MAKO’s日記

身の回りでの出来事

手紙

2009-05-19 22:09:44 | Weblog

●妻宛に県立病院へ手紙が届いている、と連絡を受けて、2週間弱。
 やっと、久しぶり?に、県立病院の緩和ケア病棟へ行った。

 18時、呼び出し鈴を押すと、しばらくして石川看護士が対応に出てきた。(おっと…、無用な詮索はしないで頂きたい!)
 懐かしかった。
 入院病棟にいた頃から、ちょくちょくお世話になっていた看護士だった。 わりと、あっさりした人である。
 とりあえずの言葉に詰まった。
 懐かしさと、ちょっとした無念さと…、その他、いろいろ…
 涙を見せている場合じゃない。(俺は涙を見せない!…)
 「大変お世話になり、ありがとうございました…」
 「急で、大変だったでしょう。 少しは落ち着きました?」
 ちょいと笑顔で、「まあ、こんな調子で…」
 「ああ、よかった。」
 「タイツ、探しているのですが、ちょっと、まだ見つかりません。もっと、よく探して、きっとお返しします。 手紙が届いているというので受取りに来ました。」
 「あ、誰か、連絡したんですか?」
 「はぁ、連絡がありまして…」
 「あ、手紙はこれです。 タイツは急いでいないと思いますので、見つかってからで良いですよ。」
 「はい…」
 「気を落とされずに、がんばってくださいね。」
 「あぁ、ありがとうございます。」
 「きっと、探して、お返ししますので…」
 「はい、気をつけて…」

 おおむね、こんな会話だったような…
 妻が亡くなった部屋をもう一度見たいような気がしたが、… 飲込んだ。 見たって、どうしようもない。

 「では、失礼します。 ありがとうございました。 皆さんによろしくお伝えください。 それと、病棟時代にお世話になった、伊藤看護士にも…」
 「もう、退職されましたよ。」
 「もし、お会いする時があれば、よろしくお伝えください。 緩和ケア病棟に移って後も、ちょくちょくと来ていただいたようです。とても、励みになった、と言っていました。」
 「はい、分かりました…」

 という事で、緩和ケア病棟を後にした。

 …

 さて、手紙。
 手紙の主は… 中島さん(おっと…)
 妻が今の局に変わる前の局でお世話になった人…。 同じ地域の人。
 お通夜で、はじめて会った。 気さくな人柄…

 開こうとしたが、手が進まない。
 妻に宛てた手紙…。 俺は読む資格が無い。
 返すべきか?

 ……


 ……

 妻の書類作成、証明書の請求で、頭の中をぐるぐる回っている。
 49日法要の手配も、かけめぐっている。
 うーーん。 何だか、整理がつかない。
 今日、やっと、市役所で死亡証明書、除籍謄本を入手した。
 明日は、郵便局へ行って手続きの書類を提出の予定。
 その他、遺族年金の手配…… などなど。

 何だか、せわしない。

 意思決定が状況についていっていない。

 土地問題も…

 「真」に相談できる人がいない…

 … 妻 だった …


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