あしあと

愛悠館動物慰霊センター12年の歩み。趣味のマラソン、俳句のことや愛犬花ちゃんのこと。好きな小説や映画の話し。

名画「シンドラーのリスト」

2010-03-15 15:50:43 | Weblog
シンドラーのリスト:Schindler’s List 1993年アメリカ

監督:スティーブン・スピルバーグ 出演:リーアム・ニーソン ベン・キングズレー(「ガンジー」) レイフ・ファインズ(「イングリッシュ・ペイシェント」)
アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞




 ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をテーマにした映画の代表作とも云われ、AFI(アメリカ映画協会)が選んだ1998年アメリカ映画BEST100の9位、2006年感動の映画BEST100の3位、2007年アメリカ映画BEST100の8位と、常に高い評価を受けています。
 私自身も「ゴッド・ファーザー」「グラディエイター」に次いで名画BEST3にランキングしています。
 スピルバーグ監督が製作中何度も気分が滅入ってしまい、その都度ロビン・ウイリアムスに電話をかけては、彼の軽妙なジョークに救われる思いをしたそうですが、見るものも同様、辛く重苦しい雰囲気にじっと耐えなければなりません。
 しかし、ドイツ軍の無条件降伏の直前、ナチス党員として追われる身となる主人公オスカー・シンドラーと、オスカーに命を救われた1,100人のユダヤの人達が互いに別れを惜しみあう場面に来てやっと、劇中の人々と共に全ての苦しみから解放されて、大きな感動に浸ることができます。

竜馬がゆく

2010-03-12 16:37:31 | Weblog
 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」が始まったのをきっかけに、本棚の奥から「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)を引っ張り出して読み始め、忽ち読み終えてしまいました。
 「龍馬伝」を見ながら読んでいると多少の違和感はありますが、読み返すほどに坂本竜馬という人物への敬愛の情が深まっていくのを感じます。
 坂本竜馬の不思議さは、北辰一刀流の皆伝免許だけが社会的アイデンティティーという一介の脱藩浪人が、学問もなく、なんの後ろ盾もなく、誰とも徒党を組まず、佐幕派からも一部の過激攘夷派からも命を狙われ、さらには藩からも脱藩の重罪人として追われる境涯でありながら、幕府側の勝海舟や福井藩主松平春嶽から寵愛を受け、さらには長州の桂小五郎、薩摩の西郷隆盛などととも深い信頼関係を結び、藩のためではなく勿論私利私欲のためでもなく、ひたすら「日本国」のために薩長連合・大政奉還という歴史的大事業を成し遂げたことにあると思います。
 そして、その不思議さこそが最大の魅力でもあります。
 毎回、竜馬暗殺の下りにくると、時空を超えて、現在身近に起こっている出来事のように感じられて、思わず胸が熱くなってしまいます。



ええモノ発見!

2010-03-12 15:44:53 | Weblog
 ペット・ショップで、手ごろな花ちゃんの春夏用のTシャツを見つけました。
 シンプルでカラーも豊富、しかもお値段400円!久々にええモノを見つけました。



black、white、redの3色とメッシュ地のorange、pink、red

  
whiteとblack/なに着ても良く似合う花ちゃん!

冷酷非道な妻!

2010-03-12 15:42:17 | Weblog
 年令と共に薄くなってきた毛髪に少しでも張りと腰をもたそうと、「50の恵み」のシャンプーとコンディショナーを薬局で買って帰りました。
 するとそれを見た妻は、わざわざ携帯で私の頭頂部を真上から撮って、三女にメールを送って大笑いしています。
 怒りをこらえながら携帯を除き見た私は、想像以上の「薄さ」に愕然とするとともに、“やっぱり無駄か・・・”と、なぜか納得してしまいました。



花ちゃんのレイン・ウエアー

2010-03-09 10:44:05 | Weblog
□今まで使っていたレイン・コート

手足を押し込んで、さらに手探りでお腹側のボタンを4箇所も止めなければならないので、着せる方も着せられる方も大変でした。

  

□新しいレイン・コート

新しく見つけたレイン・コートは、頭から被せて、背中とお腹の2箇所をマジック・テープで止めるだけ。あっという間に着せることができます。font>

  

ご本人も歩き易そうで、ご満足の様子です。

  

ハチ公とHACHI

2010-03-08 16:21:17 | Weblog
「ハチ公物語」/1987年日本
監督:神山征二郎 脚本:新藤兼人 出演:仲代達也 八千草薫 長門裕之ほか

