ヒジュラ暦1426年ジュマーダー・ル・ウーラー(5月)5日 ヤウム・ル・アハドゥ(日曜日) |

サウジアラビア館は、外国パビリオンの中ではメインゲートから一番近く、入場しやすい。
入場すると、アラビア風の街が再現してあり、模型を使ってアラビア生活があちこちで紹介されている。この「日常の空間」を過ぎると、「信仰と産業の空間」となる。
目玉はやはり、本物のキスワだろう。キスワとはメッカのカーバ神殿にかけられている巨大な黒い布で、クルアーンなどが金糸で刺繍してある。
一年に一回交換することになっており、今回展示されているのは、昨年使用されていたものの一部。
日本で他にキスワが見られる場所は、大阪の国立民族学博物館くらいだろう。
他には、純度別の原油の標本がなかなか人気を集めていた。長さ30センチ、直径10センチくらいの、砂時計のようなアクリル容器の中に原油が入っており、ひっくり返すと粘度がわかる仕組み。これが5本ほど壁にかかっていて自由にいじれる。
パソコンを使ったサウジアラビアクイズなども随所に配置してあり、外国パビリオンの中では比較的、子供も楽しめると思う。
360度の大スクリーンでは、アラビア半島の自然、サウジアラビアの歴史と生活、聖地メッカとメディナなど、貴重な映像が見られる。
多くの国のパビリオンで、自国紹介ビデオを上映しているが、サウジアラビアのものはかなり面白かった。自分がムスリムだからかもしれないけど。
出口ではパンフレットと、大きな紙の手提げ袋を配っている。この袋が収容力が大きく、各パビリオンでもらったパンフレットを入れたりするのに役立った。
それにしても、ここはスタッフが日本人ばかりだったような気がする。やはり、アラブイスラム学院の卒業生なのかな?
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サウジアラビア館外観 | アラビア風の空間が広がる |
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アラビアの生活を紹介 | 大スクリーンでメッカ巡礼の映像も見られる |