今日は五日ぶりの晴天で、朝、近くを散歩してきました。
南シナ海が見える丘に行くと、眼下には雲が少し…。そしてその奥(雲の向こう)に南シナ海が浮き上がっていました。写真で、海と空の境界線が分かりますか?
壮大な風景を眺めながら、この地で眠っている祖父への思いを巡らせました。切り花農家の一農民だった祖父が戦争に駆り出され、このバギオ近辺で命を落としたのは63年も前のことで、もちろん私はその遺影でしか知りません。ですが、去年亡くなった祖母からいろいろと話を聞いていた私には、それほど遠い存在には思えません。不思議な因縁を感じます。
祖父から受け継がれている私の命…、海には、何かそういう「命」について考えさせられる力があるような気がします。