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外遊びの記録

四ツ岳北面2475m地点 15.4.16

2015年04月22日 | バックカントリー

四ツ岳への挑戦は今回で5回目。いろんな言い訳があり一度も登頂したことがない。北面コースは3回目。今回こそはと思って前日の仕事が終わると直接岐阜に向かい、途中の道の駅で車中泊。2時半に起床し朝ごはん、平湯に向かったが準備が終わるころには空が白み始めてきた。四ツ岳はそんなに甘くないので今日も登頂は諦めムード。

4:50 平湯キャンプ場から出発。奥の沢を登る。今日もクトーが良く効くので急斜面をガンガン行きます。

5:45 ひとつ目の急斜面を登り切り、台地に登り上げた。

昨夜の雪のおかげで雪面がパックされていてスベスベ。台地左端に進むと平湯大滝を見下ろせる。

大滝を見たら右に向かって2回目の急斜面を登る。
台地に上がって、あまり右により過ぎないように進むと大滝川渡河地点に到着するが、はたしてスノーブリッジは残っているだろうか?

6:30 大滝川渡河地点。橋は一か所だけ残っていた。

怖いのでササッと渡ります。渡り終えたら下流に向かい、登れるところを探して登り上げる。
さあ、これからが本番だ。その前にちょっと休憩。今日もペットボトルに甘納豆を詰めてきた。

ここからは林の迷路になる。いかにうまく目的地まで行けるかが時間短縮のカギだ。
なるべく大滝川沿いに進んだほうが効率良さそう。沢ではなく尾根を行くことにした。
だんだんと雪が増えてきて踵ラッセルくらいになってきた。時々、四ツ岳山頂が見える。頂上付近は岩の要塞だ。
頂上までは雪は繋がってなさそう。

クトーが効かず、滑るので足元を見るとビンディングの下に雪が固まってクライムサポートのように踵が浮いていた。
これだとクトーが効かないのでほじほじして雪の固まりを除去した。
前方が開けてきた。そろそろ昼メシにしようか。今日はクリームパンの昼食。2個も食べちゃいました。

疎林になり太陽が当たるところを歩く。すぐに足が重くなり板を見ると雪ゲタになっていた。

これはイカン。雪を取り除きワックスを塗布。歩き出すとまた雪が付いてきた。
そうか、日当たりは雪が解けているから日蔭を歩けばいいのか。また疎林に突入した。
もう目の前は山頂からの岩の端。とにかくあそこまで行こう。あの△岩まで。

ここまで来ると風が強くなってきて急に雪面が固くなってきた。気付けば超急斜面。

ヤバイ!またしても勝手にクライムサポートだ!ここで足を滑らせたら下まで止まらない。
5歩ほど引き返して息を整える。もうアイゼンピッケルにしようか?
△岩のほうが風が強いから左側に行ってみよう。斜度は先ほどと同等だがこちらは雪が緩んでいる。
クトーがしっかり刺さるのでこのまま登る。谷を見ると目がくらむほどの高度感。写真を撮りたいがその余裕がない。

12:20 上部は岩に囲まれたのでこれ以上登るのは無理。今日はここまででいいだろう。

板を組み立てたら大休止。眼前には穂高や笠が・・・。ナイスな景観ですね。これだけでもシアワセ。

13:00 滑降開始。急斜面で雪も良く、気持ちよく落ちていく。
雪ゲタ地点まではいい滑りを楽しんだ。そこからは重い雪との格闘。
林に入ると自分のラッセル跡を見失わないよう滑る。

13:50 大滝川渡河地点。ブリッジは残っていた。台地はストック漕ぎ。

14:50 車に到着。

      GPSデータ   青・・・登り 5.2km    赤・・・スノボ

飛騨地方は桜が満開でした。


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