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「HACHI」約束の犬/2008年アメリカ
監督:ラッセル・ハルストレム 出演:リチャード・ギア ジョーン・アレン サラ・ローマー




「HACHI」は「ハチ公物語」をアメリカでリメイクされたものですが、どちらも無難に楽しめる映画です。
アメリカのTVドラマ、「白い犬とワルツを」の日本版の主役を仲代が演じており、こんどは仲代の主演映画がアメリカでリメイクされたというのも面白いですし、リチャード・ギアが、日本映画「シャル・ウイ・ダンス」のアメリカ版に続いて今回の「HACHI」の主役を演じているということにもちょっと興味を惹かれます。

今日はABC篠山マラソンの日

2010-03-08 13:31:26 | Weblog
3月7日(日)

今日は、体調不良のため参加を取りやめた、ABC篠山マラソンの開催日です。
 自分からマラソンが遠のいて行くような淋しさと、しんどい思いをしなくて済んだという安堵感みたいなものとが入り混じって、複雑な気持ちで雨空を見上げつつ一日が過ぎました。

雛祭り

2010-03-05 16:06:45 | Weblog
 三月三日、この日には特別の思いがあります。
 六年前、8時間に及ぶ前立腺癌の全摘手術を終え、麻酔覚醒後の痛みに殆ど眠れぬまま、三月三日の朝を府立病院のベッドの上で迎えました。
 忌まわしい思い出ではありますが、今となっては一種の懐かしささえ感じるようになりました。
 この日を以って男性としての機能を失ってしまったことは、煩悩多き者への神慮と分別して納得はしたものの、一抹の寂寥感は未だに拭い去ることはできません。
 一方、手術によってずたずたになった自分を、もう一度建て直さなければならないという危機感と、死を身近に感じたことによって、「今」を大切に精一杯生きなければという自覚を持ち得たことが、その後の人生に大きな力となりました。
 逆境に立てばそれを跳ね返すためのエネルギーが、自ずから生まれてくるものなのでしょうね。

「雛の日や飛行機雲の向かう先」

屋根の上の猫ルーフィー~餌やり人の鉢合わせ

2010-03-02 13:05:03 | Weblog
 雨の朝、花ちゃんの散歩もそこそこに、妻の作った鰹節と煮干をまぶしたピンポン玉大のおにぎりを二つ、ポケットに押し込んでルーフィーのいる公園に行きました。
 雨の日はエサをくれる人もなく、きっとお腹を空かしているだろうと思いながらトイレに近づいて行くと、作業服を着た青年が一人、脇に止めた自転車から缶詰を取り出していました。
 私に気付いた彼は一瞬ギクッとしたあと、私に向かって礼儀正しく「どうぞ、どうぞ」と、一歩場所を譲ってくれました。
 私も礼儀正しく「お先に」と頭を下げて、ルーフィーにおにぎりを放り投げてやりました。

真央ちゃんとキム・ヨナ

2010-03-01 11:43:01 | Weblog
2月28日(日)
 日本中をワクワクはらはらさせた、バンクーバー・オリンピック女子フィギュアーの華麗なる戦いが終わりました。 全力を出し切って戦った全ての選手に、心からの拍手を贈りたいと思います。
 中でも金メダルを賭けたキム・ヨナ選手と浅田真央選手の演技には、大きな感動を覚えました。
 冷徹なアスリートのキム・ヨナ選手が圧勝し、スケート好きの女の子の真央ちゃんがそれに及ばなかったということでしょうか。
 真央ちゃんの幼い頃からの成長過程の映像を何度も見ているうちに、まるで自分の娘か孫のように思われてきて、フリーの演技の際には思わず何度も目をそらしそうになってしまいました。
 競技を終えた後のインタービューでは、こらえきれずに大粒の涙を流して泣き出してしまいましたが、その泣き顔さえも神々しく感じられました。
 しかし真央ちゃんには、あの弾けるような笑顔が一番よく似合っています。あの笑顔をいつか取り戻して欲しいと思っていると、本番から一日おいたエキシビションで早くもその笑顔を見せてくれました。
 エキシビションではどの選手も華やかなコスチュームで着飾り、伸び伸びと楽しそうに滑っていて、私たちも肩の力を抜いてスケートの醍醐味を味あうことができました。
 それにつけても、キム・ヨナ選手の一歩抜きん出た演技には目を見張るものがありました。最大の賛辞を贈りたいと思います。