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12月24日読売新聞 いすみ鉄道社長

2008年12月24日 | いすみ鉄道・各種メディア登場

12月24日読売新聞に、いすみ鉄道の記事が掲載されていました。

『路面電車の夢追いかけ』

第3セクター「いすみ鉄道」(大多喜町)の経営再建問題に関し、11月に3回の連載記事を書いた。その際、同社が任期2年で民間から迎えた吉田平社長(49)にスポットを当てた。その奮闘ぶりを伝えることで、経営上の問題点や、いすみ鉄道の可能性を、浮き彫りにできると考えたからだ。

だが、バス会社社長だった吉田平社長がなぜ、その椅子をなげうち、ローカル鉄道の経営再建などという難事に身を投じたのか、そもそも吉田社長とはどういう人物なのか--という部分については、連載で十分に踏み込むことができなかった。以下で少し触れておきたい。

「人の『移動したい』というニーズに対して、安心で快適なサービスを提供することを通じて社会に貢献する。」吉田社長の、隅々までびっしり書き込まれた手帳の最後のページにはこんな一文が記されている。

リクルート(東京)勤務を経て、35歳で父からバス会社の経営を引き継いだが、実は「鉄道」に対して、ずっと強い思い入れがあったという。そして、ある大きな夢を心の中に描いていた。

その夢とは? 記者の問いに、吉田社長は少年のような笑顔を見せながら、こう答えた。「将来は、千葉市内に、路面電車を走らせたいと考えているんです」

路面電車はバスや車と違って速度が一定で、地上で気軽に乗ることができ、環境にも優しいなど多くの魅力があるという。40歳の時、民間団体主催の交通政策勉強会に参加して欧州をめぐり、オランダで初めて乗った海外の路面電車に、深い感銘を受けた。手帳に記した自身の思想にまさに重なるものと映ったからだ。

そんな吉田社長にとって、いすみ鉄道は、夢の実現に向けて自分自身を試す場でもあった。

それにかける意気込みが並一通りでないことは、行動でわかる。出社すると、まずトイレ掃除。「トイレがきれいだと、みんな気持ちよく仕事できるでしょう」と、便器を素手でつかみ、内部をブラシでこする。それが終わると、ゴミ袋片手に始発電車に乗り込み、各駅でゴミ拾い。これが日課だという。自ら率先して動かなければ、人はついてこない、との信念からだ。

「豊かな自然の中を走るこの鉄道は、千葉の財産だと思う」と吉田社長。経営再建の見通しは不透明だが、そのユニークな発想と行動力が、景気悪化にあえぐ地域経済に元気を吹き込み、企業経営者はじめ、多くの人を勇気づけてくれたら素晴らしい。そう考えている。 (読売新聞 溝田拓士) イラスト:川田あきひこ



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2 コメント

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実現するといいです (ビアズリー)
2008-12-25 02:15:59
新聞読みました吉田社長さんの夢が実現するといいです。
頑張ってください!いすみ鉄道!吉田社長さん! 
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遠い北海道からでも応援出来るって事が身を持ってわかっていますから・・・。 (北海道)
2008-12-26 01:25:10
今後も、応援、続けさせて頂きます!
頑張って下さいね、千葉の皆様♪
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