理には苦労していたことと思います。
待ちに待った47次隊で持ち込んだ汚水処理コンテナだったのですね。
この施設は48次隊を迎えるときには稼動することでしょう。
新しいシステムでうまくいけば越冬の建物でも取り入れるかもしれないと新聞には書いてありました。
また次の夏に成果を伝えてもらいたいと思います。
夏宿の立ち下げを行った隊員の皆様、お疲れ様でした。
雪が吹きすさぶ様子、ピンクに染まる氷海、作業をしているところ・・いいなぁと思った瞬間をとってあります。
最近ことに小まめになったのは、次第に暗い時間帯が長くなっていくのを見ていて、留めておきたいという気持ちが強くなっているのかもしれません。
今日はカメラに変化がありました。
福島隊員の慰霊碑を映していたカメラ1に真っ赤な建物が!
あの建物はなんだろう?
珍しく高床式ではないのがちょっと不思議。
倉庫か何かでしょうか?
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年2月17日(金) 曇り時々雪 1夏立ち下げ進む
12月、1月とお世話になった1夏の立ち下げが進んでいる。
過日の賑わいはどこへやら、がらんとしたベッドは寂しくもある。
が、一方で調理器具は丁寧にラップに包まれ、48次隊を迎える準備が着実に進んでいることを示していた。
このところ室田、上原、藤原&高松隊員が水まわりの撤収作業に忙しい。
調理場、洗面所、風呂の蛇口はすべて外され、日本では見たことのない状況になっている。
配管内に水が残っていると凍結して破損の原因になるとのこと。
上水は水を抜いた後、コンプレッサーで大気圧の7倍ほどの圧力のエアで水を飛ばす。
これは上水は上から下に流れてくるので上からエアをかければほぼ完全に抜けるからではないだろうか?
では排水は??
これは配管の中に不凍液を満たすのである。
13日に排水ラインを止めたのであるが、なんでも折からの寒さで14日朝に水が凍ってしまい、昼にヒーターで暖めるという作業になってしまったとか。
内部が溶けて通じがよくなったときには排水口ではおぞましい風景が展開されたらしい。
ちなみに1夏の配水管は第一ダムの下流を通って、1廃(第一廃棄物保管庫)と2夏の間の橋のところを通り迷子沢に排水されている。
47次で持ち込んだ汚水処理コンテナの稼動が待たれます。
-----本日の作業-----
・論文ゲラ刷り修正&投稿
・旗竿作り
<日の出日の入>
日の出
日の入
<気象情報>
平均気温-4.8℃
最高気温-2.2℃(1250) 最低気温-10.0℃(0154)
平均風速4.7m/s
最大平均風速10.2m/s風向E(1920) 最大瞬間風速13.3m/s風向ENE(1814)
日照時間 0.6時間
最低気温が初めて-10℃になりました。
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立ち下げに行った隊員さんが、夏隊がいなくなった寂しさをよけいに感じると言っていたそうです。
そうですよね。
一緒にすごした夏宿、たった1ヶ月半の住処だったけれど、もっとも賑わい活気のあった夏だったのですものね。
単に作業としてではなく、夏のひと時を大切に思いながらの立ち下げになったことでしょう。
夏宿も冬の訪れとともに48次隊を迎える前の眠りにつくのですね。
しかし、そうも言っていられない作業もあったようですね。
排水口でのおぞましい風景??
そういえば以前「新しい汚水処理システム」の記事を書いたときに、うみんちゅさんがコメントをくれたことを思い出しました。
越冬用の建物では微生物による汚水処理システムが導入されているようですが、夏宿では通年使うわけではないので、微生物を利用するというシステムの特徴から運用が困難であるとのこと。
毎夏、なるべく汚水を少なくするように配慮し、処理には苦労していたことと思います。
待ちに待った47次隊で持ち込んだ汚水処理コンテナだったのですね。
この施設は48次隊を迎えるときには稼動することでしょう。
新しいシステムでうまくいけば越冬の建物でも取り入れるかもしれないと新聞には書いてありました。
また次の夏に成果を伝えてもらいたいと思います。
夏宿の立ち下げを行った隊員の皆様、お疲れ様でした。