石橋海中案内☆ガイドマンのLog

神奈川県小田原市のダイビングポイント石橋で日々潜り続けているガイドのブログです。

石橋最新生物事情2024/04/21[w/map & pics]

2024-04-22 07:21:35 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

ここ数日、“潜れる”海とはなっておりますが、如何せん海中―透明度が中々厳しい状況。
相模湾全体として、春濁りなのでしょうか……始まっているようです。

一方で生物的には少しだけ上向いていると感じています。

そんなこんなで週末の状況、纏めていきます



[海況]

透明度   2〜4m
水温   18〜19℃

透明度は推して知るべし、といったところでしょうか……。



[生物情報]

先日出会った仔猫さんとはまた別の個体/仔猫さんにも出会いました。
また新規でお目見えのタツノイトコさんも定位置で再確認。ウミウシの類いも賑わいだしているようで、生物関連はまずまずの手応え、戻って来た印象です。



魚系
ネコザメ(仔猫×2/New/)、タツノイトコ(ad/New/)、オオモンカエルアンコウ(橙yg)、アライソコケギンポ(yg&ad/多)、コケギンポ、クマノミ、ヒラメ、ニシキハゼ(ygNew)、キタマクラ(yg)、アオサハギなど
◆仔猫が2匹になりました。2匹目は1匹目より少しだけ大きく見えます。前回今季初と記しましたが、今年に入ってからは2回目☆イトコさんも健在。ちょっとだけお腹が大きいように感じられますが…如何に☆ニシキハゼの幼魚も出始めました☆


甲殻類
アカホシカクレエビ、イソバナカクレエビ、イソギンチャクモエビ、ウミシダヤドリエビ()、コノハガニ(♂♀)など
◆甲殻系はちょ―――と淋しいです★


ウミウシ
ハナオトメウミウシ、カメキオトメウミウシ、オトメウミウシ、コガネミノウミウシ、シロイバラウミウシ(増)、ミツイラメリウミウシ、コモンウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、ヒロウミウシ、ハナショウジョウウミウシ、ミレニアムマツカサウミウシ
◆種類はそこまでではないものの、とりあえず“数”が戻って来ました。中々の“手応え”感じられました☆


ウミウサギ
トラフケボリ、ホリキヌヅツミ、コボレバケボリ、アヤメケボリ、トガリアヤメケボリ
◆ウミウサギさんの勢い、依然戻らないようです★


[80点:回復傾向にあって、且つ諸々期待値も込めてこの点数。専ら仔猫とイトコさんの登場は大きく加算要因。ウミウシさんもそれなりに活躍。ハッ!!お気に入りのウミシダヤドリエビさん、描き忘れたwwニシキハゼさんも…アカン]
[北エリア:兎に角北側はギンポ系が盛況。そこにウミウシさん達も加勢して賑わう感じ。北側も粘っていけば、それなりにネタを拾える状況になりつつあると]
[南エリア:何だかんだでどうしても、ネタを求めて振りがちな南側。ただ透明度が悪いと行きづらいのもまた現状。今はちょっと手詰まり気味]


さて、そんなこんなで、今回も写真を頂いています。
ご紹介していきます。
(写真提供:YOSHIDA_san.いつもありがとうございます!!)
[ネコザメ:yg/1匹目の仔猫さん。大きさは20㌢程。まずまずの“手乗り”感]
[ネコザメ:yg/2匹目の仔猫さん。こちらは1匹目より若干の成長が見られます。とは言え、まだまだ可愛いサイズ]
[オオモンカエルアンコウ:yg/最初見付けた時は肌色感があったのに、今となっては蛍光オレンジの輝きwいやしかしこの子とも結構長い付き合いとなっております]
[アオサハギ:まぁなんと言うか、個人的に好きなヤツw]


海況はどうであれ、救いは生物に活気が戻りつつあるところ。(勘も戻りつつある?のかと)
気分も少しは上向きになっております。

今後にも期待を持ちつつ、生物注目していきましょう☆


なおきxoxo







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石橋最新生物事情2024/04/19[w/map]※4/20加筆

2024-04-19 13:34:00 | ダイビング
みなさん、こんにちは。
4/20加筆

本当に久々の更新になります。
中々、渋い海が続いておりますが、その中でも本日はまだ“マトモ”な――潜れる海、となりました。

とりあえず文字先行(←Map追加済)で、先ずは海況からお届けしておきます。



[海況]

