--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

南極到達不能極

2007-01-21 | ふしぎ・なるほどー
昨日、到達不能極に徒歩で到達(史上初!)というニュースが出ていました。

#到達不能極へ向かう4人を紹介する記事(朝日新聞2006.12.21夕刊)
到達の記事はまだ手元にないのです


イギリスの4人が12月4日にノボラザレフスカヤ基地を徒歩(カイトスキーも使用)で出発し、1月19日19時頃(日本時間の20日午前4時頃)、到達不能極に到着したというものです。
南極到達不能極(POI:南緯 85°50′ 東経 65°47′)は、標高(3718m)や海岸線からの距離などにより、南極点よりも到達が難しいとされる場所で、ノボ基地からの距離は1770kmなのだそうです。

南極到達不能極
探検の時代から、観測の時代へ移り変わっている現在、夏時期の昭和基地の話を聞いていると、人も多くて今年は特に毛利さんたちが航空機で昭和基地を訪れているということもあって、なんだか冒険とはかけ離れた世界のような気がしてしまうけれど、南極はまだ冒険の場所という側面も残っているのだな、ということを思い出させてくれるようなニュースでした。
ソ連隊が到達不能極に到達したのは49年前の1958年だということで、日本の南極観測隊は第2次越冬中止を余儀なくされた年ですね。
それまで誰も到達しなかった(しようとしなかった?)のにも驚くのですが、レーニン像があるというのにも、かなり驚きました。

でも・・、かつてのように自前で船を用意して苦労して南極にたどり着いたあげくに、内陸を目指したというのではないですよね。
ノボ基地からということは、航空機で南極入りしているということですものね(ジェット機の離発着できる滑走路がある)。
科学技術の進歩した現代だからこそ、目指すことができた到達不能極なのでしょうか。
それにしてもすごいです。

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