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自然科学系ノーベル賞に根強い「白人男性偏重」 受賞者、女性は3.7%、黒人はゼロで、圧倒的多数が白人男性(Newsweek

2021年12月09日 11時00分12秒 | 教育のこと
優秀な女性や黒人を冷遇する科学技術界と社会の時代錯誤な悪弊に終止符を>

2007年、筆者はスウェーデン王立科学アカデミーのノーベル化学賞の選考で助言した関係で授賞式に招かれた。受賞者と同じホテルに滞在し、「知る人ぞ知る」存在だった彼らが一躍「時の人」になるのを目の当たりにした。

例年10月上旬の発表直後から受賞者は世界中で講演に引っ張りだこ。12月の授賞式前後の1週間はスウェーデンの首都ストックホルムで取材攻勢に遭い、王室の人々と懇談。その様子がテレビ放映される。


科学者と彼らの研究が世間の注目を浴びることは喜ばしい。だが第1回から120年、自然科学系の受賞者623人のうち女性は3.7%、黒人はゼロで、圧倒的多数が白人男性だ。これは選考委員会だけでなく社会全体の問題だ。


10・16・2020

ノーベル賞はスウェーデンのアルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて創設された。現在は化学、物理学、医学・生理学、文学、平和、経済学の6分野で、第1回は1901年.受賞者は3人以内、生存中であることが条件とされている。

映画のアカデミー賞同様、発表前は受賞者予想が飛び交う。発表後は受賞者とその研究が徹底的に分析され、賞を逃した人々には同情が寄せられる。

自然科学系の受賞者は女性と黒人が極端に少なく、国別ではアメリカがずば抜けて多く中国は意外なほど少ない。

ノミネートは他薦のみ。選考過程は50年間伏せられるが、受賞者の顔触れを見れば明らかに一流研究機関勤務で、自己PRが得意で、仲間内で名を知られた研究者が有利。年配で定評のある白人男性になりがちなのは当然だろう。

それは選考する側も自覚し、2019年度からジェンダーや地域やテーマの多様性を考慮するよう推薦者に要請している。だが、この年の物理学賞、化学賞、医学賞の受賞者には黒人も女性もいなかった(今年は女性が物理学賞で1人、化学賞で2人受賞した)。

この旧態依然ぶりは一体どういうわけなのか。

固定観念も「足かせ」に
米国科学工学統計センターの2017年の報告によれば、白人男性はアメリカの総人口の3分の1だが、科学者全体の半数以上に上る。一方、同様に総人口の約30%を占めるマイノリティーは修士課程で14%、博士課程では6%。2017年はSTEM(科学・技術・工学・数学)を中心に十数の分野で黒人の博士号取得者がいなかった。全米の上位50校で化学の黒人教授の比率は1.6%。ノーベル賞では名門校での人脈と評価がものをいうのに。

黒人が少ない理由はさまざまだ。貧困、地域の教育機関の資金不足、良き手本や先輩の不在。ネガティブな固定観念で判断されるのを恐れて実力を出せなかったり、明らかに成功しているのに過大評価されていると感じる可能性もある。露骨な差別や無意識の差別的な言動も影響する。

人口の半数を占める女性もSTEMの多くの分野では少数派。ノーベル賞の女性受賞者は物理学賞が4人、化学賞7人、医学・生理学賞12人にとどまっている。

歴代受賞者の顔触れはSTEM分野の女性やマイノリティーへの偏見と格差を暗示する。大学の優遇措置は応急処置。ノーベル賞に多様性を求めるなら社会全体の経済・教育格差の解消が不可欠だ。

全文はソース元で

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非常事態宣言下の婚活事情…Zoomデートで仲を深めたカップルも

2021年12月09日 10時00分45秒 | 女と男のこと

非常事態宣言下の婚活事情…Zoomデートで仲を深めたカップルも

新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからない不安の中、多くの人がパートナーのありがたさや一人の孤独などを感じているようです。

コロナ離婚」というネガティブな情報が広まっているようですが、「コロナ婚」ももちろんあります。今まで経験したことのない状況になったことで仕事の仕方や考え方などが変化し、多くの男女にとって人生のターニングポイントになっているのではないでしょうか。 

