投信メモ

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・『AI日本株式オープン(絶対収益追求型)(愛称:日本AI(あい))』03314172:JP

2019年7月の資金流出入:ついに月次リターンは12ヶ月間連続でマイナスを記録。資金流出入も25ヶ月連続で流出超|AI日本株式オープン(絶対収益追求型)

2019-08-17 | 資金流出入額:AI日本株式

ついに月次リターンは12ヶ月連続でマイナスを記録。パフォーマンス悪化が止まらない中、資金流出動向には今後も注視が必要。

★2018年7月末~2019年7月末のパフォーマンス

 

AI日本株式オープン(絶対収益追求型)の2019年7月の資金流出入額は、▲1.46億円と資金流出となりました。

これで当該ファンドからの資金流出は25ヶ月連続となり、この間の合計は▲63.20億円となっています。

参照先:百十四銀行商工中金

 

 

 

 

7月のAI日本株式オープンの月間騰落率は▲0.90%となりました。

今月の日経平均は+1.14%の上昇となったにもかかわらず、一貫してパフォーマンス悪化が続く結果となりました。

 

 

そして、今月ついに連続下落記録(月次ベース)が『12ヶ月』となり、昨年7月末からの1年間、日経平均の騰落に連動することもなく、一貫して下げ続けています

絶対収益追求型を謳い(どのような相場環境でもプラスのリターン獲得を目指す)、
シミュレーションでは全ての年度(1年間という評価軸)でプラスのリターンを実現しており、安定的な運用が可能だと言っていたにも関わらずです。

 

 

また、繰り返しになりますが、ひろぎん証券では「新規買付停止」となり、また、三菱UFJ銀行では販売用資料の作成が取りやめとなるなど、
販売会社の消極的な姿勢が目立つ中、資金の入り口自体も狭まってきていると言えます。

こうした中(資金流出とパフォーマンス悪化)で、AI日本株式オープンの純資産総額が60億円割れが常態化しています。
さらには、基準価額(分配金再投資)は設定来の過去最安値を再び更新しており、パフォーマンス悪化が止まらない状況が続いています。

このような状況が継続していますので、ファンドの資金状況には注視が必要です。

 

 

※(2019.8.16時点)[左]AI日本株式オープンの年初来リターン:▲3.39%| [右]日経平均ETFの年初来リターン:+3.03%

なお、AI日本株式オープンの設定来のパフォーマンスは▲10.68%と、低リスクでありながら10%を超える水準まで大幅悪化。

ちなみに、この間の日経平均ETFは+12.07%の上昇。