--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

アイスクライミング講習

2006-07-22 | 南極だより・講習訓練
先日(7/18)、アイスオペレーションがあったと書いてありました。
そのときにアイスクライミングの講習をしてもらったのだそうです。
アイスクライミングは、アイゼンやピッケルが氷に突き刺さりやすいため、岩登りよりも気軽にチャレンジできると山のお店に張ってあるポスターに書いてありました。
冬になると、八ヶ岳の赤岳鉱泉の山小屋そばにアイスクライミング用の氷柱?ができているようで、私も一度チャレンジしてみたいと思っているもののひとつです。
南極は絶好の場。
とはいえ、氷山の近くはクラックも多くて危険だと聞いていますし、そもそも初心者の場合、講師がいなければやってみること何てなかなかできないですね。
さて、アイスクライミングをやってみての感想をメールで送ってくれたので、紹介してみます。

氷が硬くてなかなかささらなくて大変だった。
先生は別として登ったのは3人。(確保アリ)
僕は登りで一箇所スリップしてしまった。
垂直壁の懸垂下降はなかなかよかったけど、アイゼンが途中で外れてしまった。
みんなも外れていて、どうやらアイゼンとプラスチックブーツの相性が悪いようだった。
でも、外れてもあわてず降りられたのは収穫かな。
今度は、登るときにもっと確実に支点を確保しよう。


#アイゼンをつける

#確保もなく、かっこよく登っているのは先生だそうです

南極の氷山は硬すぎるのかもしれないですね。
柔らかすぎても外れてしまいそうですし、硬いと刺さりにくいし。
確かにピッケルやアイゼンが刺さるのに、ちょうどいい硬さってあるような気がします。
チャレンジした人が3人だったというのは、やっぱり氷山を見上げると登るのに勇気がいるのでしょうか?
渡井さんは、勇気も何も好奇心のほうが勝っているから、何の迷いもなく挑戦したのだろうと思いますけれど。
またチャレンジすることがあったら、2度目の感想を聞いてみたいです。
この冬は、私も赤岳鉱泉に行ってみようかなぁと、アイゼンもつけたことがないのに、そんなことをちょっとだけ考えています。

それにしても、氷山を登ることができるなんて、やっぱりすごいなぁ・・。
氷山の上はクレバス?があって危険らしく、上まで登って歩き回るなんてできないのでしょうけれど、テーブル氷山の一番上まで登って遊んでみたいですよね。

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