 どうしてもネガティブな情報が流れやすい世の中ですが、今回は現在、私の周りでめでたく婚活を前進できた人たちのことをお伝えします。 

婚活業界にもZoomが一気に浸透
 東日本大震災のとき、連絡ツールとして一気に広がりを見せたのがTwitterとLINEでした。なかなか電話がつながらない中、Twitterは安否確認の際に活躍、LINEも連絡がとりやすい手段として認知されたのと同様に、新型コロナウイルスの影響でZoomが広く認知されるようになりました。  

結婚相談所という業界は比較的年配の仲人さんが活躍していることから、紙でのやり取りや、打ち合わせは直接お会いして……という文化が根強く、「お見合いは直接、お会いするのが当然だ」という価値観が一般的でした。 

※写真はイメージです(以下、同)
 しかし、そんな大先輩たちも今回のような非常事態に際してZoomの便利さやコミュニケーションを円滑にできるという実体験から、結婚相談所全体にZoomお見合いが流行、新たなカップルの誕生に一役買っています。  

そんなZoomを活用してプロポーズを成功させたのがヒロキさん(仮名・36歳)。ヒロキさんは3月3日にご入会したばかりのまだ新しい会員さんでした。3月20日にお見合いをしたエミさん(仮名・34歳)と緊急事態宣言前に一度のデートをし、仮交際の状態のまま、4月を迎えました。  一度しかデートをできていなかったということで、ヒロキさんから「緊急事態宣言後、エミさんとお会いできていない。どのように交際をしていけばいいか悩んでいる」と連絡をいただきました。エミさんは看護師という仕事柄、新型コロナウイルス対策への意識が高く、仕事と家の往復しかしておらず、感染防止のため、外出をできる限り、控えていたようです。 
Zoomデートで気をつけるべきは?

  当然、お相手がそのように自粛している中、無理やり会いに行くことはオススメできないため、Zoomでの交流をすることを提案。私とのコンサル時、Zoom利用してどのように仲を深めるか作戦会議をしました。  

まず、Zoomの注意点として、「部屋の汚さがバレる」ということと、「多くの男性は写り方のセンスがない」ということを改善しようと考えました。安いライトと、三脚にもなる自撮り棒を購入。自撮り棒は「いつか新婚旅行の際にも使えるよ」という私の煽り文句に、使いやすそうな少しいいものを買ったとのことでした。  

部屋は男性だから多少汚れているのは問題ないですが、あまりに汚いのは見栄えが悪いということで、お掃除もするように伝えました。 

 Zoomデート時には一緒に飲みながらお話をするということと、お料理が好きなエミさんにお料理を教えてもらいながら自宅で自炊をするという2人だけのお料理教室を実施。さらに洗濯をたたみながら、「タオルって、どうやって畳む派〜?」などと日常を少しずつ見せながら、エミさんが自宅にいる時間に交流を重ねていきました。  

そして、5回目のZoomデート後、エミさんの仲人さんから「エミさんが真剣交際を考えているのですが、ヒロキさんはどうですか?」というご連絡が到来。ヒロキさんと考えたZoomデートがうまくいったと喜びました。

会えなくても仲を深める方法はある
 ヒロキさんはまだプロポーズすることができていません。なぜならコロナが落ち着き、緊急事態宣言が解除され、実際にお会いできるとなったときに直接、伝えたいとヒロキさんが考えているからです。  


実は以前からヒロキさんは真剣交際の申し込みを手紙でお送りすることを決めていました。お互いがいいと思っているからこそ、エミさんのご自宅の住所を仲人さんから聞くことができたのですが、サプライズでヒロキさんが書いた手紙には「まだ一度しかデート出来ていないけど、Zoomで毎日の生活をお互いに感じることができ、今こそエミさんと一緒にいたいと感じました」とあり、ほぼプロポーズのようなお手紙で真剣交際を申し込みました。その後、Zoomにてエミさんから申し込みをお受けするという返事をいただいたのです。 


「会えないから今、出会うのは難しいと考える人」と「会えないからこそ、今本当につながりをつくることにポジティブに考えられる人」と、きっと今婚活をしている人は2種類にわかれているのではないでしょうか。たとえ、世界が変わろうとも、自分の人生の時間は変わりません。ぜひともヒロキさんのZoomデートを参考に、前向きに明るい自分の未来を作っていきましょうね。



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今日の会場です❗

2021年12月09日 09時32分12秒 | いろいろな出来事


幕張メッセ、出張、二日目ですね🍀
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新型コロナウイルス感染から子どもを守る方法。それは、一つだけで十分です

