愛犬ムクとコロ

ムクは、蒸かしたサツマイモが好物だった。
コロは、早朝散歩を楽しんでいた。
その早朝散歩で元気をもらってきた私。

読書の春「ビブリオバトル」

2015年02月12日 | 本と雑誌




(幸手権現堂のスイセン)



 2月8日の新聞に、
 「ビブリオバトル」の全国高校決勝大会
 の優勝者が発表されていました。

 興味ある新聞記事です。

 「ビブリオバトル」とは、
 参加出場者が、
 お気に入りの本を一人5分間で、
 その本の魅力などを紹介し、
 それを聞いた人が
 一番読みたくなった本を決める
 書評大会です。
 [人を通して本を知る」大会。

 この予選大会には、
 全国で、出場高校が232校にもなって
 いるようです。
 今回の優勝者が発表した本が、
 「冷たい校舎の時は止まる」
    (辻村深月著、講談社)です。
 面白かったので、
 発表内容を書きます。
 興味があったら読んでください。


 『物語は、雪の降る日、高校生が登校
してくるところから始まります。
校舎に着くと、8人しかいない。
ところが、
その後も生徒はおろか、先生も一人も来
ない。不思議に思った8人は、外に出よ
うとするのですが、扉が開かなくなり、
校舎に閉じ込められてしまいます。
ふと見れば、腕時計も校舎の時計も
5時53分で止まっている。
そんな中、一人が気付くのです。
「私たちは7人のはず。一人多い」と、
この物語の魅力は、
ストーリーの面白さなのですが、
それを話すと、8人目が誰か分って
しまうかもしれないので、それ以外の
3点を紹介したいと思います。
 一つ目は、個性豊かな登場人物です。
彼らは進学校の3年生。
全国模擬1位の秀才。
不良、何でも消極的に考えてしまう
女の子などもいます。
彼らは8人目が誰かを探す過程で、
自らの悩みや不安に向きあわなければ
ならないのですが、
私にも覚えがあることばかりで、
「どうして私の悩みを知っているの
だろう」と思ったほどです。
 二つ目は、謎解きについてです。
いろいろなところに誰が8人目かの
ヒントが隠されています。
それをひもといて、8人目は誰かを
考えながら読んでみてください。
ラストの展開には、
驚きで鳥肌が立つはずです。
 三つ目は、読み終わった後について
です。読んでいるとき、
早く続きが知りたいという思いで
ページをめくりました。
しかし、終わりが近付くにつれ、
読み終えたら、
彼らとは二度と会えないのだ、
と寂しくなりました。
果たして8人目とは誰なのか、
無事に外にでることができるのか、
この本を読んで確かめてください。』


これを発表したのが、
日本大学三島高校2年の
中村朱里(あかり)さんです。
今の自分自身と向き合っている高校生。
青春って素晴らしいですね。





(平成27年2月12日撮影)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