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Stephanie Laurens. 2008. The Edge of Desire. Avon Historical Romance.
Bastion Clubシリーズ7作目。クラブメンバー最後のお話だけど、あともう一つ、ボスのDalzielのお話もあります。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
今回のあらすじは今までのワンパターンを覆すか!?と期待感を持たせるものでした。
Christian Allardyce(Dearne侯爵)は若い頃「必ず戻ってくるから待ってて」と約束した恋人Lady Letitia Randallに裏切られ、彼女は別の男性と結婚してしまった…というもの。
彼女がMr.Randallというどこの馬の骨とも知れぬ男性と結婚して8年後、突然LetitiaはChristianを訪れます。
Randallが撲殺され、Letitiaの弟が殺人犯容疑をかけられている。助けてくれるのはChristianしかいないと懇願しに来たのです。
彼女の姿や香りと共に昔の記憶が甦りますが、約束を破ったLetitiaに最初は復習をしてやるつもりで、彼女の依頼を承諾し、まずは接近することに…。
と、良かったのは最初の数章だけでした。
この最初の3分の1までで、ChristianはLetitiaがどうして彼との約束を破ったかが分かってくるだけでなく、二人の関係は急展開。Laurensならではのラブシーンを入れたかったからでしょうか。
結局、ロマンスというロマンスはそこまで。あとはRandallの殺人ミステリーが残っているだけ。これが「どうでもいいんだけど」と思わせる程度。
気になって仕方なかったのは、最近のLaurensの表現。
ブチブチと切れる文章ばかりかと思えば、ダッシュを使った挿入表現。読みづらいです。
売りだったラブシーンもなんだか妙チキリンな表現ばかり。もう「空へ舞い上がっ」たきり帰ってくるなと何度思ったか。
詩的だと本人は思ってるんだろうけど…。
ヒーローのChristianは良かったけど、Letitiaは高慢チキで好きになれませんでした。
あと、Letitiaの血筋に見られるという激しい気質のことの説明も多すぎでくどかったです。もうわかったから…って。
と、最初の数章以外は良いことナシのBastion Clubメンバー最後のお話。
読まなくても損はしません。
こんな判で押したようなお話を続々と出して、本人も出版社側も良しとしてるなんて。詐欺じゃないですか。作家の名前だけで売ろうって魂胆でしょうね。
実際、私は「今度こそ」と思って買っちゃったし。
このお話は最終章の前に終わっていて、最終章は次のDalzielのお話のプロローグのようになっています。なんと、Dalzielの正体がそこで明らかに^^;
爵位くらいはこれまでのお話で想像できてたし。
なんか読む気なくなっちゃった…。
>>Spotlight on Stephanie Laurens 2
(Prequel: Captain Jack's Woman)
Book1: The Lady Chosen
Book2: A Gentleman's Honor
Book3: A Lady of His Own
Book4: A Fine Passion
Book5: To Distraction
Book6: Beyond Seduction
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