--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

「しらせ」でも吹雪

2006-02-22 | 夏隊のしらせ便り
昨日「しらせ」福井隊員からメールをいただきましたので紹介します。
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福井隊員のしらせ便り

現在、しらせはアムンゼン湾停泊中です。
19日、ケーシー湾沿岸をなめるように航行し、アムンゼン湾に停泊いたしました。
オーロラを見ることができるかと期待しておりましたが、生憎天候が悪化し、視程が悪くなりました。
20日にはさらに天候が悪化し、吹雪でした。
そのため20日もアムンゼン湾で停泊でした。
そんななか30羽ほどのアデリーペンギンがしらせの周りに集まってきています。
吹雪ですので飛行甲板に上がることができませんが、モニターカメラが彼らを捉えています。
右舷にはウェッデルアザラシ2頭が海中から顔を出したり、引っ込めたり。
さらにシャチも登場です!

本日21日、視程が回復し、航海を再開する予定です。
アムンゼン湾沿岸を航行とのことです。
棚氷を見ることができるでしょう。

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進め!しらせでも「停泊」となっていました。
アデリーは吹雪きでも外で過ごすんですよね。
しらせのかげに隠れようと思ったのでしょうか?
でも、風下はドリフトができるのでは?
といっても「しらせ」やアデリーにドラフトができている様子は見たことはないです。
でも「南極物語」では外で丸くなってじっと吹雪に耐えている犬たちにドリフトができていたから、じっとしていればできるのでしょうね?
カメラ越しとはいえ、シャチまで見ることができたとはちょっとうらやましいです。

「しらせ」は昭和基地より東にいるのですが、20日に吹雪だったと書いてあります。
ということは「しらせ」を襲った吹雪が昭和基地に来たということ?
日本はまだしも、南極の天気図はプチブリのときに調べたことがあるくらいでよく分からないのですが、あの時は西から東へ低気圧が貫けていたような気がするのですよね。
考えてみると、南極の天気予報は見ることはあっても、天気図を毎日見てはいないです。
天気図の好きな私にとっては、ちょっと寂しいことではあります。
どこかで見ることができるのだろうか?

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