霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

仙崎(長門市)をチョイぶら

2010年10月02日 | 山口の歩き旅
2010年10月2日(土)

所用で、1日から泊まりがけで仙崎へ行き、今日の午後に4時間くらい空き時間ができたので、仙崎港周辺をぶらりと徘徊してみた。

漁協前から南下して、仙崎駅前から「みすゞ通り」を真っ直ぐ北上する。30年くらい前に来たときには、こんな洒落た名前の通りではなかったと思うが、今は仙崎のどこもかしこも「金子みすゞ」ブランドで溢れかえっている。
錦町商店だかの壁いっぱいには、青をベースカラーにした8,000枚のかまぼこ板モザイク(写真上)で、みすゞの肖像と共に「星とたんぽぽ」の誌が描かれていた。ただ、土曜日の午後というのに、観光客らしき人が全く居なかったのには、ちょっとたまげた。

一番北側の州崎神社まで行った後は、海沿いをぐるりと左回りに一周してみたが、それでもまだ1時間半位しか経過していなかったので、この際だからついでに青海大橋を通って青海島へ渡ってみることにした。
青海大橋を渡ったすぐ左の小高い所には王子山公園があって、ここから眼下を見下ろすと、仙崎が突き出た様子がとてもよく分かる(写真中)。何だか、江戸時代の長崎の「出島」を眺めているような気もする………って、江戸時代の出島を知る訳ないだロゥが…。

王子山公園を下り、大泊港の入り江沿いにグルッと左回りに行き、左手に深川湾を望みながら更に行くと、「波の橋立」と書かれた看板が見えてくる。
「天の橋立」は知っていたが、規模はそれより少し小さいものの、深川湾の潮流が長い年月をかけて礫と砂を運んで作りあげた砂州とのことで、この砂州に閉ざされてできた青海湖は、淡水湖なのだそうな。
約1.3kmに渡って続く黒松林の中道は、右手が青海湖で左手が深川湾という、なかなか味のある散歩道だ(写真下)。

中道の終点まで歩き、ぼちぼち帰ろうかと思ったが、来た道をそのまま帰るのも何だか芸が無いので、今度は青海湖の対岸を、グルッと大回りになるが回り道で帰ることにした。この辺りは折しも、遅咲きの曼珠沙華が田圃の畦道一杯に咲き乱れていて、秋の風情を充分に感じさせてくれた。
都合4時間弱のちょいブラであった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