俺が若い頃働いていた石油だの化学だののプラント(精製工場)で、大きな工事会社(元請け会社)が請け負う工事を、下請け会社が現場を引き受ける。
そのときに、元請け直の下請け会社にいたのだが、その下請け会社の下請けの下請けの社長(といってもその社長含め数人の職人)が、会社登記をしたんだと作業中に俺にいう。当時、右も左もしらない若造の俺と同じ汚れ作業をしながら彼は言った。
有限会社の登記をするのに200万円かかった。(金額についての記憶はうろ覚え)
現場では「客先」と呼ばれているプラント工事の発注会社(ナントカ石油株式会社)が、新たに工事部門の別会社を作ってそこが工事の元請けとなった。
中間搾取する会社が一番上流に増えたというわけだ。
それから20年くらいたったら、1円株式会社登記みたいな触れ込みで株式会社ばかりになって、会社設立というと株式会社ばかりという現状になった。
ドイツにある巨大な製薬会社バイエルは特殊な会社形態らしい。
主要子会社は日本とアメリカにあるようだ。
合名合資会社とか有限会社みたいな形態の会社がトンデモなく大きくなって、他の大企業株式会社の株を保有したらM&Aみたいなことはできないんじゃないかと素人としては疑問思ったりする。
民間の持ち合い株というのと国と民の持ち合い株
有限責任という責任と株主責任という責任と、実際の責任の違い。
大企業(証券取引所上場企業)株式会社の取締役は、実は株主から雇われた取締役だから労働者だけど、連合という取締役側労組が未だに詐欺まがいに政治介入する現状と
労組という上記のことを認識できないロートル勘違い組織が、未だに労組と言い張っている現状は、労働者とは何か誰か、が株式会社化により曖昧になっていることをこの社会は隠蔽している。
US in Throes of Unexceptional Imperial Decline