あしあと

愛悠館動物慰霊センター12年の歩み。趣味のマラソン、俳句のことや愛犬花ちゃんのこと。好きな小説や映画の話し。

ご報告

2011-04-14 06:51:49 | Weblog
4月13日14時30分永眠致しました。
67歳と11ヶ月、あと5日後が誕生日でした。
最期は苦しむ事なく眠るように
息を引き取りました。

父は最期まで父の生き方を貫きました。
父らしい最期だったと思います。
長い間ブログにご訪問頂き
本当にありがとうございました。

<私の慰霊碑>

2011-04-02 21:09:13 | Weblog
私の慰霊碑です。
コメントをお願いいたします。

膵臓癌72~放射線治療6回目

2011-04-02 11:46:54 | Weblog
今日も朦朧としたままアラームに起こされ、歯磨きだけを済ませて時間を待つ。
今日から次男の嫁が介助に来てくれているが、禄に話もせずに早々に帰って来て、ベッドにばたんきゅうである。
忽ち
猛烈な幻覚と吐き気に襲われて、一日中全く何も出来ない。

思いの外、その時期が近づきつつあることを思い知らされているような気がする。

父がしの直前に漏らした一言をまた思い出した。「昨日出来たことが、今日はもう出来ない。」
ブログも当分お休みする。


膵臓癌71~放射線治療5回目 3/31(木曜日)

2011-04-02 07:46:31 | Weblog
3/31(木曜日)
アラームで6:30に目覚める。
口中が空からで、嘔吐感あり。
BIO、パイン4切れを牛乳で押し込み、薬を飲む。
現在胃腸薬として1.タケプロン(胃酸の抑制、胃腸の消炎)  2.アノレキシン(むかつき、嘔吐感抑制)  3.ガスモチン(胸やけ、嘔吐感の改善)それに酔い止めの頓服としてセレネース錠が処方されているが、なかなかうまく効を奏さない。
痛みこそ無いものの、不快感、嘔吐感が酷く食事が全く摂れないのには、閉口させられる。

入浴後も不快感が治らず、悶々として過ごす。
そして就寝前に新しくむかつきを止める薬を処方されたが、ロキソニンを増量した時と同じように、猛烈な睡魔とともに強い幻覚がおそってきて、眠るというよりもほぼ意識を失ってしまった。


ドキュメント膵臓癌70~放射線治療4回目

2011-03-30 23:47:59 | Weblog
3/30(水曜日)
腹時計で目が覚め、りんご一切れ、苺三個、牛乳一杯を摂り、用意を済ませる。
定刻に病院を出発。
エレベーターで旧館でお世話になった看護士のH君と会う。

放射線治療に毎日のように付き添ってくれている四女が、来月から念願の看護学校に通い始める。
周りの家族から、「絶対に落ちる。」とか、「もし通っても、おっちょこちょいいから医療過誤を犯す。」とか、散々言われながらもどうやら自分の意思を貫いたようである。
私の看病の為にこの病院に度々来るようになり、全く別の立場から医療現場を見ることにより、色々と感じていることがある様子である。
私も重篤な癌患者という立場からの率直な感想を話して聞かせることがあり、それによって自分が目指すべき看護師像というものを朧げながら掴み始めた様子である。
立派な看護師になる為には、豊富な知識と正確な技術をしっかりと身につけなければならないが、患者と一対一の人間として向かい合える、人間力を養うことが最も重要な課題であるということを常々言い聞かせている。
娘もどうやら同じような考え方に近づきつつあったようで、そのことを今は何よりも嬉しく思っている。

病院に帰ったあと、矢張り車酔いが酷く終日ダウン。

<今日の一句>
「大人ぶり眼鏡摘まんで一年生」

<本日のDVD>
「ミスティック・リバー/MYSTIC RIVER」
製作年:2003年製作国:アメリカ

監督:クリント・イーストウッド
製作:クリント・イーストウッド、ジュディ・ホイト、ロバート・ローレンツ
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
原作:デニス・ルへイン、デニス・ルヘイン
撮影:トム・スターン
音楽:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン

事件の糸口は意外なところから始まり、25年後に意外な展開をみせ、そして意外な結末を迎える。
緊張感のあるサスペンス。

ドキュメント膵臓癌69~放射線治療3回目

2011-03-30 03:16:19 | Weblog
3/29(火曜日)
何日ぶりだろうか、小腹が減って6時過ぎに目が覚め、昨日買ってあったドーナツ半分とカフェラテ、りんご一切れを食べ、歯磨き、髭剃り、お薬と朝の一連の作業を早々に終える。

10:30、第三回目の放射線治療を終えて帰ると、矢張りひどいむかつきを覚える。
今日で市大付属病院への通院は四回目になるが、いつも同じ症状が出る。
放射線治療の副作用かな思っていたが、どうやら車酔いらしい。
出発前にレスキューを注入するのも、車酔いを助長しているようである。

