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答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

「ゆる~い」のが最高

2017年06月07日 | オヤジのICT修業

とあるところから(といっても由緒正しい「とある」だが)、CIMについて小一時間ほどしゃべってくれないかとのオファーが届く。

依頼主は、わたしが語るところのCIMの話を聴いたことがあるはずだから、当方が「ゆる~いCIM」の実践者だということは理解してくれているはず。

訝りながら、念のためこう訊いてみた。

「”ゆる~いCIM”の話でよければOKですけど、ホントにあんな話でいいんですか?」

先方の答えはこうだ。

「ゆる~いのが最高なんです。かたーい、こむずかしーいCIMはもういりません」


そうか、そうなのか。

と気をよくするオジさんは、相も変わらず褒められて伸びる、もとい、おだてりゃどこまでも登るタイプ。

「ゆる~い」のがイイのだ。

おのれに、「かたーい」「きつーい」を実践しようとしてもそれだけのチカラがないことは棚に上げ、方向性はまちがってないのだ。と意を強くした。

ということで、本日の「ゆる~いCIM」は、3Dモデルを活用した新規入場者教育。

 

 

王道を歩くことはできないが、つづけていこう。

牛の歩みではあるが、つづけていこう。

そして、出力しよう。出力しない実践は、やらないことに等しい。

倦むことなく飽くことなく、つづけていこう。

いや、たとえ倦むことがあっても飽くことがあっても、つづけていこう。

たしかに、「あきらめたらそこで試合終了」という文句は言い得て妙だが、渡る世間に一話完結の物語などは存在しない。

またつづけ始めることが、物語をゲームセットにしない唯一の手立てなのだ。


てなことに思いを至らせるこのオヤジ、いささかしつこい。

 

 

 

 

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オヤジの(ゆる~い)CIM修業 ~ 2017年GW

2017年05月04日 | オヤジのICT修業

 

機械掘削はできませんよ。

というのをわかってもらうために、切土の3Dモデル(完成形)にミニバックホウを載せてみた。

じゃあどうすればいいんだ?

腹案はある。

いやすでに実施に向けて動いている。

しかし、その前提としてイメージが共有されていないと、前には進みにくい。


問題はなぜ起こるか?

前提が異なっているからであり、イメージが共有されていないから。

わたしは「ゆる~いCIM」で、そこんところを解消しようとしている(そこんところ「も」ですけどネ)。

3D Visualization for Communication。

なんてカッコつけたフレーズで呼んでみたりもする。

けれど・・・

遅々として進まない現状と能力不足という現実。

ときにイライラし、ときに打ちひしがれつつも、旗を降ろすつもりはない。

あきらめたらそこでゲームセットだから。

「時間がない(足りない)」

「人がいない(足りない)」

たしかにそれは事実かもしれないが、「できない理由」や「やらない理由」にはならない。

四の五の言わずに「やる」。

 

「やる」

そして

「ふりかえり」

「気づき」

また

「やる」

 

何度でも立ち止まって

また何度でも走り始めればいい

必要なのは走り続けることじゃない

走り始め続けることだ

 

今日もまた竹原ピストルの詩が口をついて出る。

59才、辺境の土木屋。

オヤジの「ゆる~いCIM」修業。

 

 

 

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水底のシリウス

2017年04月02日 | オヤジのICT修業

 

自分が携わる現場に入る前に、こんなスケッチを描いたという技術屋さんに会った。施工シミレーションだ。

「いいですねえ」

「すごいですねえ」

と感嘆するわたし。

「全然ダメですよ。3Dじゃないし」

と答える彼。

「いやいや立派な3D、どころかプラス時間軸の4Dになる可能性もある。まさに”ゆる~いCIM”」

「だってデジタルの時代に紙に手描きですよ」

「デジタルとアナログの両刀を使えなきゃダメなんですよ、それに・・・」

「いいセンスしてますよねえ」

本当にアナタはすごいのだ、ということをわかってほしいわたしは、手を変え品を変え褒めてはみたが、敵もさるもの。いっこうに乗ってくる気配はない。やれ「遠近法になってない」だの、やれ「柱の太さが均等でない」だのと、いかにダメなのかを力説しつづけ、平行線のまま会話は他の話題へと変わっていった。

翌日、別の会社の経営者に、「これどう思います?」とくだんのスケッチを見せると、

「いいですねえコレ、じつにいい」と絶賛する。我が意を得たりと気をよくしたわたしが、同じSDカードに収まっていた「現場周辺でヒバリのさえずりが聞こえるようになりました」という報告文書の画像を見せると、

→『雲雀野にて

「感動した」とひと言。

 