透明度   2〜5m
水温   17℃

透明度は深度に従って徐々にヌケていき、砂地水底でなんとか視界5mといったところでしょうか。
今日に関しては完全に雨水の影響かと思われます。
一方水温は、限りなく18に近い17℃といった感じで、今日の温かい気温であっても、海水の冷たさは殆ど感じられませんでした。


[生物情報]

先ずは羅列していきます。


魚系
仔猫(New約20㌢)、タツノイトコ(New)、オオモンカエルアンコウ(yg橙/)、クマノミ、アライソコケギンポ、コケギンポ、キタマクラ(チビ増)、ヒラメ、アカオビハナダイなど
◆とりあえずオオモンさんが無事で何より。ただちょっとだけ移動しています☆


甲殻類
アカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビ、イソバナカクレエビ、ウミシダヤドリエビ()、コノハガニ(♂♀)など
◆これから……ですね、きっと☆


ウミウシ
ハナオトメウミウシ()、カメキオトメウミウシ()、オトメウミウシ()、コガネミノウミウシ()、ミツイラメリウミウシ()、アオウミウシ、サラサウミウシ、コモンウミウシ()、ヒロウミウシ()、シロイバラウミウシ(増)、スイートジェリーミドリガイ、ミレニアムマツカサウミウシ()など
◆先日(4/16/火)よりは多少復活の兆しが見られます☆因みにシロイバラさんが大量に発生しております☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、コボレバケボリ()、ホリキヌヅツミ、アヤメケボリ、トガリアヤメケボリ
◆トラフさんだけが増えていますw☆

[72点:これだけ海が荒れ続きだと、やはり生物も削られるし、何より探しにも行けない。ただ荒れることで新たな潮も入り込みます。そこに期待を掛けたいところかと…]
[北エリア:とりあえずこんな感じです]
[南エリア:どうしても比重がこちらに傾く都合上、南が賑わった風になります]



ざっとこんな感じです。
ここから少しでも海が落ち着いてくれれば、移ろう季節と共に新たな展開も期待出来るかと思うのですが……
いずれにせよ海況次第ですね。


なおきxoxo


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石橋最新生物事情2024/03/31[w/pics & map]

2024-04-01 17:23:05 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

時化明け、一発目(3/31)の情報です。
予めお断り―“ウソ”ではありません。

正直、思った程“マイナス”ではなかった、というところでしょうか。

では海況から参ります。



[海況]

透明度   7〜10m
水温   16〜17℃

白くは濁りますが、予想よりもいい状態だったと思います。
水温も心做しか上がっているようです。



[生物情報]

確かに“削られた”ものも多くあったのは事実です。ただ今回に関しては得られたものもかなりあったと感じます。
また変わらず残った―耐え忍んだもの達もそれなりに居てくれました。幾らかは心穏やかに更新しております。

そんな「石橋」ですが、またキアンコウが出ました。
以前と同じ個体でしょうか?
前回と似たような場所(砂地とゴロタの境/岩の上)に鎮座しておりました。確かあの時も時化明けでしたね。状況が酷似しております。
色々な偶然が必然の如く重なって、再現化……一瞬“déjà-vu”を見ているかのようでもありましたw


それでは諸々含めて纏めていきます。


魚系
キアンコウ(再びw)、オオモンカエルアンコウ(yg)、アライソコケギンポ、コケギンポ、ツバクロエイ(New)、ヒラメ、クマノミ、キタマクラ(チビ)、アオサハギ()、サラサゴンベ(yg)など
◆ということでイロケロさん消えました★その代わりと言ってはなんですが、キアンコウ再来やツバクロさんの登場と“大物”で賑わいました☆


甲殻類
アカホシカクレエビ、イソバナカクレエビ、ウミシダヤドリエビ(New/久々/)、イソギンチャクモエビ、カザリイソギンチャクエビ、コノハガニ(♂♀)など
◆悲喜交交ですね☆


ウミウシ
アカエラミノウミウシ()、スイートジェリーミドリガイ(多)、ハナオトメウミウシ()、カメキオトメウミウシ()、オトメウミウシ()、ミツイラメリウミウシ、コモンウミウシ、ヒロウミウシ(多)、ミレニアムマツカサウミウシ()、ハナショウジョウウミウシ(New)など
◆こちらはお陰様で、前回以上の顕著なダメージはなかった様です☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、コボレバケボリ()、ホリキヌヅツミ、アヤメケボリ、トガリアヤメケボリ、シュスヅツミ、ベニキヌヅツミ
◆こちらも変わらずです☆

