羽迫博己さんの町屋あれこれ・・・安田町・・・南久雄商店~南 千賀家住宅
南久雄商店~国 登録有形文化財
安田町
大正中期~後期に建てられた。
洋服や食料品、雑貨などを扱う商家です。
隣家と敷地配置なども同じ造りで、これは三重県
との交流がもたらせた建築様式であるといえます。
安田周辺では古くよりお伊勢参りが盛んで、
近年まで一族が連れ立って参拝に出かけて
いました。
長い間の三重県での見聞や交流が建築様式にも
伝わり、安田で土佐流に開花したといえます。
戦前から銀行の代理店でもあったため、今も町の
人から「銀行」と呼ばれて親しまれています。
南 千賀家住宅~国 登録有形文化財
安田町
明治後期の建築で、
昭和21年の南海大地震にも狂いは生じなかった。
県道側からは南に蔵、北の小道から見える部分の
意匠は安田の商家の優秀な造形を見せており、
町並み景観に落ち着きを与える貴重な糧物です。
住宅店舗は魚梁瀬・馬路方面への県道安田線に
面しています。昭和30年頃の県道は現在の半分
ほどの幅で、道路わきには小川が流れていました。
県道を渡ると数十メートルで安田河畔にに下ります。
河岸への小道は浜石の土塀や、古い年代の民家や
蔵が見え、昭和30年代の、のどかな河岸の景観が
想像できる場所です。
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