いやあ日本は広い。

そしてわが業界は人材豊富だ。

たとえば「風の中のすばる」、たとえば「水底のシリウス」。

地上の星との出会いもまた、遠征の楽しみのひとつなのである。



地上の星 / 中島みゆき [公式]



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正解などわからない。必要なのは前進する力を常に創造しつづけること。正解など、そのあとで見つかる。(サン・テグジュペリ)

2017年03月18日 | オヤジのICT修業

 

とりあえず着工前のモデルはできた。

 

 

一次掘削(下の方)をして、

 

 

道路に仮設防護柵を立てかけた途中で本日は終了。

とはいえこれはあくまで余技。業務の優先順位をつけたうえで、合間をぬっての(ゆる~い)CIM修業なれば、遅々として進まないのはいたしかたない(といって言いわけするヘタレなオヤジ)。

ひと口に三次元と言うがPCの画面は二次元で、二次元上で三次元モデルをあつかうというのは、これがなかなか骨の折れる作業なのである。なんのことはない。ことほど左様にわたしの頭のなかが、二次元的思考に慣れ親しみどっぷりと染まっているだけのこと(樹木の配置に手こずったきのうのように)。

しかし、3Dモデルをつくっているのについつい二次元CADをあつかうと同じようなオペレーションをしてしまう自分がけっして腹立たしいわけではなく、逆に、そんな自分がなんだか可笑しくてたまらない。

体験上、そうなるとしめたもんだ。

いくばくかでも余裕がでてきた表れだからだ。

とはいえとてもとても、「わかった」などとは言えるものではないのもたしか。まだとば口に立っているに過ぎない。にしても、七転八倒のさなか、(ゆる~い)CIM修業になんだか少し光が見えた。

(ような気がする)

余人はいざ知らず、結局わたしの方法はいつでもこうだった。

(と、実践部分を他人まかせにしていたこれまでを軽く反省)

そういえば、今朝読んだ本にこんな言葉が引用されていた。サン・テグジュペリなんだそうだ。

 

正解などわからない。必要なのは前進する力を常に創造しつづけること。正解など、そのあとで見つかる。

 

ぼちぼち行こう、というほどの時間もないが、ぼちぼち行こう。

なんてったって、「ゆる~いCIM」だもの。




 

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オヤジの(ゆる~い)CIM修業

2017年03月17日 | オヤジのICT修業

来週契約する新しい工事。

 

 

もうすぐ着手前のモデルができあがる。

 

 

と思いきや・・・

 

 

樹木が空に浮いているではないか!

 

悪戦苦闘七転八倒しながら、かくしてオヤジのCIM修業はつづくのであった。

 

 

 

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近況報告

2017年03月15日 | オヤジのICT修業

こんなことをしていたら、

 

 

あらあらどうしましょ、

「書く脳」に切り替えることができない。

まったくどうしたもんじゃろうのうと、あわてながら、

どうもこんな作業は「書く」という行為とは対極にあるのかもしれないな、などと考えてみる。

考えつつとりあえず書き始めてみるが、やはり「書く脳」には切り替わらない。

じゃあ休みゃあいいじゃないか、とも思うが、おとといも休んでいる。

あまり休むと、「アイツはどうしたんだろう?」などと心配をする向きもあるだろう。

ということで、とりあえず近況報告だけはしておく。

 

辺境の土木屋59歳、

歯がうずき目がくらみ耳鳴りしようとも、

えぶりでい笑顔でたたかっている。


勝手な思い込みで向き不向きを決めるな。
やらずに済ます奴に、満足な人生なんてない。

(by 柳刃竜一 

 

(なんてネ ^^;)

 

 

 

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「ICT 使う目的くらい、自分たちで決めようぜー」(by ヒゲブチョー)

2017年02月11日 | オヤジのICT修業

これまたみちのくの同志ヒゲブチョーが、こんなことを書いていた。

http://ameblo.jp/higecivilpe/entry-12244852553.html


それに比べ、我が建設業界はどうか?

I-construction も、相変わらずの親方主導だし。(p_-)
このままだと差別化というより、その昔流行った、欧州標準化規格と同じ道を歩むことになる。
これに限らず我が業界は、差別化よりも標準化礼賛主義だ。
みんな仲良く横並び、はみ出し者は仲間外れ。
他の産業から見れば、和気あいあいと映るのでは?
 
