投信メモ

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・『AI日本株式オープン(絶対収益追求型)(愛称:日本AI(あい))』03314172:JP

2018年2月末時点:AI日本株式オープン(絶対収益追求型)の月次パフォーマンス

2018-03-19 | 月次モニタリング:AI日本株式

 

月間パフォーマンス:サマリー

当月のパフォーマンスは、前月末比▲1.52%と、今月もマイナスとなり、マイナスはこれで3ヶ月連続となっています。

また、インデックス投資(日経225ETF:25% + 現金:75%)は▲1.10%のマイナスでした。

そのため、今月は、リスクを抑制したインデックス投資の場合と比べて、▲0.42%とアンダーパフォームしました。

 

  cf. 2月のAI日本株式オープン(絶対収益追求型)は、本当に『スペシャル』だった?

 

 

要因分解によると

 ● AIモデル(実運用ベース):▲1.44%のマイナス寄与
 非AIモデル(転換点予測):0.00%でゼロ寄与
 信託報酬によるコスト負担:▲0.10%のマイナス寄与
 誤差:+0.02%
 トータル:▲1.52%

となりました。
 
つまり、2月は、AIモデルがワークしなかったことから、マイナスのパフォーマンスとなりました。
 
 
 
 
この結果、設定来パフォーマンス(当月末時点・累積日次リターン%)は、以下のようになっています。
 
 ● AI日本株式オープン:▲0.20%
   ☆ 除く、非AIモデル要因(=AIモデルのみの実力):▲2.08%
 
 ● インデックス投資(日経225ETF:25% + 現金:75%)4.46%
 
 
 

また、売買手数料を考慮すると、設定来パフォーマンスは以下のようになります。
 
 AI日本株式オープン:▲2.36%(売買手数料:2.16%)
 
 インデックス投資(日経225ETF:25% + 現金:75%):+4.46% (売買手数料:0.0%)
 
 超過リターン:▲6.82%のアンダーパフォーム
 
※ 売買手数料は、設定時にカブドットコム証券で一括購入したと想定
 
 
 
 
 

月間パフォーマンス[前月末比%]

 
 
 

要因分解:月間パフォーマンス[前月末比]

 

※表では、各要因のパフォーマンスを単純に合計した値を掲載している。そのため基準価額の変化額とは若干誤差が生じ得る。
 モデル以外要因(その他)は、モデルと実運用の乖離を表したもの。この値をAIモデル要因に加えたものが、実運用ベースでのパフォーマンスとなる。
 モデル以外要因(その他)は主としてAIモデルによって生じているため、便宜的に上記のような対応を取っている。

 
 

要因分解:月間パフォーマンスの累和 

 
 
 

要因分解:設定来パフォーマンス(累積日次リターン%)  

 
 
 

設定来パフォーマンス(売買手数料考慮、累積日次リターン%)  

 
 
 

参考資料

月報(2018年2月末時点)『AI日本株式オープン(絶対収益追求型)(愛称:日本AI(あい))』 
https://www.am.mufg.jp/pdf/geppou/252629/252629_201802.pdf

 

 

 

※ AI日本株式オープン(絶対収益追求型)の『基準価額(分配金再投資)』(日次データ)について:
 三菱UFJ国際投信のサイトで公表されている値は、丸め誤差の影響が大きいため、月次モニタリングでは、値は自分で算出しています。
  ex. 2月末:「公表値:9,979」 「計算値:9,979.70」

  

 cf. [訂正あり]2018年2月のAI日本株式オープン(絶対収益追求型)の月間騰落率の値について


[訂正あり]2018年2月のAI日本株式オープン(絶対収益追求型)の月間騰落率の値について

2018-03-19 | その他

 

2018年2月の月報によると、「2月の月間騰落率(分配金再投資後)」は、▲1.52%であるとのことでした。


https://www.am.mufg.jp/pdf/geppou/252629/252629_201802.pdf

 

 

 

 

ですが、以下のサイトで確認したところ、▲1.53%になっていました。


 三菱UFJ国際投信:https://www.am.mufg.jp/fund/252629.html

 

 

 

 

どうやら、月報の方は、分配金再投資前の基準価額の変化率が掲載されていたようです:

 9,960 ÷ 10,114 - 1 = ▲1.52% :分配金再投資前

 9,979 ÷ 10,134 - 1 = 1.53% :分配金再投資後


そのため、設定来のパフォーマンスも資料では、▲0.20%となっていますが、

分配金再投資後の騰落率は、▲0.21%となると思います。

 9,979 ÷ 10,000 - 1 = 0.21% :分配金再投資後

 

 

 

と思ったのですが、すみません。私の早合点でした。

 

ちゃんと確認してみると、 

分配金20円を再投資したときの当該期間の変化額は、20×▲1.52%=▲0.304。

なので、分配金再投資換算基準価額=9,980-0.304=9,979.696。

 

ということで、

 2月の月間騰落率:9,979.70 ÷ 10,134 - 1 = 1.52%

 設定来のパフォーマンス(分配金再投資):9,979.70 ÷ 10,000 - 1 = 0.20%

となり、月報の値で合っているようでした。

 

 

三菱UFJ国際投信(MUKAM)のホームページにあった「表示期間の騰落率」の方が、正確な値ではなかったようです。

 

三菱UFJ国際投信の基準価額(分配金再投資)は、丸め処理の影響(切り下げ?)で、誤差がそれなりに大きくなってしまったようです。

その結果、設定来のパフォーマンスの値も、ズレが目立つ結果になっていました。

(期間騰落率を見るためのツールとしては、データ処理があまり適切とは言えない感じだと思います)

 




基準価額(分配金再投資)のヒストリカルデータは、三菱UFJ国際投信のサイトから取得はできますが(今まで、この値を使っていました)

この値は使わず、自分で計算した方がよさそうでした。

 

 

 

 

ちなみに、下図は、QUICK提供の「分配金再投資換算基準価額」の2月末時点の値ですが、確かに「9,979.7円」となっています。

  百十四銀:http://thp.qmues.com/mrhp/hjba/docs/g04/g04Index.do?fundCode=03314172

 

 

 

 

 

 

 

cf. 三菱UFJ国際投信のサイトで、パフォーマンスをチェックする時の注意点