2時過ぎ、風呂からでた途端に嘔吐し、不快感がなくなった所為か二時間程熟睡する。

長男来る。

嘔吐感治まるも夕食は摂れず、牛乳一杯で済ませる。
20:30座薬注入。

<今日の一句>
花未き鉄橋過ぎる環状線

<本日のDVD>
「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い/原題:IO, DON GIOVANNI」(制作国イタリア)
出演・ロレンツォ・バルドゥッチ、リノ・グアンチャーレ、エミリア・ヴェルジネッリ

オペラの名作「ドン・ジョバンニ」誕生の経緯を、ドラマチックに描いたシリアスな音楽映画。
名画と名曲を同時に楽しめる作品。

ドキュメント膵臓癌68~第二回目の放射線治療

2011-03-29 05:39:28 | Weblog
3/28(月曜日)
起き抜けに牛乳とバナナ半分食し、歯磨き、髭剃りを済ます。

院長回診あり。

仕事の指示を二、三メールで送り、「ONE PIECE-7」を読んで市大付属病院への出発時間を待つ。
座薬を注入、10:20過ぎに出発し40分程で到着し、四女と落ち合う。
待ち時間を入れて約30分で治療、診察を終える。
四女と別れて帰院、昼過ぎに到着。

暫く横になるが気分が悪くむかつく。薬を飲んで少し楽になる、

夕方、妻と三女が孫を連れて来たる。
デイルームに行くも腰が痛く、直ぐにベッドに戻り座薬を注入。

矢張り治療を受けた直後はダメージがあり、QOLが多少下がるようである。

胃の嘔吐感、食欲不振を改善するために、担当医と看護師がチームを組み、今までの経過や症状を再検討して原因を推測して新たに薬が処方された。
早速飲んでみたが薬の量もうんと減って飲み易くなり、暫くすると症状も良くなった。
スタッフの献身的な努力に感謝する。

<今日の一句>
春麗運河に舫う作業船

<本日のお休みDVD>
「トラフィック/TRAFFIC」(2000年アメリカ)
マイケル・ダグラス  キャサリン・ゼダ・ジョーンズ  ベニチオ・デル・トロ他

ドキュメント膵臓癌67~デイルーム

2011-03-28 00:14:09 | Weblog
3/27(日曜日)朝、デイルームに行って、牛乳、パイナップルの角切りを少々を食べる。
俳句を作って投稿す。

昼前に次男夫婦、K女史来たりデイルームへ。
三人が昼食に行ったあと、少し横になる。
再びデイルームに出かけ、三人が買ってきたマクドのアイスを
少し食べる。

入れ替わりに長女、長男が揃って来る。

17:00、座薬を注入、一眠りする。
相変わらず嘔吐感があって、食事は殆ど喉を通らないが、幻覚や激しい腰痛が無く一日を過ごせたことに感謝!

DVD「奇跡のロングショット/THE LONG SHOT」(2008米国)を見て眠る。

ドキュメント膵臓癌66~平穏な一日

2011-03-27 06:12:14 | Weblog
3/26(土曜日)
午前中、浣腸をして漸く排便、今回は大事に至らずに済む。
昼頃長男来たり、入浴。

筆の書き味を楽しめるアプリ「ZEN BRUSH」を購入しDL。
般若心経を写経したり、花ちゃんの似顔絵を書いたりして時を過ごす。

夕方、入学式を控えた孫の陽奈子、妻、次女夫婦来たり、デイルームに行くも直ぐに疲れる。

夜はデンゼルの「ペリカン文書」を一気に見る。

相変わらず食欲は全くないが、痛み、幻覚もなく、言わば平穏な一日を過ごす。

ドキュメント膵臓癌65~放射線治療開始!

2011-03-26 05:56:45 | Weblog
3/25(金曜日)
今日からいよいよ放射線治療が始まる。
10:30に多根総合病院を出発、1時過ぎに市大付属病院到し、前回と同様先ず検査室に入ってCT検査台でマーカーの位置を再確認した上で、照射用マーカーを仕上げていく。
暫く待ったあといよいよ治療室に運ばれ、治療台の上に移って放射線の照射を受ける。
痛くも痒くもなく、約10分程で治療が終わる。
朝から微熱と吐き気、それに加えて幻覚があったが、多根総合病院に帰った途端、一度に吐いてしまった。
その後も吐き気、幻覚、腰痛の三重苦にどうにもならなくなり、アイスノンで頭部を冷やし暫らく横になる。
主治医に症状を詳しく伝え、副作用の根源であるオキシコンチンの見直しと点滴の増量をお願いする。
その結果、オキシコンチンに変わる鎮痛剤としてデュロテップパッチと、レスキューの座薬を処方され、栄養補給の点滴も大幅に増量される。
20:00頃座薬を注入、23:00頃、幻覚が治まるも、吐き気だけはとうとう治らない。
DVD「L.A.confidential」の続きを見たあと、やっと思考力が戻って来たようなので、ブログを書き終えて眠る。