▼今週発売の主なDVD
■DVD:「007 カジノ・ロワイヤル コレクターズ・エディション」
■PS3:「PLAYSTATION 3(60GB)+007 カジノ・ロワイヤル」
少数ながらジャンルも上手くバラけて
良作揃いの今週のDVD、まずは「カジノ・ロワイヤル」から。
シリーズファンの評判も興行成績も上々で、
まだまだ当分は安泰かと思われた先代ボンド役の
ピアース・ブロスナンが自ら降板を申し出たことにより
急遽スポットライトを浴びることとなった
6代目ボンド、ダニエル・クレイグ。
ブロスナンに比べ線の細い印象のあるクレイグボンドに対して
不安視する声も多く、実際私もその一人だったのだが・・・
結果的には本作が「007」シリーズ中、最も気に入った作品となった。
本作「カジノ・ロワイヤル」は、「007」シリーズの
記念すべき第1作目のリメイクである。
上司の言うことには耳も貸さず、常に自信過剰で
手の付けられない悪ガキ風なボンドがとにかく新鮮で、
これまでのボンド像を大きく覆している。
お馴染みのBGMはもちろん、ストーリーの重厚さはそのままに
主役交代で一気に若返った新生「007」シリーズの幕開けとして
映画ファンならば絶対に観ておきたい作品。
これまで「007」シリーズに興味の無かった若い世代も
騙されたと思って一度観て欲しい。
通常DVD、ブルーレイに加え、PS3本体との同梱版も発売。
■BR-DVD:「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
■BR-DVD:「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
25日に公開の迫ったシリーズ完結編
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」に合わせ
シリーズ2作がブルーレイ版になって再登場。
大画面での鑑賞にこそ相応しい作品なので買い直してもいいのだが、
旧作の割に価格が高めなのが玉に傷。
■DVD:「のだめカンタービレ DVD-BOX」
上野樹里・玉木宏の主演で高視聴率を獲得した
人気ドラマ「のだめカンタービレ」も今週発売。
個人的には、コミック原作の実写化としては
3本の指に入るほどの成功だったのではないかと思う。
■DVD:「機動警察パトレイバー DVDメモリアルボックス」
ゆうきまさみの原作コミックをアニメ化した「パトレイバー」シリーズ。
TVシリーズ+OVAシリーズを全て収録した全15枚組BOX。
予約数では「パプリカ」に次ぐ今週のNo.2の人気ぶり。
■DVD:「パプリカ デラックス・ボックス」
■DVD:「パプリカ 通常版」
■BR-DVD:「パプリカ」
DVDのトリは「パプリカ」。
同じ筒井康隆原作と言っても「時をかける少女」ほど
分かり易い作品ではないので万人にはお勧めし辛いのだが、
「鉄コン」と並ぶ2006年度を代表する劇場用アニメであることは確か。
ミシェル・ゴンドリーの作品などがお好きな洋画ファンにも
是非一度お試しいただきたい。
詳しい内容については、以下の過去ログにて。
【紹介記事】夢と現を掻き乱す、筒井康隆×今敏の名コンビ「パプリカ」
▼今週発売の主なゲーム
■DS:「真・らき☆すた 萌えドリル 旅立ち/
DXパック」
■DS:「おさわり探偵 小沢里奈 シーズン2 1/2」
まずはDSから。
予約数では今週トップなのが「真・らき☆すた 萌えドリル」。
初回2万本の「DXパック」は既に多数のショップで予約完売で、
6月中旬に追加出荷が予定されている。
ここ最近、キャラ物の限定版は2万本でも値崩れすることが多く、
メーカーの設定も1.5万本や1万本に下がって来ていたのだが
早々と予約で完売してしまうあたり、
「真・らき☆すた」の人気沸騰ぶりがうかがえる。
「おさわり探偵 小沢里奈 シーズン2」は
「真・らき☆すた」の勢いに押されて影が薄くなってしまった。