[85点:確かにキアンコウ等のポイントも加味されるところだが…。一過性の要素が余りにも強いのでこの点数w イロケロさんもおらんくなったことと、他生物の塩梅も差し引きしてプラマイ・ゼロ。前回と変わらず]
[北エリア:ちょっと淋しい印象。ただロープ周りなど見切れていない場所も多々あるので、諸々鑑みればこの時期ならではのポテンシャルは充分にあると……]
[南エリア:相変わらずどうしてもこちら側がメインに。正直、探すと手応えは間違いなく出てくる。兎に角定番もので楽しめるのが嬉しい南側]



さて今回も写真を頂いております。
“ある意味”貴重回にあたる写真です。
写真提供、いつもありがとうございます。
(写真提供:YOSHIDA‐san)



[キアンコウ:3連チャン。雰囲気抜群ですね。眼が……w 全長60㌢位]
[オオモンカエルアンコウ:強い!!何度も時化に耐えてくれるこの頼もしさw 因みにアンコウ繋がりです。同じ“アンコウ”なのにね…全然違う]
[ツバクロエイ: 久々。かなり大きな子でした。幅で70〜80㌢程。ほんと砂地に紛れてしまうので、水底ギリで泳いでいる時に出会すとマジ ビックリです]
[ミレニアムマツカサウミウシ:名前が無駄に長い―名ほどに実体は華やかでもなく―と不評(悲)のこの子……僕は好きです(なんだこの告白チックな感じ―“お気持ち表明”的な)。写真も一番に嬉しい出来栄えです]

[ハナショウジョウウミウシ:yg. 一瞬小さいので見た目がショウジョウ…に見えるのですが、細かな青い斑点が見られるので“華”の方になります。こちらもお気に入り。マニアでスミマセン]
[ハナオトメウミウシ:華つながり。この子も長い付き合いになりますね。幾つもの時化を越えて今日に至っております。素晴らしい!!]

今回も沢山の写真を頂きました。
中々濃厚なご紹介になったと思います。
ありがとうございます!!


さてそんなこんなで、今回は想いもよらぬ出逢い――僕(ヤツガレ)の意を他所に(?w)――で、大物中心の見処紹介になりましたが、マクロ系もそれなりに残ってくれていました。悪くはなかったという印象です。
まずまずだったと思います。


なおきxoxo
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石橋最新生物事情2024/03/27[w/map]

2024-03-29 12:25:35 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

とりあえずここ数日の状況を上げておきます。またマップ共に3/27付(直近)としておきます。

因みに、本日(3/29)は大時化です。
「ちょっとした台風並みの……」と懸念していたのですが、“ちょっと”した、ではなく、“ヤバイ”台風並み、でしたww
“ヤバT(y)”です。



[海況]

透明度   5〜8m
水温   15℃前後

ちょっとここ暫く潮が良くありません。
白濁りが残ります。



[生物情報]

ウミウシを中心に少しだけ盛り返してきた印象です。


魚系
イロカエルアンコウ(赤/4〜5㌢/)、オオモンカエルアンコウ(橙/5〜6㌢/)、ネッタイミノカサゴ(New/復活?/5〜6㌢/)、アライソコケギンポ、コケギンポ、ミナミギンポ、ヒラメ、ホウボウ、クマノミ、アカオビハナダイ、アオサハギ、キタマクラ(yg)など
◆キタマクラの赤ちゃんが沢山いるのがちょっと好きかもです☆


甲殻類
アカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビ、イソバナカクレエビ(cvアリ/)、カザリイソギンチャクエビ、ナマコマルガザミ()、ナガレモエビ(減/)、コマチコシオリエビ()、コノハガニ(♂♀)など
◆それなりに楽しめるとはいえ、まだまだ物足りなさが漂います★


ウミウシ
アカエラミノウミウシ(yg)、コガネミノウミウシ()、ハナオトメウミウシ()、カメキオトメウミウシ()、シロイバラウミウシ(New)、ミツイラメリウミウシ(New)、ミレニアムマツカサウミウシ()、スイートジェリーミドリガイ、クロヘリアメフラシ(チビ)、ヒロウミウシ(多)、コモンウミウシなど
◆少しずつでも賑わい始めたといった印象を受けます☆


ウミウサギ
トラフケボリ()、コボレバケボリ()、ホリキヌヅツミ、シュスヅツミ()、ベニキヌヅツミ(yg)、アヤメケボリ(yg)、トガリアヤメケボリ
◆変わらずといったところです☆