2021年12月09日 08時00分49秒 | 医療のこと
>新型コロナウイルス感染から子どもを守る方法。それは、一つだけで十分です。しっかりと手を洗ってください。そうすれば、インフルエンザもウイルス性胃腸炎もかなり予防できます。


新型コロナウイルスから子どもを守る…マスクとうがいの効果は疑問 「絶対にしてほしいこと」は
松永正訓(小児外科医)
 
 新型コロナウイルス感染による新型肺炎が大変な話題になっています。

  私は千葉市に住んでいますが、妻の話によればドラッグストアでマスクは品薄になっていて、一人で買える個数が制限されているそうです。東京などの大都市では人口の密集度も高いし、来日外国人の数も圧倒的に多いので、新型肺炎を心配している人は地方よりも多いことでしょう。
     
イメージ        
 


油断せず、恐れ過ぎず
 
 現在(1月30日)までに、22の国・地域で、8000人を超える人が新型コロナウイルスに感染し、170人が死亡したと報道されています。致死率は、およそ2%です。この数字をどう見ればいいのかは、大変難しいと思います。

 冬季に流行するインフルエンザの場合、国内で毎年、約1000万人がウイルスに感染し、直接的・間接的な死亡者は約1万人になるとされています。「1万人」という数字に驚かれる読者も多いと思います。しかし、致死率を計算すれば、0.1%ということになります。

  新型コロナウイルスについて、最近、明らかになったことは、人から人へ感染することが確実であることと、ウイルスを保持しているが病気は発症していない「不顕性感染」が起きているということでしょう。不顕性感染の人からほかの人にうつるのかは、まだ定かではありません。決して油断してはいけませんが、過度に恐れてもいけないと思います。
小児の感染例も報告
 
 コロナウイルスはゲノムにRNAを持っていますから、遺伝子変異を起こしやすいと言えます。ウイルスが広がるにつれ、毒性が増すことも考えられますが、反対に衰えることもあります。私は、後者の可能性の方が高いと思っています。夏季五輪までに終息することを祈るばかりです。

 2002~03年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行したときは、致死率は約10%でした。重症肺炎になると、医師は患者に人工呼吸器を使います。それでも救命できない理由は、患者自身の免疫系(炎症性サイトカイン)が暴走して肺や他の臓器を破壊してしまうからです。こういう状態を「サイトカインストーム」(サイトカインの嵐)と言います。今回の新型肺炎でも、同じようなことが起きていることが報告されています。

  免疫系の暴走は、子どもよりも免疫の強い大人で顕著に表れます。したがって、SARSのときも今回も、中年以上の成人で死亡者が多く出ています。しかしながら、小児の感染例も報告されるようになった今、子を持つ親の心配は尽きることがないでしょう。どうすれば新型コロナウイルスの感染から子どもを守ることができるのでしょうか?

うがいは日本だけの風習
 
 インフルエンザから身を守るときと、全く同じことをすればいいのです。09年に新型インフルエンザが発生し、社会不安が起きました。あのときも、私は、従来からのインフルエンザ対策を実行するよう、みなさんにお願いしました。

 新型コロナウイルスは飛沫(ひまつ)感染によって広がります。患者が咳(せき)をすると、「ウイルスを含んだ唾液」と「ウイルス粒子そのもの」が、2メートルくらいまで飛び散るのです。わが身を守ろうと、ドラッグストアに殺到してマスクを買い求める様子が報じられますが、ウイルス粒子はマスクを素通りしますので、実は防御効果はほとんどありません。3歳未満の子はマスクを嫌がりますよね。マスクは絶対に必要な物ではありません。

 ただ、「ウイルスを含んだ唾液」はあちこちに飛び散っていますので、手洗いは非常に重要になります。子どもが自分から進んで手を洗うことは、たとえ小学生くらいになっても絶対にありません。親が責任を持って、1日に何度も子どもと一緒に手洗いをしてください。石けんで20秒以上、流水で洗い流すのに20秒以上、何か童謡を2曲くらい歌いながら洗ってください。

  うがいは、やりたい人はやっても構いませんが、ほとんど効果はありません。これは日本だけの風習です。
 咳が出る時、両手で覆うのは厳禁
 
 では、マスクは何のためにあるのでしょうか? これは、どんな種類のウイルスに感染していようと、咳をしている人は絶対に着けなくてはいけません。マスクをすれば、「ウイルスを含んだ唾液」は飛び散りません。こんな常識的なことが守れない大人が多すぎます。大人がマスクをすれば、子どももまねします。

 では、品切れでマスクがなかったら?