■DS:「結界師 烏森妖奇談 式神クリーナー付き」
いかにもバンダイらしい典型的なキャラゲーアクション。
「タッチペンで結界を作る」という「種」を発見したまではいいが、
そこで満足してしまったために
花も実もつけることが出来なかった、という印象。
純粋なアクションゲームとしての出来を期待するのは危険。
原作ファンなら。
■DS:「くりきん ナノアイランドストーリー」
何者かよく分かっていない方も多そうなのがコレ。
100種類以上の「菌」を採取・育成しながら
全24章仕立てのストーリーを進めるアドベンチャーRPG。
リアルタイムシミュレーションのような戦闘シーンでは
タッチペンを使って菌に指示を出し、戦闘を有利に運ばなければならない。
アドベンチャーパートの雰囲気やキャラの絵柄、菌の育成.交換など、
メインターゲットは「ポケモン」や「カスタムロボ」を好んでプレイしている
小学生以下の男児層ではないかと思うのだが、
菌を題材にするのならば、いっそ「もやしもん」読者をターゲットにした
高年齢向けの菌育成RPGとして売り出した方が
独特の存在感をアピール出来たような気がする。
顕微鏡を覗き込んだようなスーパーリアルグラフィック版であれば
間違いなく即買いしていたのだが・・・
■PSP:「BLEACH ヒート・ザ・ソウル 4」
プラットフォームを問わず常に10万本前後を販売する
根強いファンに支えられた「BLEACH」タイトルの中でも、
最もハイペースで続編がリリースされているPSP版の最新作。
これまでの実績とキャラクター数は以下の通り。
*( )内がキャラクター数。
「BLEACH ヒート・ザ・ソウル 1」:9.0万本(6体)
「BLEACH ヒート・ザ・ソウル 2」:9.4万本(11体)
「BLEACH ヒート・ザ・ソウル 3」:10.1万本(33体)
PSP本体の普及に伴い、緩やかながら販売数も伸びている。
「BLEACH ヒート・ザ・ソウル 4」での使用可能キャラクター数は
過去最大の51体。登場キャラクターは70体以上。
ボリューム面では文句無しな上にPSP市場が好調なこともあり、
シリーズ最高記録更新に期待がかかる。
■PS2:「ぱちんこウルトラマン クリアファイル2枚組付き」
■Wii:「実戦パチスロ・パチンコ必勝法! 北斗の拳 Wii」
PS2とWiiでパチンコ・パチスロものを2本まとめて紹介。
「ぱちんこウルトラマン」は、「ぱちんこウルトラセブン」に続くシリーズ最新作。
実機は全くプレイしない私でも、挿入されるムービーや音楽が
あまりにもツボ過ぎて困るほどにツボ。
「エヴァ」のパチンコ同様、「メフィラス星人リーチ」と聞いて
笑えるジジィならファン向けグッズとして買ってしまっても良い。
「ぱちんこウルトラセブン」は実機13万台の出荷に対し、PS2版が約5万本。
本作の実機は16万台の出荷ということで、まずは前作超えが合格ラインか。
「北斗の拳」はWiiでは初(だったように思う)の
パチンコ・パチスロ関連タイトル。
これまでに発売された「パチスロ 北斗の拳」「パチスロ 北斗の拳SE」
「CR 北斗の拳 伝承」「CR 北斗の拳 強敵」「デジハネCR 北斗の拳」の
5機種を1本に収録したベスト盤的な作り。
パチスロ、パチンコ共にWiiリモコンを使った
独特の操作方法を採用している。
公式サイトに分かり易いプレイ動画が
アップされているので、興味のある方はそちらで。
■Xbox360:「ワイヤレス レーシング ホイール」
■Xbox360:「フォルツァ モータースポーツ 2」
ゲームのトリは360ユーザー期待の「フォルツァ2」。
「グランツーリスモ」路線を好むユーザーならば必携。
シミュレーターよりドライブゲーム好きな私的には
「テストドライブ」で充分満足しているので今回は見送り予定。
「ワイヤレスレーシングホイール」でのプレイを予定している方は
ソフトを後回しにしてでも先におさえておくが吉。