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名建築生かし増改築へ大多喜町役場 読売新聞

2009年10月25日 | 大多喜から上総中野・いすみ鉄道

10月25日読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20091025-OYT8T00147.htm

名建築生かし増改築へ大多喜町役場

 優れた公共建築と高い評価を受ける大多喜町役場庁舎が、2010年度に改修・増築されることになった。老朽化に伴い耐震化が必要となったためで、公募による設計を経て、12年度に新庁舎を開庁する予定。

 現庁舎は、建築家の今井兼次・早大教授が設計鉄筋コンクリート造り2階建て、総面積約1160平方メートル。モダンな石積みの壁面や、コンクリートの外観が斬新と評価され、完成した1959年に日本建築学会作品賞を受賞した。

 町は79年から庁舎建設基金を設け、新庁舎を04年度に開庁させる計画を策定したが、夷隅郡市の広域合併話が持ち上がって中断。合併が頓挫したため、計画が再浮上した。07年の耐震診断で耐震補強の必要性を指摘され、建設の緊急性が高まった。

 モダンな庁舎は町が進める城下町風の街並みづくりに適さないとされ、当初解体も検討された。しかし、日本建築学会から名建築を惜しむ声が上がり、町民でつくる検討委員会も「建物は残すべきだ」と提言。町は昨秋、「街並み景観に配慮しつつ現庁舎の姿かたちを残す」構想を固めた。新庁舎には町にない保健センターの機能を持たせることとし、工事費には基金から約8億円を充てることになった。

 町は今年、新庁舎の設計業務を公募。全国から寄せられた104件の中から、公開審査を経て「千葉学建築計画事務所」(東京都渋谷区)に設計委託を決定した。既存の建物や樹木を生かし、光と空間を活用した構想で、旧庁舎を含めた総面積は約2330平方メートル。審査委員の古谷誠章・早大教授は「新旧建物の使い分けや空間性にアイデアがある」と講評した。

 君塚良信・総務課長は「新旧の建物が江戸風の街並みに溶け込むよう、色遣いなどを工夫すれば十分可能だと考える」としている。 (読売新聞)


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (流離人)
2009-10-26 19:27:32
 設計を委託されている東大准教授の千葉学さんも2009年度の日本建築学会作品賞を受賞しているようです。作品は日本盲導犬センターだったかな?
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千葉学氏 ()
2009-10-26 23:51:29
探してみました。
http://www.fuji-harness.net/subpage_s3.html
日本盲導犬センター 千葉学 設計コンセプト
さまざまな活動が一つの豊かな風景として体験できる「街」
 
大多喜町役場も期待できそうですね。
千葉学氏、名前もいいと思うのは私だけですか? 千葉を学ぶ。一人うけかな。
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何事もなくて (ジャンヌ)
2009-10-27 01:26:35
>07年の耐震診断で耐震補強の必要性を指摘され、建設の緊急性が高まった。

私も行きましたが、建築にちょっと詳しい人が、心配していましたもん。


流離人さん&松さん
日本盲導犬センター拝見!
大多喜町役場もきっと素敵な自慢出来る建物になること間違いなしですね。

懐かしい雰囲気を活かして欲しい。
千葉さんお願いします。 千葉を学ぶ方なら大丈夫ですね(●^o^●)
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