[85点:それなりに盛り返してきたということでこの点。ウミウシさんとケロさん達がなんとかポイントの底上げに貢献しております]
[北エリア:先日復活したイロケロさんを中心にエリア“世界”は廻っておりますwそろそろプラスαを待ち望んでいるのですが……]
[南エリア:やはり基本的に“重心”は南寄りとなってしまいます。ウミウシ、甲殻、幼魚、ウミウサギとバランス良く纏まっている感じかと]


いずれにせよ、冒頭の通りこの大時化です。明日以降の生物事情はまた大きく変わるでしょう。
マイナスか、ゼロか…あわよくばプラス。

兎に角も今回の更新は“備忘録的な”感覚です。足跡を記録した程度の心積もりです。
時化明け、果たしてどうなるのか。
こればかりは箱を“開け”て見なければ分かりません。
吉と出るか、凶と出るか。


なおきxoxo

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石橋最新生物事情2024/03/23[w/pics]

2024-03-23 16:11:58 | ダイビング
みなさん、こんにちは。

ちょっと空いてしまいましたが、現状報告です。


[海況]

透明度    7〜10m
水温   16℃

若干、白く濁ります。



[生物情報]

久々にイロケロ出ました。
ずぅーと狙ってはいたので、今回見付けられてほんと良かった。
色=オレンジ、サイズ=4〜5㌢
以前いた子が偶々戻って来たところに、タイミング良く出会したといった感じでしょうか。ほんとラッキーでした。
これを機に生物状況が少しでも上向いてくれることを願います。

それでは現状、上げていきます。


魚系
イロカエルアンコウ(橙/4〜5㌢/New再会?/)、オオモンカエルアンコウ()、アライソコケギンポ、コケギンポ、ミナミギンポ、キタマクラ(yg)、アオサハギ、クマノミ、ヒメサツマカサゴ、ヒラメなど
◆イロケロさんとの久々の邂逅に少しばかり心踊りましたw☆


甲殻類
アカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビ、イソバナカクレエビ、ナガレモエビ(赤)、ナマコマルガザミ()、コマチコシオリエビ、コノハガニ(♂♀)、マルガザミの仲間(New//精査中)など
◆ここ最近どうしても甲殻系に勢いがありません。なんとかしたいww★


ウミウシ
スイートジェリーミドリガイ(チビ増)、アオボシミドリガイ、クロヘリアメフラシ(チビ誕)、ヒロウミウシ、コモンウミウシ、コガネミノウミウシ(情報)、アカエラミノウミウシ(情報)、セトミノウミウシ(Newチビ誕)、ハナオトメウミウシ()、オトメウミウシ()、カメキオトメウミウシ()、ミレニアムマツカサウミウシ()など
◆一方、ウミウシ関連は息を吹き返してきたきらいが…☆因みにコガネさんとアカエラさんは筆者未確認ですが確定案件。行けば観られるはずw☆


ウミウサギ
トラフケボリ、コボレバケボリ()、ホリキヌヅツミ、アヤメケボリ(yg)、トガリアヤメケボリ(yg)、ベニキヌヅツミ、シュスヅツミ(yg)、ツグチガイ(New)
◆こちらはまずまず安定しています☆




さて、今回も頂いた(先週の)写真をご紹介。
今回の写真提供はYOSHIDA_san。
ありがとうございます!!


では、まいります。



[ナマコマルガザミ:yg。まだちょっと小さい子供。ここ暫く安定して定期的に観ることが出来ているお馴染みさん。そして推しさんです]
[マルガザミの仲間:ちょっとだけ確定を渋っています。その理由は生息環境と模様の色味。なんか知ってるガザミさんと雰囲気が違う]
[クロヘリアメフラシ:チビw まぁーチビさんです。久しぶりに見ました。ネザシノトサカモドキの赤丸に同化しています。このサイズ感が認定“推し”ポイントですw]



だいぶ復活して来てはいますが、今日イチは何と言ってもイロケロちゃんとの再会でしょうか。
ただ―正直な話、見付けて直ぐに他のチームが観に行ったところ、もう動いていたようです。“安らぎ”の場所を求めているのででしょう。
いずれにせよ、今回はラッキーでした。そして居ることがわかっただけでも、心強い拠り所です。

兎に角も少しずつ足掛かりが見えてきています。
今後への期待を保ちつつ、鋭意捜索を掛け続けて参ります。


なおきxoxo

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