ふとテレビで映画「シュガー&スパイス」をやっていて「NO MEANS NO」というキーワードのセリフが登場した。学生時代通っていた懐かしい福生基地周辺が舞台の恋愛青春もので気楽に観ていたけど、この言葉には興味があったので 観終わった後も頭の中の一人討論会が続きました。「いやよ いやよも好きのうち」なんて有り得ないアメリカンな思考に憧れた夏木マリ扮する婆ちゃんは 恐らく恋したGIにYESを含んだNOを理解されずに彼を失ってしまった過去があるのでしょう、沢尻エリカ扮するヒロインのセリフ「たった一人だけYESをNOと言ってしまう相手がいる」と奥ゆかしく屈折する日本らしい女心が表現されていました。「グレーゾーンを察する力が必要なナイーブで繊細な日本らしさ」ってのは面倒くさくて、アメリカンな白黒ハッキリ表現出来る思考だったらどんなに便利で楽か?なんて女心に戸惑う時には憧れるけれども やっぱり おれも日本人!微妙な心が通じた時の感動は しみじみと嬉しいものですよね~「何でも言葉に表せやしないよ!」