 咳が出る瞬間に、ひじをL字に曲げて口と鼻を覆ってください。以前、オバマ前大統領が、テレビ演説でお手本を見せていましたね。日本でも安倍首相にやってほしいです。絶対にやってはいけないことは、両手で口と鼻を覆うことです。その手には「ウイルスを含んだ唾液」がたっぷりと付いてしまいます。ハンカチで拭いたくらいでは取れません。その手で、ドアノブ、エレベーターのボタン、電車・バスのつり革に触れれば、ウイルスはどんどん広がっていきます。

  新型コロナウイルス感染から子どもを守る方法。それは、一つだけで十分です。しっかりと手を洗ってください。そうすれば、インフルエンザもウイルス性胃腸炎もかなり予防できます。


松永正訓(まつなが・ただし)
 
1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業、小児外科医になる。99年に千葉大小児外科講師に就き、日本小児肝がんスタディーグループのスタディーコーディネーターも務めた。国際小児がん学会のBest Poster Prizeなど受賞歴多数。2006年より、「 松永クリニック小児科・小児外科 」院長。

『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』にて13年、第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞。2018年9月、『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』(中央公論新社)を出版。

ブログは http://wallaby-clinic.asablo.jp/blog/


1/31f/2020

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ついに天皇陛下が最後通牒」小室圭さんはすべてを記者会見で説明すべきだ

2021年12月09日 00時25分05秒 | 皇室のこと


青天の霹靂ともいえる厳しい発言だった  2月23日の誕生日を前に行われた記者会見(2月19日)での天皇発言が波紋を呼んでいる。

2021

 【この記事の画像を見る】  


事前に宮内庁記者会から提出されていた「眞子さんの結婚問題」について、こう答えたのだ。 

 「眞子内親王の結婚については、国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王がご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」 

 眞子さんに対する“最後通牒”とも取れる内容に、記者たちの間に衝撃が走った。 

 眞子さんは愛子さんの姉代わりの存在でもあり、可愛い姪でもある。記者たちが予想していた答えは、「本人たちの意志に任せ、静かに見守りたい」というものだった。  

記者から「多くの人が納得し喜んでくれる状況になるには何が必要とお考えか」という追加質問には、 

 「先程申し上げたこと以上のことは、今はお答えは差し控えさせていただきたい」と、それ以上は語らなかった。  

この発言について週刊文春(3/4日号)は、「現状のままではお二人の結婚に『NO』を突き付けざるを得ないという“裁断”を、天皇が公の場で示されたのだ」と報じた。  青天の霹靂とでもいえる厳しい発言の背景には何があったのだろう。 


■「私の気持ちを尊重してくださっている」はずが…  質問は1カ月前に提出された。

「陛下はその間、推敲を重ねられてご回答を練ってこられました」(宮内庁担当記者=週刊新潮3/4日号) 

 「その内容は、ご結婚に重大な懸念を持たれていることがわかる手厳しいもの。陛下は事前に秋篠宮ご夫妻だけでなく、上皇ご夫妻にも内容を伝えられたでしょうから、相当な危機感とご覚悟の上での発言だったと思います」(宮内庁関係者=女性セブン3/11日号)  

眞子さんは昨年11月中旬に自分の結婚についての「お気持ち」を公表した。その中で、私と小室圭との結婚が、生きていくために必要な選択だといい切り、そのことを「天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守り下さっていることに、深く感謝申し上げております」と書いていたのだ。  

小室圭との結婚は皇室全体の了解事項であるかのように記し、世間に訴えかけていた。

  ところが、「会見での陛下は、その想いに応えるどころか、ご回答は実に現実的で、かつシビアなものでした」(宮内庁担当記者=同)


■平成時代の裁可を根本から覆すに等しい  第一、天皇が“他家”について言及することが異例中の異例なのだ。 

 その上、この結婚については、上皇が天皇時代に「裁可」しているのだ。  「天皇が認めることで初めて、内親王の婚約内定は成立するものなのです。天皇陛下は裁可をされたご本人ではないとはいえ、“もう一度両親とよく話し合って”と取れる発言をされた。それは裁可を根本から覆すに等しい、非常に厳しい注文ではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト=同)  


父親の秋篠宮が昨年の誕生日会見で、

「娘の結婚は許す」といった後で、「結婚と婚約は別だから納采の儀は行えない」「国民の多くが納得し、祝福してくれる状況にはない」と付け加えたことで、結婚問題の行方は不透明になってしまった。

