シニアボランティア(SV)の方々は皆元気だ。いや、元気な人でないとSVに成れないのだ。
SVの一次選考に合格すると健康診断を受けなくてはならないが、これが人間ドッグ並に厳しい。
下記のような疾患で現在治療中もしくは既往症がある方で、健康上円滑な協力活動が困難と判断される場合には不合格となる。
高血圧症
胃・十二指腸潰瘍
心筋梗塞・狭心症
脳卒中
不整脈(心房細動)
糖尿病
肝機能障害
胆石症
高尿酸血症
腎臓病
気管支喘息
心身症・精神疾患
慢性腰痛症
痔
結核性疾患
悪性腫瘍(癌)
極度の肥満・やせ
メタボリックシンドローム
私も過去に十二指腸潰瘍と診断され不合格となりピロリ菌の除菌をしたことがある。結果的に完治することができたので良かったが、何よりも苦しかったのは内視鏡(胃カメラ)だ。とにかくオエーとなってなかなかカメラを飲み込むことが出来なかった。
なので、前回の健康診断の時は少しでも苦痛が少ないクリニックは無いかと必死で調べ、鼻からカメラを入れる経鼻内視鏡を扱っているクリニックを見つけた。
<経鼻内視鏡は直径5mmで口からの内視鏡に比べ、オエーとなる感じがほとんどなく楽に検査ができる。また、検査中にお話もできる。鼻の通りをよくする薬を点鼻し、局所麻酔の薬を鼻に噴霧した上で内視鏡を左右どちらかの鼻から挿入する。>
半信半疑で経鼻内視鏡にトライしたが、本当に殆ど痛みは無く、オエーともならなかった。こんな素晴らしい医療機器を開発してくれたメーカーに感謝したい気持だった。
さて、オリンパスというと私たちにはカメラのイメージだが実は医療機器で圧倒的な市場支配をしている。特に内視鏡では世界一で、世界の75%のシェアを持っている。
しかもその凄いところは内視鏡本体だけでなく、内視鏡検査用の各種デバイスから小さな小物に至るまで、ほぼ全て関連する製品を網羅していることである。したがってほぼ独占企業の状態であり競争がないため値引きはほとんどしない。それ自体は戦略なので問題は無い。
問題なのはそういった商法で儲けたお金を何百億も得体のしれないケイマン諸島のアドバイザーに払ったふりをしてドブに捨てていたことだ。
これだけコンプライアンスの重要性が叫ばれるようになった時代に「飛ばし」をやっていたなんて...
でも潰れてしまったら困る。私を苦痛から解放してくれた会社なのだから。そして悪いのは社員ではなく歴代社長や一部の総務担当役員なのだから。
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