はみ出し者
ムムム、上等じゃないかぁ。
 
ICT
使う目的くらい、自分たちで決めようぜー
それで普及しなければそれまでの技術ってことよ。

 

わたしが特に気に入ったのは最後の部分。

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

 

残念ながらこちとらは、「使う目的」は自分で決めたものの肝心の技術力がいつまでたっても伴ってこないという、まったくもって残念至極、トホホでワハハな辺境の土木屋ではあるが、

そうだ、

そうだよ、

そうなんだよ、

と、わが盟友ヒゲブチョーの言葉にうなずきつつ、今日も日本の片すみでシコシコと3Dモデル作成に励んでいる。

 

ということで本日は、いつになく、ちょっとブログっぽく〆てみることにした。

 

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

ICT

使う目的くらい、自分たちで決めようぜー

アイ・シー・ティー

ツカウモクテキクライ、ジブンタチデキメヨウゼー

 

でわ (^o^)v

 

 

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静岡、青森、そして・・・。

2017年02月03日 | オヤジのICT修業

ICT技術で、静岡県の建設現場が変わります。

静岡県交通基盤部技術管理課ホームページより

 

静岡か~・・・ (*_*)

 

建設産業の未来を変える挑戦

青森県ホームページより

 

青森か~・・・ (*_*)


そういえば、あれは2007年。わたしが初めて招かれてしゃべったのが静岡で、翌年、4番目に招待してもらったのが青森県。ともに「ワンデーレスポンス」の施工者による事例発表だった。

「その後」がどうなったのか。今日はそれは置いておくことにして(ホントはそれがもっとも大切なんだケド)、「早いところはやっぱり早いのかなあ」などと独りごちる。

「早い」といえばわが高知。わたしが先進事例で招かれたことでもわかるように、あのときはこの両県よりもっと早かった。もちろん、「早い」とか「速い」とかは、ある一定の重要な指標には違いないのだろうけど、「だからどうなんだ」「どこがどうなんだ」と指摘されれば、「だよな」とうなずいてしまう程度のものなのかもしれない。

しかし、先行者メリットは確かにある。それは、「なにがなんでも継続する」という困難な行為をともなって初めて享受できるものではあるにせよ、先行者メリットは確実に存在する。けっして目に見える華やかなものばかりではなく、蓄積という地味な積み重ねを含めて、先行者メリットは確かにある。

「わからないケドやる」「わからないカラやる」というお調子者の存在を軽視してはいけない(ワシやがな)。

「まずやってみよう」という軽いノリをバカにしてはいけない(アンタやがな)。

そこから突破口が開けることが、たしかにある。そしてその開いた穴から恩恵を受ける人たちがどれだけいるか。 


さて高知県。すでに胎動がないわけではない。この先いかなアクションをとるのか。じ~っと目を凝らし、よ~く耳を澄ませておこうと思うのだ(とかナントカいいつつ、そんな関係の会合に今日参加するのだけれど ^^;)。


ということで今日のひと言。

とりあえずは大きな流れの中で流れて、それ以上のスピードで流れることで独自性を保つ」(川俣正)



 

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創英角ポップ体

2017年02月01日 | オヤジのICT修業

「創英角ポップはもう・・・、ネ・・・」

というひと言に思わず頭を掻くわたし。

「だけどアレが似合ってるんだよね、なぜか不思議と」

と別の人が入れる合いの手を聴き、またまた頭を掻く。

 

 

先日のCIM&ICTのトップランナー(たぶん)たちによる勉強会のあと、会場を変えて開かれた懇親会の席上、わたしがプレゼンテーションに使っているフォントが、しばし話題の対象となった。

「いやあ~、アレでも前に比べると減ったんですよ。自分でも乱発はよくないと思ってる」

と言い訳がましいわたしは、実際、近ごろは使用を控えようと努めてきた。そして、さすがに今回のプレゼンでは多用し過ぎたと思っている。そんな心持ちでいるところへもってきて、

「創英角ポップはもう・・・、ネ・・・」

うん、たしかに。齢耳順に至ろうとするオジさんが使うには、いささか・・・「ポップ」が過ぎている。

しかし一方で、

「だけどアレが似合ってるんだよね、なぜか不思議と」という言葉にもうなずける(自分で言うのもなんですが)。

 

 

 

腕組みして、「さて、どうしたもんじゃろかの~」と考える。

う~ん、捨て難い。

捨て難いが・・・・


捨ててみるか。



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踏み出せば、そのひと足がCIMである。

2017年01月28日 | オヤジのICT修業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上は、昨日某所で披露したプレゼンの一部。

”施工シミュレーション”を”施工シュミレーション”と書いて失笑を買ったのはご愛嬌。道理で、”シュミレーション”と何度キーを叩いても”趣味レーション”と出てきたはずだ。

「ぜんぜんゆるくないじゃん」

参加者のひとりから、そう声をかけてもらう。

いや、やはりどう考えても「ゆる~い」。

(卑下でも謙虚でもなく、「ゆる~い」から良いのですが。)

だが、全国津々浦々から集まった有志の発表を聞いて、方向性が間違ってないことは確信した。

踏み出せば、そのひと足がCIMである。

ぼちぼち行こう。


 

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