「遅くなったけど」
と知り合いが送ってくれた何枚かの画像。
メールの最後には、「講師をしているときより、ずっとカッコよかった」と書かれていた。
そりゃそうだ。なんてったって年季が違うもの。と独りごちながら、一枚の写真に目がとまる。
「フリがキマった」一瞬をとらえたナイスショット・・・になるはずが、真っすぐに伸び、一直線になった隣りのお嬢さんの腕に比べ、わたしのそれはキマる直前。
「ダメだこりゃ」。
オジさんのバチスピードが、隣りのお嬢さんより遅いのは一目瞭然だ。
和太鼓に限らずこのようなパフォーマンスというものは、「流れ」の中でどうだったかが評価されるべきもので、一瞬をとらえてしまうとこのような残酷な絵となってしまう。
なんてイイワケとも強がりともつかぬことを考えながら、「がんばってはいるが、隣りのハタチに比べると、明らかにバチスピードが遅い57歳。」というコメントとともに、画像をフェイスブックにアップ。するとほどなく、当日、生で見ていたというFB友達からこんなコメントをいただいた。
「貫禄があって素晴らしいステージでした」
「若者には出したくても出せない、奥行きがあると思います!!」
何というありがたい言葉だろう(じ~ん)。
わたし、57歳。めいっこ、ハタチ。
気がつけば、多くの面で師匠を凌駕してしまった自慢の弟子なれど、いやいやまだまだ。
ついついイイ気になって、「オヤジにはオヤジの、キミには出せない味があるのだよ」なんてうそぶいてみる。
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