--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

メロの魚拓?

2005-11-15 | ふしぎ・なるほどー
10月24日に「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)第24回年次会合」の記事を書きましたが、その結果概要が水産庁のwebsiteで報告されています。
この間、メロについて取り扱ったテレビを見たのですが、日本の魚市場の人はメロの全貌をほとんど見たことがないそうなのです。
日本に入ってくるメロのすべては、オーストラリアで切り身(3枚におろした状態?)にして、冷凍されて入荷するとのことでした。
日本の1隻のメロ漁の船は、オーストラリアに水揚げし、加工してから日本に送る?持ち帰る?ということなのでしょうか。
それ以外の国の捕ったメロも輸入されているのでしょうけれど。

前回、メロについて調べていたら面白い記事を見つけました。
日本人魚拓家、長瀬望秋氏が南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)の事務局があるオーストラリアのホバートで魚拓の作成に取り組んだという記事です。
その魚拓がオーストラリア南極局のハーベイ・マーチャント博士と国立極地研究所の福地光男教授が編集を務める、南極の魚を扱った大判の「美術書」の挿絵として掲載され、「南極の海洋生物資源の保存に関する条約」が採択されてから25周年を迎えることを記念して、2006年10月に発行されるのだそうです。
私がテレビで見た剥製のメロは先日国立極地研究所で見たライギョダマシそっくりの、ちょっと怖くてユーモラスな顔でしたが、この、カラーの魚拓のメロは、なんだかかわいらしい顔をしていますね。
来年発行の美術書を手に取る機会があったら、ぜひメロの魚拓を見てみたいと思います。

しかし、10月24日の私の書いた記事、よく見るととってもおかしい。
メロの漁獲量が半分になっていると書かれているけれど、2003年は260トンで、2004年が7トンだったら、半分どころでなく37分の1ですよね。
あ、オキアミは半減しているから、それと間違えたのかな。
ちゃんと読み返さないといけませんね。

第47次日本南極地域観測隊員出発まで、あと13日

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