--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

安全講習会

2005-12-12 | 昭和基地NOW!!
今日二つ目の記事です。

12月9日に「昭和基地NOW!!」安全講習会が更新されました。

雪上車移動のときの危険は、いろいろな記事に取り上げられており、ちょっと調べただけでも知ることができます。
竹ざおを立ててルート工作したり、雪上車を降りて何度も確認したりする様子も紹介されています。
また、今年は他の基地で、死亡者の出るようなクレバス転落事故がたて続けに起きていますし、日本の観測隊でも死亡者は出ていないものの、「南極地域観測の歴史」の中にいくつかの事故が報告されており、どんなに気をつけていてもやはり危険と隣り合わせであることを同時に知りました。
これからの時期、危険が多くなるということなので、46次隊も47次隊も事故がないように祈っています。

ところで、あの重い雪上車が乗っても大丈夫な「道板」はいったい何でできているのでしょう?

下記は危険なところの名前と説明です。

クラック(crack)      :幅数cmから1mくらいの亀裂
タイドクラック(tide crack) :海氷上で潮の満干により上下して出来たクラック
クレバス(crevasse)     :氷(硬くなった雪)の深い割れめ。亀裂。
ヒドゥンクレバス(hidden crevasse):雪や氷が上を覆っていて見えなくなっているクレバス
パドル(puddle) :氷上の積雪が融けて水が溜まったもの(水溜りになったも の)で、進んだ段階では氷そのものも融けている
底なしパドル(thaw holes) :パドルが融けて海水まで突き抜けた垂直な穴

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