恋愛・結婚
2020年03月07日
男に尽しすぎる女の意外な盲点。銀座ママが語る
銀座にあるクラブMontereyで、当時の銀座で最年少のママとなった桐島とうかママは、幅広い年代の男性の女性にまつわる悩みをカバーしつつ、20代の若い女性の感性も理解できる稀有な存在。
最近お店でよく話題になるテーマは「男をダメにする女性」の話だとか。付き合ったあとから男がダメになってしまうのは、女性にとっては大きな悩み。とうかさんから「だめんずメーカー」の特徴を学んで、男性も女性も人生の見方をしてくれる恋愛を手に入れましょう
銀座で働いていると、「妻と出会えたおかげで仕事が上手くいって、今の自分がいる」という話をお客様から話して頂くことが少なくありません。先日も常連のお客様から「嫁が背中を押してくれて頑張れたから、出世できた」という話を聞きました。 一緒にいる男をより成長させて輝かせる女と、男をダメにする女。男性にもどうせ好きになるのであれば、自分をいい男にしてくれる人を選んで欲しいです。ということで今回も、男をダメにしてしまう女の特徴と、そんな「ダメにする女」を選んでしまう男性心理を、お客様の経験談に基づいて綴ります。
尽しすぎる女
身の回りの世話を焼きすぎて、徹底的に尽してくる女性と付き合ってしまうと、いつの間にか自分でできることも人にやってもらうことが多くなり、なにもできない男になってしまいます。付き合う男性をダメにしてしまうなんでもやってくれる女性の特徴は、母親のような母性を持っていて、包み込んでくれそうな雰囲気の女性に多いです。
そんな女性に惹かれてしまう男性には、日頃から仕事場などで見栄を張る性格の人が多いです。仕事に真摯に取り組んでいる男性ほど、プライベートでは女性に甘えたいと感じるのでしょう。 そんな「尽し過ぎる女性」と過去につき合ったAさんのお話をします。 Aさんは金融関係の仕事に就くエリートサラリーマンで、彼女と付き合う前はしっかりとした印象で、ワイシャツのしわ1つもない、自分で自分を律されている方でした。
ところが、Aさんに尽してくれすぎる彼女ができてから、ちょっとずつAさんが変わっていきました。身の回りの世話をなんでもやってくれるので、Aさんは自分で家事を何もしなくなりました。自分のわがままやこだわりにも大体応えてくれるので、Aさんはいつの間にか、すべてが自分の思い通りにならないと気に食わない、傲慢な人になっていきました。
仕事でも自分で考えて行動するということが少なくなり、簡単に人に頼ってしまうことが増え、ところどころに甘えが目立つようになってしまったそうです。 彼女と付き合う前のAさんは周りへの気遣いも完ぺきだったのですが、彼女と付き合った後は一緒に食事に行っても自分の飲み物だけを頼む。誰かが片付けてくれると思っているのか、Aさんのテーブル回りは散らかり放題。料理が出てきても箸や小皿などを回さないような、気の利かない男性になっていきました。
女性に甘えた経験は体に染みつく
そして2年後、彼女の方から、 「最初はしっかりした人だと思って付き合ったのに、今では全部人任せで、だらしなくて、魅力を感じなくなった」 と言って振られてしまったそうです。 その頃にはもう、Aさんは彼女に完全に依存していました。別れた後は、自分の家なのに必要なものがどこにあるかわからず、忘れ物も増えて、毎日の生活自体が億劫に感じるように。
店に来られるときも、パリッとしていたワイシャツにしわが目立ち、見た目も同じ人だとは思えないほどに変わってしまいました。その後、「好きになった女性には次々に振られてしまった」と話しておりました。出したら出しっぱなし、ごみも捨てない、まるで子供のような男性になってしまったからでしょう。 そして、精神面でもAさんはすぐに弱音を吐くようになり、ちょっと失敗をしただけで極端に落ち込んでしまうようになってしまったのです。
母性のある、尽してくれる女性が全員悪いというわけではないのです。ではどうしたらダメな男を作らずに一緒にいる男性を輝かせられるのか。大切なことは「男性にも頼る」ということだと思います。
人は誰かに頼られるとモチベーションが上がり、やる気が出るのです。もし、今これを読んでいる貴方が「彼女が頑張ってくれるし、何でもやってくれるから、俺は何もしなくていいや」と思っているのであれば、彼女との付き合い方を変えるべきかもしれません。ダメになってしまうのは何でもやってもらっていて、頼ってもらえていない貴方のほうなのですから。