忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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「聖闘士星矢・聖域十二宮編」その2

2005年03月28日 | 作品紹介(ゲーム)


■PS2:「聖闘士星矢・聖域十二宮編」


バンダイのPS2版への期待も大きいらしく、
目標も50万本と大きく出た。
「聖闘士星矢」連載当時に人気のあった
「ドラゴンボール」「キン肉マン」「北斗の拳」は
「ドラゴンボール」が21タイトル、
「キン肉マン」が9タイトル、
「北斗の拳」が12タイトル、
それぞれ据え置き機用としてゲーム化されているが、
「聖闘士星矢」に関してはFC版で2タイトルリリースされただけ。
ファンからすれば「いよいよ!」という思いがあるのでは、
というのが大きな根拠のようだ。
ちなみにFCで発売された2作の売り上げは
「聖闘士星矢・黄金伝説」が77万本、
「聖闘士星矢・黄金伝説完結編」が150万本。
時代が違うとはいえ、こんなに売れていたのかと今更ながら驚く。

PS以降に発売された「ドラゴンボール」「キン肉マン」「北斗の拳」
の売り上げを比較してみると、
2000年発売のPS1用「北斗の拳」が23万本、
2004年発売のPS2用「キン肉マン」が18万本、
PS2用で既に3作発売されている「ドラゴンボール」は
「1」が58万本、「2」が57万本、
「3」は60万本(現在も順調に推移中)となっている。
リリース数からしても「北斗の拳」や「キン肉マン」を
下回ることはあるまい、ということなのだろう。
初回特典である
「黄金に輝くサジタリアスの聖衣箱型メモリーカードケース」
は初回納品数の50%に付属するらしいが、
上限が10万個とのことなので
初回は20万本あたりを想定しているということだろうか。

さて、肝心の内容なのだが、
久々に「おんぶにだっこ」なバンダイ作品であった。
対象となる年齢層が20~30代の目の肥えたユーザーであることを考えると、
「一年戦争」と同じハードでこのグラフィックはないと思う。
アニメ絵の3D化に関しても「ドラゴンボール」や「ワンピース」で
格段の進化を遂げており、どうしても見劣りしてしまう。
開発を担当したディンプスは「ドラゴンボール」も手掛けているだけに
これが精一杯だったとは思えない。
PSの「北斗の拳」を見た時も「今時このグラフィックはどうか」
と思った覚えがあるが、それでもしっかり売れたので
原作人気である程度は売れると思うが、
+αを望むのは厳しいかも知れない。
「美少女戦士セーラームーン」の格闘や
ネオジオの「神凰拳」のようなもっさりした操作感も気になる。
まさか聖衣の重さを再現したということはないと思うが。。。

TVアニメ版の監督でもある森下孝三氏を起用し、
古谷徹氏を始めとする声優陣も揃え、
準備万端整ったところで本編がこれでは勿体ない。
ただ、FC時代のキャラゲーなのだと覚悟の上なら、
このチープさも微笑ましく思えてくる。
そこまで辿り着ける大人ならお勧めだ。

*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 タイトル:聖闘士星矢・聖域十二宮編
   機種:PS2
 メーカー:バンダイ
  発売日:2005年4月7日
   価格:7140円(税込み)
公式サイト:http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ps2_seiya/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント
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