臨死体験？横断禁止

家の寝室を変えることになりました。
祖父と同じ部屋になります。
やたらと大きな蜘蛛があちこちに巣を張り巡らしていて、ベットに腰掛けていると蜘蛛が獲物を追って私の体をカサカサと這いずり回ります。
布団に潜り込んで天井を見上げると、小さな換気穴に紙が張っていて、そこから茸がいくつも生えているではありませんか！
黴も天井に広がっているのを見て、これは私にも祖父にも体によくない。換気がなっていないと窓を探したのですがありません。仕方なく、ドアを開けた時に気がついたのです。
祖父は数年前に亡くなっていることに。

夢だと気がつくと楽なものです。
最近、病院で検査をして夜寝ている間に心臓が動いていないことがわかったのですが、もしかしたらあの世に片足を踏み入れていたのかもしれません。
しかし、あの世とこの世の交差する場所がとても酷い部屋で、しかも祖父をそこに招いてしまった（？）のは祖父に対して申し訳がないと思いました。
とりあえず、朝起きて飯をくってから仏壇に向かって謝っておきました。

まったく以て、非科学的であります。
とりあえず、あっちの世界があまりに魅力的でないので三途の川は渡らないようにします。


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