  さらに宮内庁の西村泰彦長官が記者たちに、「小室圭さん側に説明する必要がある」といい出した。この発言の裏には、この結婚に懐疑的な上皇后の考えがあるのではないかと、一部の週刊誌で報じられた。 

 宮内庁はあわてて打ち消したが、それはどうやら事実だったようだ。  また報道によると、秋篠宮は眞子さんの結婚問題についての悩みを、兄である天皇に相談していたようだ。 

 天皇は深い苦悩に打ちひしがれた秋篠宮の姿に同情し、何とか力になれないかと考え抜いた末にたどり着いたのが、この言葉だったのではないか。


 ■バラバラになった家族を再生させてほしいという表れか  

天皇は家族を大事にすることで知られている。今回の会見でも、今年20歳になる愛子さんについて聞かれ、「将来のことも含め、私たちで相談に乗れることは、できる限りしてあげたい」「結婚のことも含めて、いろいろ将来のことも話し合う機会というものがあるかと思います」と、親子で話し合うことの必要性を語っている。 

 長女・次女と母親との確執、存在感を失いつつある父親、そんな秋篠宮家の現状を憂い、家族で話し合い、もう一度再生させるべく努力するべきだというメッセージが、今回の発言にはあるように思う。

  この天皇の発言で、秋篠宮眞子さんと小室圭の結婚問題は、秋篠宮家だけの問題ではなく、皇室全体の問題に格上げされたことは間違いない。  


小室圭母子はこれまで同様、だんまりを決め込んでいるわけにはいかないはずだ。小室圭が何らかのリアクションをしない限り、眞子さんが皇籍離脱してニューヨークへ駆け落ちするという選択肢しか、2人が結婚するためには残されなくなってしまった。


■小室圭に起死回生策はあるのか 


 私は、眞子&圭の結婚を応援する1人ではあるが、今回の天皇の発言は想定外だった。  

今回も小室圭が動かないとすれば、「小室圭は眞子さんと結婚するにふさわしい人間ではない」という国民の声が圧倒的になり、流れは「結婚解消」へと向かうのではないかと心配している。 

 追い詰められた小室圭に起死回生策はあるのか。私なりに考えてみたい。  婚約延期後に、小室圭が「金銭トラブル」について自分の考えを表明したのはただ1度だけだ。  

2019年1月22日に小室圭は母親佳代の「金銭トラブル」について文書を公表し、こう説明した。 


 まず、母親と元婚約者は2010年9月に婚約し、「母の再婚については私も嬉しく思いましたし、私自身も元婚約者の方とはとても親しくさせていただきました。婚約期間中、元婚約者の方から金銭的な支援を受けたこともあります」と、金銭援助を受けたことを認めている。 

 だがその2年後、突然、元婚約者のほうから婚約を解消したいという申し入れがあり、母親は憔悴したが、最終的には申し入れを受け入れた。 

 元婚約者のいい分では、佳代の金銭的な要求が度々なので、嫌気がさしたといっている。 

■「返してもらうつもりはない」という説明が一転  

問題になっているのは、次の行だ。  

「母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から、『返してもらうつもりはなかった』という明確なご説明がありました。支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題はすべて解決済みであることを二人は確認したのです」 

 ところが、婚約を解消してから1年ほどたった平成25年(2013年)8月頃に、元婚約者から、「交際していた期間に負担した費用の返済を求める手紙を受け取りました」。

驚いた母親は、「専門家に相談してアドバイスを受けるとともに、元婚約者の方と直接お目にかかって、ご要望には応じかねることとその理由をお伝えしました」  

それ以来、向こうから連絡が入ることもなく、「元婚約者の方と自宅周辺で偶然お会いすることもありましたが、金銭の話題が出たことはありませんでした」 

 小室母子側は解決済みだと理解していたのに、秋篠宮眞子さんと婚約することになってから、元婚約者のコメントが連日報道されることになり、元婚約者の意向を測りかねて困惑したと書いている。 

 そして、「私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております」としている。

■カネの亡者、守銭奴というイメージが貼り付けられた  

当初、批判の声が巻き起こったのは、小室の母親がもらった金銭が借りたものか、贈与されたものかという「金銭トラブル」についてであった。 

 だが、これは私も何度か言及しているように、元婚約者の一方的ないい分である。小室圭もいっているように、一度は“解決”したかに見えたのに、小室圭が秋篠宮眞子さんと結婚内定会見が行われた後、元婚約者が、小室圭の母親との間に金銭トラブルがあると週刊女性にタレ込んだのである。 

 私は、皇室と結婚する人間はスキャンダルを嫌がるはずだ、カネを払うに違いないと目論んだための売り込みだと、ここでも何度か書いてきた。

  その目論見が外れると、小室家のプライバシーを暴きたて、週刊誌は話の裏も取らないまま、垂れ流し続けたのである。 

 息子の入学金や授業料、留学費用まで元婚約者にせびったカネの亡者、借りたものを返さない守銭奴というイメージが、小室母子に張り付けられたのである。 

 そのメディアで作り上げられたイメージがひとり歩きして今日まで来ている。秋篠宮夫妻、上皇夫妻、天皇夫妻も、少なからずその色眼鏡で小室母子を見ているのだ。  

小室圭はこの文書で、そうしたイメージは作り上げられたもので、本当の自分と母は、そのような人間ではないことを訴えなければいけなかったのだ。  

だが、この文面からは、そうした意図は汲み取れない。ただ自分たちの“正統性”をいい立てているだけである。

 ■母子の人間性が、皇室全体から問われている 

 私がこれを読み返して一番気になったのは、小室母子が、一時は共に家庭を営もうと考えた相手、それも相当な資金援助を受けた相手にもかかわらず、感謝の気持ちが少しも感じ取れないことであった。

  婚約解消後も、近くに住んでいたそうだから、世話になったことを感謝することはもちろん、秋篠宮眞子さんとの婚約内定会見の前に、今回こういうことになりましたといいに行くぐらいはするべきだった。たとえ、金銭トラブルがあってもだ。  

また、秋篠宮から「多くの国民に理解され、祝福されるようにしろ」という忠告も聞き流し、何のリアクションも起こさなかった。  厳しいいい方をするが、今問われているのは金銭問題ではない。この母子の人間性が、秋篠宮夫妻、上皇上皇后、天皇皇后から問われているのである。


■秋篠宮夫妻と話し合い、会見を開くべきだ  

天皇は小室圭の名前は出さなかったが、眞子さんに父親と相談しろといったのは、本当に結婚する気があるのなら、小室圭よ、すぐに秋篠宮夫妻と話し合い、多くの国民の理解を得るために、何らかの形で説明する機会をつくれと申し渡したのだ。  

文書ではだめだ。小室圭という人間が眞子さんにふさわしいかどうか、会見を開いて語るべきだ。

  自分の言葉で眞子さんへの愛情を語れ。小室圭がどんな人間か、すべてをさらけ出し、ありったけの言葉を繰り出して、国民に理解してもらうのだ。  会見に弁護士はいらない。眞子さんには出てもらったほうがいい。小室圭1人では、手ぐすね引いている記者たちの餌食になる。眞子さんがいれば、記者たちの突っ込みも少しは和らぐはずだ。 


 2人が本当に愛し合っていること、将来の生活設計をどう考えているのかを、口さがない記者たちに、わけもわからずにこの結婚に異を唱えている国民に分かってもらうのだ。

 ■小室圭の“本気度”が問われている 

 一世一代の大勝負だが、これをしない限り、2人で駆け落ち婚をしてニューヨークで暮らしていくにしても、一生、世間の好奇の目から逃れることはできないと知るべきだ。  

週刊新潮に、ノルウェー王室のメッテマリット王太子妃のケースが参考になるとある。 

 2000年末にホーコン王太子との婚約が決まったのだが、彼女が3歳の子どもを持つ未婚の母であること、子どもの父親は麻薬取引で逮捕歴があり、彼女自身も夜ごとのディスコ通いやドラッグパーティーに参加していたことが報じられた。  

当然ながら、この結婚に国民が猛反対して、ノルウェー王室の支持率が9割から5割近くまで下落してしまった。 

 「民間人として臨んだ記者会見でメッテマリット妃は自らをさらけ出し、“私の過去を受け入れるのは難しいという人がいることは理解できます。でもこれからの私を見守ってほしい”と懺悔し、涙ながらに訴えたのです。ここからメディアは“悔い改めたシンデレラ”と報じ、7割の国民が結婚を支持するに至りました」(名古屋大学大学院の河西秀哉准教授)  

これに比べれば、眞子さんと小室圭の結婚のハードルはそう高くはない。小室圭の“本気度”が問われている。(文中敬称略)




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